夜はあどけなく(文庫版) の商品レビュー
本棚で目についたので再読。 ブクログではレビューをあげてないので、 この機会にオススメも兼ねて☆ この作品、ホントに大好きで何度も読み返してるんですが、電子化されてないのがとても残念(T_T) 大学生で家庭教師の永(はるか)と、 中学生で教え子の隆明の物語。 もしかしたら隆明...
本棚で目についたので再読。 ブクログではレビューをあげてないので、 この機会にオススメも兼ねて☆ この作品、ホントに大好きで何度も読み返してるんですが、電子化されてないのがとても残念(T_T) 大学生で家庭教師の永(はるか)と、 中学生で教え子の隆明の物語。 もしかしたら隆明の年齢がoutって人もいるかな? 隆明は母親から性的虐待を受けており、自傷行為を繰り返しています。愛し方も愛され方も分からず暴走する隆明を、真っ向から受け止めようとする永。 精神的に不安定で、永に執着するあまり、結果的に自分も永も傷つけてしまう隆明のジレンマ、一方の永もそんな隆明を包み込める大人であろうとします。 序盤は本当に痛いし辛いんですが、高校生になった隆明が自分を見つめ直し、終盤では心身ともにボロボロになった永を包み込むまでに成長します。 このときに隆明が永に向かって言った言葉の数々が、隆明にとって永がどれほどの存在なのかを伝えてくれます。 「俺にとってのはるかになりたい」 泣けます…。゚(゚´Д`゚)゚。 こちらはぜひ単行本版ではなく、 コミック文庫版を読んでください。
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