グランドマスター！ 名もなき勇者の物語 の商品レビュー

樹川さとみ【著】

2013/06/19

シリーズ最終巻。発売するたびに読んでいたのですが、今回通しで読み直ししました。再読して再び思ったことは「中年のハルさん見たかった」ってことだ。挿絵が少ない･･･。３度死に、２度甦ったシアシーカ。最後の空の棺とノースソールの「総長」という台詞から彼女が３度目の生を受けたと確信しています。･･･返す返すも番外編１本欲しい。

2011/01/12

　シリーズ完結編。
　今までのこの著者の印象は「設定はあるんだけど物語に必要な（もしくは見せて面白い）設定以外は出さない」ってものだったんだけど、「グランドマスター！」シリーズは随分と設定重視だなぁと言うのが、正直な感想。
　キャラのエピソードよりも設定情報だなぁと感じる箇所が多かった。

　おかしな姫総長シアシーカの天然っぷりが「演技」っぽいと感じたのは、設定上正しい表現と思うけど、そうなると「おかしな」という部分で素直に笑えない感があった。もちろん笑えるところもあったけれど、後半は姫総長がほとんど出ず、寂しかった。
　私は、シリアスな設定を笑い飛ばすような話が好みなだけなんだろうな。

2010/12/18

やっとフィナーレ。
けれどダッシュというか…最後が見えないフィナーレ。
本当に終わるのかと疑って読んでいましたが
一応話は終わりました。

あちらこちらでの単品の行動。
本筋の人達の行動。
ばらばらになっていたものが、また紡がれて
大きな太い糸になって…。

が、後はご想像におかせします、的な終わりはどうなのでしょう？
しかも視点が、面倒くさがりの彼の目線。
ここまで来てあなたですか！？　という感じです。
…いや、本体（？）から目線は駄目でしょうからいいんですけど。

３度目の死を迎えた彼女。
ならば、その後に待っているのは…？
幸せを想像できる最後ではありましたが
全体的に何だか納得がいかないものがありました。

2010/10/09

面白かったんだけど、ちょっとしっくりこない部分もあり…も一度最初から全部読み直してみようかな；と思っている。基本的に笑いながらシリアスな感じの作家さんではあるが、このシリーズの最後をノールソールが〆るとは思わなかったなぁ。

2010/10/05

○感想

　樹川さんの描かれる組織って、結構好きだなと思います。
　しぶといじいさんとか、読んでるだけなら好きかもしれない。
　その感動の結末にそのあとがきはない(笑)
　公会議のあれは知ってましたが、まさかこんなところで読むことになるとは、です。

20101004

2010/10/05

ついに完結ですね。
読み終わって思ったのが、もう1折か2折増やせなかったのかな～って思いました。
ハルさんの気持ちや、光と闇の女神の背景・・・当然ながら祭司の背景などもう少し深掘りできれば
より一層よかったなぁって思うわけです。
この巻まで付き合ってる読者なら640円でもだしますよｗ

恋愛色が薄いせいなのか、キャラ萌えもないせいなのか、ラノベっぽくないので、ラノベユーザーというより物語が好きな人が結構買ってる気がするし。

ハルさんの心情があまり見えないところを憶測するからこそ、この作品は気持ちに残る気がします。
こちら側が彼の行った行動とかをいろいろ考えてこういう気持なのかなぁ。
考え方ってこうなのかなぁ。とか考えてみることで光る作品ですね。

やっぱ好きな作家さんの一人だなぁって思いました。

2010/10/03

最後まで読み終わってまずしたのは、落丁がないかページ数を確認することでした。
というくらい最後が尻切れトンボだった……
11冊続いた割には、最後が駆け足過ぎて残念。

2011/07/30

正直、最後のほうはグダグダ感がなきにしも。
そういう設定のようだけど、やはりヒロインがしゃべらなく
なっていくのはキツイものがある。
今までが今までだけにな。

前シリーズがはっちゃけすぎてたせいもあるけど、
本来、この作者のノリってこの最後のあたりなのかなあ。

さて、次はどうなるか。