ミステリ・オールスターズ の商品レビュー
超豪華な特選幕の内弁当みたいな本だよ。辻真先、北村薫、芦辺拓、柄刀一、…の短編に、有栖川有栖→光原百合→綾辻行人→法月綸太郎→西澤保彦のリレーミステリ!短編だから一つ一つはちょっと物足りない感じもあるけどこれだけそろってるってだけでもすごいよな。今まで読んだ事のない作家さんを体験...
超豪華な特選幕の内弁当みたいな本だよ。辻真先、北村薫、芦辺拓、柄刀一、…の短編に、有栖川有栖→光原百合→綾辻行人→法月綸太郎→西澤保彦のリレーミステリ!短編だから一つ一つはちょっと物足りない感じもあるけどこれだけそろってるってだけでもすごいよな。今まで読んだ事のない作家さんを体験するためにもいい感じ。
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23人の作家の短編+5人の作家によるリレー小説 どれも一編かなり短く15分程度で読めちゃう物ばかり。 お得感満載な1冊
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【収録作品】Ⅰ 「完全犯罪あるいは善人の見えない牙」 深水黎一郎 「続・二銭銅貨」 北村薫 「〈静かな男〉ロスコのある部屋」 早見裕司 「水密密室!」 汀こるもの 「二毛作」 鳥飼否宇 「奥の湯の出来事」 小森健太朗 「星空へ行く密室」 村瀬継弥 「深夜の客」 山沢晴雄 Ⅱ 「...
【収録作品】Ⅰ 「完全犯罪あるいは善人の見えない牙」 深水黎一郎 「続・二銭銅貨」 北村薫 「〈静かな男〉ロスコのある部屋」 早見裕司 「水密密室!」 汀こるもの 「二毛作」 鳥飼否宇 「奥の湯の出来事」 小森健太朗 「星空へ行く密室」 村瀬継弥 「深夜の客」 山沢晴雄 Ⅱ 「位牌」 伊井圭 「腕時計」 小島正樹 「少しの幸運」 森谷明子 「受取人」 奥田哲也 「最後の夏」 松本寛大 「羅漢崩れ」 飛鳥部勝則 Ⅲ 「長い廊下の果てに」 芦辺拓 「幻の男」 藤岡真 「密室の鬼」 辻真先 「ある終末夫婦のレシート」 柄刀一 「完全無欠の密室への助走」 早見江堂 Ⅳ 「騒がしい男の謎」 太田忠司 「つまり誰もいなくならない」 斎藤肇 「神々の大罪」 門前典之 「蒼淵家の触手」 井上雅彦 リレーミステリ「かえれないふたり」 第1章 不安な旅立ち 有栖川有栖 第2章 失われた記憶 光原百合 第3章 増殖する影 綾辻行人 第4章 双子の伝承 法月綸太郎 終章 災厄の結実 西澤保彦 序文が悪い冗談に見える。本格ミステリを愛する者としては残念ながら、ひねったつもりか、気の抜けた変化球が多く、正面から勝負していない印象を受けた。
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+++ 辻真先、北村薫、芦辺拓、柄刀一ほか23人による書き下ろし短編に加え、有栖川有栖、光原百合、綾辻行人、法月綸太郎、西澤保彦によるリレーミステリを収録!本格ミステリ作家クラブ創立10周年特別企画。 +++ セクションⅠ:オーソドックスな謎解きの中にもひねりを加えたもの ...
+++ 辻真先、北村薫、芦辺拓、柄刀一ほか23人による書き下ろし短編に加え、有栖川有栖、光原百合、綾辻行人、法月綸太郎、西澤保彦によるリレーミステリを収録!本格ミステリ作家クラブ創立10周年特別企画。 +++ セクションⅠ:オーソドックスな謎解きの中にもひねりを加えたもの 深水黎一郎/北村薫/早見裕司/汀こるもの/鳥飼否宇/小森健太朗/村瀬継弥/山沢晴雄 セクションⅡ:犯罪心理や事件の奥にひそむ闇に着目したもの 伊井圭/小島正樹/森谷明子/奥田哲也/松本寛大/飛鳥部勝則 セクションⅢ:本格ミステリのパロディ精神、自己ツッコミに注目 芦辺拓/藤岡真/辻真先/柄刀一/早見江堂 セクションⅣ:理詰めの果てに見えたカオスを描いたもの 太田忠司/斎藤肇/門前典之/井上雅彦 リレーミステリ:かえれないふたり 有栖川有栖→光原百合→綾辻行人→法月綸太郎→西澤保彦 本格ミステリクラブ発足から十年という節目を記念して企画された一冊だそうである。 みるからに贅沢なラインナップではないか。それぞれの作品は掌編と言ってもいいくらいの短さなのだが、著者の方々がこの企画を愉しんでいらっしゃるのがわかるようなものばかりである。締めくくるように配されたリレーミステリも垂涎ものである。バトンを受け取った著者のわくわく感が伝わってくるようだ。とても愉しい一冊だった。
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読了、85点。 23人の作家の短編+5人の作家によるリレー小説が収録されているお得感あふれる短編集。ちなみにリレー小説も15ページ程の短編。 今まで読んだ事のある作家さんは10人前後で未知の多くの作家さんと出会う事が出来ました。 そしてそれ以上に素晴らしかったのは、短編ミステ...
読了、85点。 23人の作家の短編+5人の作家によるリレー小説が収録されているお得感あふれる短編集。ちなみにリレー小説も15ページ程の短編。 今まで読んだ事のある作家さんは10人前後で未知の多くの作家さんと出会う事が出来ました。 そしてそれ以上に素晴らしかったのは、短編ミステリーの良さを教えてくれた点です。 今まで自分は短編小説は、各短編の分量にしても、1冊の小説に収録されている本数にしても、物足りないっ!という言葉に尽きる印象を持っていましたが、この小説は見事にそれを払拭してくれました(そう思ってるのは今だけかも知れないけど)。 本当にネタ一本で勝負して肉付けをどんどん削ぎ落として行ったら20ページ程度の短編になっちゃうんだな~とある種感心させられました。 とは言え色んな作家さんが持ち味発揮してるから短いけど次から次へと手を変え品を変えという感じで本を捲る手がさくさく進む。 オムニバスならではという利点が上手く活かされていました。 こうなると今まで友人に薦められつつもなんとな~く二の足を踏んでいた『異形コレクション』あたりを読みたくなり始めたなと。 印象に残った短編としては、 小島正樹「腕時計」 張り切りすぎというか頑張りすぎというか。 森谷明子「少しの幸運」 短いながらも主人公の心情とあのシーンは上手く描かれてました。 松本寛大「最後の夏」 物語の雰囲気やラストが非常に好み。 柄刀一「ある終末夫婦のレシート」 こんなのもミステリーに仕上がっちゃうのか、、、のか? あとリレー小説、そうと知らずに普通の短編小説として読むと正直詰まらないですよ。でも作家さんを知った上で読むと楽しめそう、自分は光原さんという作家さんは全く知りませんし、有栖川、法月両氏は数作読んだ程度、綾辻、西澤両氏は結構読んでるつもりですが、かなり楽しめました。 最初の二人が走り幅跳びのつもりで助走を付けたら、綾辻がどこからともなく棒高跳び用の棒を持ち出してきて、法月さんが必死で歩幅を調節して、西澤さんが何とか飛び切ったというか、、、 綾辻さんはやっぱり綾辻さんでしたってことで、この路線がどうも苦手な自分としては、館シリーズの新作らしい奇面館はどうも期待し辛いぞ、とかそんなことを考えてしまいます。 また西澤さんは西澤さんでしっかりエロティック路線を入れる辺りね、自然に書いちゃってるんでしょうか? 兎にも角にも企画としては面白かったです。こういう遊び心溢れる作品は好きだなぁ。 でも最後に一つ突っ込ませて貰えば、あんまり書き込み出来ないせいか動機が男女トラブルばかりで被り過ぎじゃないかあああ
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本格ミステリ作家クラブ創立10周年特別企画本。 Ⅰ 「完全犯罪あるいは善人の見えない牙」深水黎一郎 「続・二銭銅貨」北村薫 「【静かな男】ロスコのある部屋」早見裕司 「水密密室!」汀こるもの 「二毛作」鳥飼否宇 「奥の湯の出来事」小森健太郎 「星空へ行く密室」村...
本格ミステリ作家クラブ創立10周年特別企画本。 Ⅰ 「完全犯罪あるいは善人の見えない牙」深水黎一郎 「続・二銭銅貨」北村薫 「【静かな男】ロスコのある部屋」早見裕司 「水密密室!」汀こるもの 「二毛作」鳥飼否宇 「奥の湯の出来事」小森健太郎 「星空へ行く密室」村瀬継弥 「深夜の客」山沢晴雄 Ⅱ 「位牌」伊井圭 「腕時計」小島正樹 「少しの幸運」森谷明子 「受取人」奥田哲也 「最後の夏」松本寛大 「羅漢崩れ」飛鳥部勝則 Ⅲ 「長い廊下の果てに」芦辺拓 「幻の男」藤岡真 「密室の鬼」辻真先 「ある終末夫婦のレシート」柄刀一 「完全無欠の密室への助走」早見江堂 Ⅳ 「騒がしい男の謎」太田忠司 「つまり誰もいなくならない」斎藤肇 「神々の大罪」門前典之 「蒼淵家の触手」井上雅彦 リレーミステリ「かえれないふたり」 第一章「不安な旅立ち」有栖川有栖 第二章「失われた記憶」光原百合 第三章「増殖する影」綾辻行人 第四章「双子の伝承」法月綸太郎 第五章「災厄の結実」西澤保彦 全部書き下ろしの短編集。なんとも豪華ですね。 ただ全部が全部名作かといえばそういうわけでもなく、やはりそこは玉石混合。 しかしミステリの好みは千差万別。 自分好みの作品を見つけてみてはいかがでしょうか? ちなみに私はセクションⅡ(犯罪心理や事件の奥に潜む闇に着目した作品群)に好みのものが多くありました。 一番度肝を抜かれたのは柄刀さんの「ある終末夫婦のレシート」でしたけどね。 これはある意味すごい作品ですww。
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途中まで読んで放置中です… こういうアンソロジー的なやつって 当たり外れあるから手が進まないんですよねえええ。
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本格ミステリ作家クラブ23人による超豪華な 顔ぶれの全作書き下ろしの短編アンソロジー。 それぞれが力の入った短編を披露している事は 読んでいて明らかに分かります。流石に作家クラブの 設立10周年特別企画です。 今まで未読の作家さんも多く、そしてその方々が 困った事に面白かったり...
本格ミステリ作家クラブ23人による超豪華な 顔ぶれの全作書き下ろしの短編アンソロジー。 それぞれが力の入った短編を披露している事は 読んでいて明らかに分かります。流石に作家クラブの 設立10周年特別企画です。 今まで未読の作家さんも多く、そしてその方々が 困った事に面白かったりと自分的には発見も多く 実に身になる一冊でしたね、 ただ、作品数も多くて一気読みすると最初の作品の 印象をうっすら忘れるので序々に読む事を オススメしますw。 参加作家さんは以下。 芦辺拓、飛鳥部勝則、伊井圭、井上雅彦、太田忠司、 奥田哲也、北村薫、小島正樹、小森健太朗、斎藤肇、 柄刀一、辻真先、鳥飼否宇、早見裕司、深水黎一郎、 藤岡真、松本寛大、汀こるもの、村瀬継弥、森谷明子、 門前典之、早見江堂、山沢晴雄、有栖川有栖、光原百合、 綾辻行人、法月綸太郎、西澤保彦。 あー。感想省いて行数稼いだw。
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本格ミステリ作家クラブ創立10周年特別企画。 それぞれが力のある作家なので、みんなが長編を書いては収集がつかない。 そこで原則30枚を目処に、短いがこれぞ本格といえるミステリを持ち寄ろう-。 というわけで、クラブ員による23編の短編と5名によるリレー小説が収録されています。 執...
本格ミステリ作家クラブ創立10周年特別企画。 それぞれが力のある作家なので、みんなが長編を書いては収集がつかない。 そこで原則30枚を目処に、短いがこれぞ本格といえるミステリを持ち寄ろう-。 というわけで、クラブ員による23編の短編と5名によるリレー小説が収録されています。 執筆陣は 第1セクション 深水黎一郎・北村薫・早見裕司・汀こるもの・鳥飼否宇・小森健太郎・村瀬継弥・山沢晴雄 第2セクション 伊井圭・小島正樹・森谷明子・奥田哲也・松本寛大・飛鳥部勝則 第3セクション 芦辺拓・藤岡真・辻真先・柄刀一・早見江堂 第4セクション 大田忠司・斉藤肇・門前典之・井上雅彦 リレーミステリ 有栖川有栖・光原百合・綾辻行人・法月綸太郎・西澤保彦 各セクションは作風ごとに分けられています。 第1セクションはオーソドックスな謎解きの中にもひねりを加えた作品。 この中では深水さん「完全犯罪あるいは善人の見えない牙」がよかったですね。 鳥飼さんの「二毛作」は綾鹿市シリーズ(?)。 変態増田准教授の登場でしたが、こうして他の作品たちと並ぶと浮きますね・・・。 汀さん、小森さん、山沢さんも自身のシリーズのキャラを使っていたのかな? 初めての作家さんたちで、ちょっと疎外感が・・・。 第2セクションは犯罪心理や事件の奥にひそむ闇に着目した作品 この中では飛鳥部さん「羅漢崩れ」ですね。 こういうホラーじみた話を現実に戻してくれる作風は大好きです。 この間読んだ作品は合わなかったのだけど、他の作品も読んでみようかな。 第3セクションは本格ミステリのパロディ精神、自己ツッコミに注目した作品 もうダントツ柄刀さん「ある終末夫婦のレシート」。 視覚のインパクトにもやられました。もう、想像が広がって広がって・・・。 あと早見さん「完全無欠の密室への助走」の皮肉な真相も好きです。 第4セクションは理詰めの果てに見えたカオスを描いた作品 この中では斉藤さん「つまり誰もいなくならない」か、門前さん「神々の大罪」かな。 斉藤さんのメタっぽさがちょっと苦手ではありましたが、こういうシニカルさは好きです。 最後のリレーミステリ「かえれないふたり」。 これって・・・。破綻してないですか・・・? しかも戦犯は綾・・・。 以降の法月さん、西澤さんの苦労を察するに・・・。持ち直す技量に惚れ惚れしてしまいました。 それにしても本当に豪華な作品集です。 普段読まない作家さんの作品を読めたのも楽しかったです。半数以上がお初の作家さん。 でもどうやって執筆者を選んだのでしょう? この中に道尾秀介さん、三津田信三さん、大山誠一郎さん、殊能将之さん、麻耶雄嵩さんがいたら、もっとヒネリの効いた本格が読めてより嬉しかっただろうなぁ。 なんてないものねだりしてしまいました。
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さまざまな形での「ミステリ」短編アンソロジー。しっかりかっちり大真面目に本格なものあり、遊び心のあるものあり。とにかく豪華です。 お気に入りはいろいろあるけれど。やはり柄刀一「ある終末夫婦のレシート」が最大のインパクトでした。これって果たして小説なの? だけどしっかりとミステリ。...
さまざまな形での「ミステリ」短編アンソロジー。しっかりかっちり大真面目に本格なものあり、遊び心のあるものあり。とにかく豪華です。 お気に入りはいろいろあるけれど。やはり柄刀一「ある終末夫婦のレシート」が最大のインパクトでした。これって果たして小説なの? だけどしっかりとミステリ。ストーリーを想像させられてしまいます。 飛鳥部勝則「羅漢崩れ」も好き。かなりホラーテイストで、根っこは本格で、ラストにぞくぞくさせられました。好きな味わいです。
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