深く聴くための本 の商品レビュー
The Japanese specialty of "reading the air" is outdated.
Posted by
一時期、「積極的自己主張」のような訳され方をしていたため、アサーションとは主張の仕方、と捉えられていることがあります。主張するだけでなく、「ききかた」に焦点をあてた点が、同じ想定の「アサーション・トレーニング」中で本書の特徴です。 「傾聴とは、相手の話しに反論せずとにかく( ...
一時期、「積極的自己主張」のような訳され方をしていたため、アサーションとは主張の仕方、と捉えられていることがあります。主張するだけでなく、「ききかた」に焦点をあてた点が、同じ想定の「アサーション・トレーニング」中で本書の特徴です。 「傾聴とは、相手の話しに反論せずとにかく( 格好だけでも)黙って聞くこと」 と、こともなげに言う人をよく見かけますが、それが「自分は目下の人の話しなんか聞くつもりはない」と人を見下す態度をとっているのだ、とわからないひとがそれだけ多いことの証明かもしれません。 裏を返せば、それだけ、人の話しをちゃんと聴くことは難しいです。人の話しを遮って持論を展開して嫌がられるよりはいいとしても、「黙ってうなづいていればよい」、という単純なものではありません。 ではどうやったら、クレームを聴けるのか、どんな表情をすればいいのか、など、自分で気づいておくべき具体的ポイントが挙げられているので、すぐに役にたてることができます。 一方で、やや、書いてあることが著者の一見解にとどまっている感じをうけます。とくに冒頭の「傾向確認リスト」に統計的な裏付けがないことなどは割り引いて読まないと、これをもって「診断」とするのはやや行き過ぎな印象です。
Posted by
アサーションは「言う」と「聴く」の両輪であるという論旨から、特に「聴く」ことに重きが置かれ解説されている。対人関係に悩む一般の方はもちろん、臨床家にもオススメの一冊。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アサーションの両輪は自分のことを表現することと、相手のことをしっかり聴くこと。 どっちも相当練習しないと難しいなと思った。 ・自己開示:この人は話してもいい相手か、どのくらい話してもいいか、判断が大事。 ・自分のことを「少しだけ見せる」という覚悟も必要かも ・自分が納得して(立場や状況を)選べていれば、他の人が自分と違っていてもさほどカリカリしない。
Posted by
アサーティブコミュニケーションにおいて、とくに聴くことに重点をおいた内容。 アサーティブコミュニケーションの基本的な理論や考え方に基づいてわかりやすく説明されている。
Posted by
アサーションの本はほかにも読んだことがありますが、この本は実践向けというよりはアサーションの定義の説明のように思います。 もう少し、分かりやすく言葉のやり取りを多く書かれていたらもっとよかったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
相手の話も聞き、自己も主張する。 そのバランスを大事にする。一方的にしゃべるのではなく、理由を述べながら拒絶する。 私は、今まで一方的な拒絶か、無理矢理受け入れていたかという選択をしていた。
Posted by
- 1