無窓 の商品レビュー
なぜか空海に興味が湧いてしまいました。 仏教の歴史と、宗教を輸入した人間に対する著者の想像力には迫力があります。 私の場合、辞書を片手に読まないと理解半分といった表現が多くあって、読み進めるのに苦労しました(汗 めし、豆腐などのテーマは、もし今、御本人に語ってもらえたとしたら...
なぜか空海に興味が湧いてしまいました。 仏教の歴史と、宗教を輸入した人間に対する著者の想像力には迫力があります。 私の場合、辞書を片手に読まないと理解半分といった表現が多くあって、読み進めるのに苦労しました(汗 めし、豆腐などのテーマは、もし今、御本人に語ってもらえたとしたら、この時とは違う切り口のロジックがでてきそうな気がします。
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既刊の単行本に解説が加わった本の編集になっています。 解説で松本巌氏が伊豆韮山の江川太郎左衛門邸の銅版葺きの屋根を嘆いています。著者である白井晟一は改修前の屋根を見てエッセイを書いていますが、昭和32年より前のことなのでしょう。「茅山が動いてきたような茫漠たる屋根と大地から生え出...
既刊の単行本に解説が加わった本の編集になっています。 解説で松本巌氏が伊豆韮山の江川太郎左衛門邸の銅版葺きの屋根を嘆いています。著者である白井晟一は改修前の屋根を見てエッセイを書いていますが、昭和32年より前のことなのでしょう。「茅山が動いてきたような茫漠たる屋根と大地から生え出た大木の柱群」(P109)の柱に私は感動しましたが、茅葺屋根は失わなわれたのでした。本文はポイントも大きく読みやすいです。
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