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ノン+フィクション の商品レビュー

2.9

10件のお客様レビュー

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2022/12/25

独特な文体と世界観、古川日出男氏の独自の言葉の氾濫が文を覆う。これはあとがきにもあったように旅行記のような小説もあり音楽、宗教、戯曲、吉増剛造氏についてなど多種多様な方向性から言葉が紡がれている。ノン+フィクション。確かにそうだ。ノン+フィクション。もう一度。小芝居みたい

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2015/09/19

古川日出男著。 頭の中で思いついたことをそのまま文字にしたような、独特の文体。 詩のような感じでもある。 それにしても読みにくく、途中で断念!

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2013/10/24

エッセイかと思ったら違いました。あれ? ノンフィクションであり、フィクションである、短編集のようなもの。 作者もあとがきで「エッセイ集を依頼されたが、いわゆるエッセイ集には全然なっていない」と言っています。 小説の草稿のような文章とか、ハワイの音楽の考察とか、アーティストのアト...

エッセイかと思ったら違いました。あれ? ノンフィクションであり、フィクションである、短編集のようなもの。 作者もあとがきで「エッセイ集を依頼されたが、いわゆるエッセイ集には全然なっていない」と言っています。 小説の草稿のような文章とか、ハワイの音楽の考察とか、アーティストのアトリエ訪問とか、いろいろ。 詩のようなリズム感のある文章は相変わらず面白い、けどバラエティに富む品ぞろえが若干落ち着かない感じ。 やっぱりこの人は、長編フィクションが読みたいです。

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2012/08/20

これもファン以外には何の意味も無いエッセイ&短編集。古川日出男に限らんけど、こういう本は『ファン向けです』と背表紙に書いとくべきだと思うんだよな。最初に取った一冊がこれになると致命的や。

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2012/02/29

むむむ、むずかしい…古川日出男だな、と言えばそれまでだし、でもいつも小説のときはかなり噛み砕いてくれていたんだな…とも思った。

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2012/01/22

一番最初の土にいたるまでの旅が良かった。ものと触れるときに大切なのは体で感じること、そして時を遡ること。体で旅をすること。 初めての作者を読むときに初めて読む作品ではなかったかも。

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2011/11/25

図書館のラベルは「913.6」小説なのだが、いろんな文章群が入ってて、おもしろかった。あとがきで、著者の古川自身が「この本は旅行記でありかつ短編集である、というのが実体にいちばん近い」(p.176)と書いている。しかも、そもそもは「エッセイ集を依頼されたが、いわゆるエッセイ集には...

図書館のラベルは「913.6」小説なのだが、いろんな文章群が入ってて、おもしろかった。あとがきで、著者の古川自身が「この本は旅行記でありかつ短編集である、というのが実体にいちばん近い」(p.176)と書いている。しかも、そもそもは「エッセイ集を依頼されたが、いわゆるエッセイ集には全然なっていない」(p.176)とあるのがおかしい。小説がいくつか、戯曲があり、詩のようなものもある。 「移動」がこの本のあちこちにある。 ▼書籍の形にまとまっていない原稿というのを、じつは大量に抱えている。(p.176) それらの文章群に、目をとおし(その際に、本人が「書いたことまるごとを忘れているものも相当あった」という)、削りに削って、編まれた一冊がこの本のかたちになった。 そのスタイルに、管啓次郎の、二十数年を経て編み直された『コロンブスの犬』と似たニオイを感じる。 (11/21了)

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2011/02/19

意味が分からん。まあ分からなくていいんですが。理解するよりも言葉自体を楽しむ作品です。フィクションとノンフィクションが混じってるそうですが、分別するのは無理っぽい。てか分けても意味がなさそう。うーん??

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2011/01/01

偶然本屋で見かけて、衝動買いしてしまった本。だって、古川さんだもの。 エッセイや小説や戯曲などを収録した作品集。 創作のための取材メモが、小説として存在しているのが、何かすごい。古川さんは、生まれながらの物書きなんだろうなと思う。

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2010/12/02

都バスの車庫わきの空き地に、黄色い菜の花が咲いている。風向きが変わる。海の匂いがする。大切なのは、体で感じることだ。音楽はどこから流れ着いたのだろう?物語は?舞踊は?彼は耳を澄まし、世界を旅した―。著者初のショート・トリップ・ストーリーズ。(「BOOK」データベースより) ...

都バスの車庫わきの空き地に、黄色い菜の花が咲いている。風向きが変わる。海の匂いがする。大切なのは、体で感じることだ。音楽はどこから流れ着いたのだろう?物語は?舞踊は?彼は耳を澄まし、世界を旅した―。著者初のショート・トリップ・ストーリーズ。(「BOOK」データベースより) ブルネイ、ハワイ、宇和島、井の頭公園。 古川さんが旅した土地から生まれた言葉たち。 この思考の中から、「サマーバケーションEP」や「サウンドトラック」が生まれてきたのかなぁ。 と、そんな事を想像しながら読むと楽しめる一冊。

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