小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡 の商品レビュー
小惑星探査機はやぶさが地球から30億キロ離れた小惑星に着陸し、サンプルを採取して地球に帰還するという世界初のプロジェクトを開発責任者が語った講演で、はやぶさに興味を持って本書を読んだ。 同プロジェクトにおいては、航行中に世界初のイオンエンジンが壊れたり、探査機との通信が全く途...
小惑星探査機はやぶさが地球から30億キロ離れた小惑星に着陸し、サンプルを採取して地球に帰還するという世界初のプロジェクトを開発責任者が語った講演で、はやぶさに興味を持って本書を読んだ。 同プロジェクトにおいては、航行中に世界初のイオンエンジンが壊れたり、探査機との通信が全く途絶えたりのトラブルが頻発し、幾多のトラブルをメンバーが必死に知恵を絞り乗り越えて、奇跡的に地球に帰還するという物語があった。 本書に対して、数々の絶望的なトラブルを乗り越えていく人間ドラマを期待したが、ドラマよりも科学者が技術的視点から解説する内容で、物語的な記述は少なかった。しかし日本人の偉業を知れて、改めて宇宙に興味を持てる1冊であった。
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あの的川さんが書かれた『はやぶさ』本。解りやすく解説されてます。個人的にはもっと技術談・苦労話をガッツリ書いてほしい…。お忙しい方なので望むのは酷かもしれませんね
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はやぶさ本何冊目だ?でも何冊読んでも泣いてしまう。ただし、未だにリアクションホールの意味がわからない
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宇宙茶会の影響で早速読了!やっぱり宇宙にはロマンがつまっている!息子、宇宙飛行士にならないかなあ?笑
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昨年世界を沸かせた小惑星探査機「はやぶさ」。 本書は「はやぶさのおじいちゃん」こと的川氏が「はやぶさ」の計画の始まりから終わりとその後までについて語ったものです。 5月にJAXAより「はやぶさ2」の計画も発表されました。 この機会に改めて日本の宇宙開発者の思いに触れてみませんか。...
昨年世界を沸かせた小惑星探査機「はやぶさ」。 本書は「はやぶさのおじいちゃん」こと的川氏が「はやぶさ」の計画の始まりから終わりとその後までについて語ったものです。 5月にJAXAより「はやぶさ2」の計画も発表されました。 この機会に改めて日本の宇宙開発者の思いに触れてみませんか。 <2011年7月 図書館員のオススメ> T.A.
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小惑星探査機「はやぶさ」の軌跡と奇跡、その全てを見つめ続けてきたいわゆる「JAXAの中の人」による感動ドキュメンタリー。はやぶさを見守り応援し続けた日本中の人たちの熱い思いがたっぷりと詰まった一冊です。泣けます。
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熱い技術者だましいあふれる本。 エンジニアの仕事ってこうだよね. つぎからつぎへとトラブルを乗り越える、最高
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(2010.10.15読了)(2010.10.06借入) 小惑星探査機はやぶさに関する3冊目の本です。 的川さんは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に所属していますので、はやぶさの現場に近いところにいます。従って、他の著作にはない話が出てくるかなと期待して読んだのですが、あまりそ...
(2010.10.15読了)(2010.10.06借入) 小惑星探査機はやぶさに関する3冊目の本です。 的川さんは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に所属していますので、はやぶさの現場に近いところにいます。従って、他の著作にはない話が出てくるかなと期待して読んだのですが、あまりそのようなことはありませんでした。吉田さんの本か山根さんの本をすでに読んでいる方は、読む必要はありません。 まだはやぶさに関する本を読んだことがなくできるだけ薄い本がいいという方にお勧めです。はやぶさが送り届けたカプセルの展示のにぎわいや、「はやぶさ2」に予算がついた話も書いてあります。 家の神さんは「はやぶさ」のファンで、はやぶさが生き物あるかのように感じるようです。とくに、はやぶさが地球の大気圏に突入して燃え尽きるところでは、涙が出てきてしまうそうです。はやぶさが何度も故障してしまうのは、作った人の技術が悪いからという人がいることを怒っています。けなげに頑張っているのに、なんでそんなことを言うのだろう、と言うのです。 宇宙の過酷な環境は、地球上では、なかなか再現できないでしょうし、4年から7年もの間直接触ることができないので、大変です。 それでも、コンピュータのプログラムを送信して、動作する条件や手順を変更できるのは、便利です。ただ、プログラムをミスると、取り返しのつかないことになったりもするので、プログラムのチェックは、充分行う必要があるでしょう。(複数の体制にするとか。現在どうしているかは書いてないのでわかりませんが。) 地球の外に探査機を飛ばして観測を行うのは、ハレー彗星の時と言うことです。 1985年1月7日に、ハレー彗星探査機「さきがけ」を発射。 1985年8月19日、ハレー彗星探査機「すいせい」を発射。 地球や月などの重力を利用して、探査機のむかを方向と速度を変更するスィングバイと言う方法は、1990年の「ひてん」で行った。 1998年7月4日、火星探査機「のぞみ」が発射された。「のぞみ」は、火星に近づいたが、周回はできなかった。 小惑星サンプルリターン小研究会は1985年6月に開かれた。 小惑星サンプルリターン計画は、1995年8月に正規に認められた。 地球以外の星から石のサンプルを持ち帰ることは、サンプルリターンと呼ばれている。 2003年5月9日、小惑星探査機「はやぶさ」打ち上げ。 2005年9月30日、イトカワへ到着。 2010年6月13日、「はやぶさ」地球帰還、カプセル回収。 ●「はやぶさ」は鉄腕アトム(44頁) 地球から小惑星イトカワまでの距離は、「はやぶさ」が到達する時点では、3億kmあります。電波が届くのに16分かかりますので、地球からの指令で動かすとすると、「はやぶさ」が自分の状況を地球に知らせてきて、その状況に応じた指令を送り返してやると「はやぶさ」がその指令を実行するのは、32分後と言うことになります。 それでは、咄嗟のときには、間に合いません。 そこで、起きそうな事態を想定して、コンピューターに自立機能が付与されています。つまり、「はやぶさ」は自律型ロボット「鉄腕アトム」のようなものなのである。 ☆関連図書(既読) 「ハレー彗星の科学」的川泰宣著、新潮文庫、1984.03.25 「月をめざした二人の科学者」的川泰宣著、中公新書、2000.12.20 「はやぶさ」吉田武著、幻冬舎新書、2006.11.30 「小惑星探査機はやぶさの大冒険」山根一眞著、マガジンハウス、2010.07.29 (2010年10月16日・記)
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はやぶさチームを管制室で見続けていた、人物が的確にはやぶさのたびを振り返っている。詳しい説明は、他の作品に任せるとして、はやぶさのため自ら漁業組合の人と腹を割って飲みあって糖尿病になったりとあまり語れていない話もある。 はやぶさ関連で初めて買う人には、ページも少なく読みやすいので...
はやぶさチームを管制室で見続けていた、人物が的確にはやぶさのたびを振り返っている。詳しい説明は、他の作品に任せるとして、はやぶさのため自ら漁業組合の人と腹を割って飲みあって糖尿病になったりとあまり語れていない話もある。 はやぶさ関連で初めて買う人には、ページも少なく読みやすいのでお勧め。
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