あなたが変われば部下が変わる の商品レビュー
著者はセミナー業界で管理職研修NO1講師と評され、年間で100回以上の研修・セミナー・講演を行っている。研修セミナーにおいては、特に「心構えによって行動が変わり、人生まで変わる」を持論にしており、実習とディスカッションを織り交ぜて双方向の参加型研修により、気づきを促し、やる気を起...
著者はセミナー業界で管理職研修NO1講師と評され、年間で100回以上の研修・セミナー・講演を行っている。研修セミナーにおいては、特に「心構えによって行動が変わり、人生まで変わる」を持論にしており、実習とディスカッションを織り交ぜて双方向の参加型研修により、気づきを促し、やる気を起こさせる手法は高い評価を得ている。 著書に「社長に好かれるリーダーになれ」「管理者としてやっていいこと・わるいこと」等多数。 ①危機感がない ②無責任がはびこっている ③コミュニケーションが悪い 上記に該当する企業は、職場に活気もなく、社員も元気がない。 どの企業にも、人・物・金・情報・時間・技術等の経営資源があり、その経営資源をどれだけ効率良く活用するかがその企業の業績に直結する。そしてその中で一番大事なのが「人」である。人が商品やサービスを開発し、製造し、販売し、配送し、回収する。 人の能力向上の必要性の中で、幹部や管理者は先ず「自らが毎日成長すること」が必要であり、「できる部下を育成すること」が求められている。 本書は「できる部下を育成する」ための基本的内容と、管理者として身につけるべき内容を以下の6章により紹介している。 ①部下の長所を徹底的に伸ばそう ②良い人間関係が仕事の成果を上げる ③できる部下を育成する ④やる気を引き出す「教」<「育」 ⑤ワンランク上に挑戦させる指示・命令 ⑥管理者として自覚すべきこと 人は変えることは難しい。 変えることができるのは自分。 昔からよく言われていること。 本書は部下の指導だけにとどまらず自分自身管理者として身に着けておくべきことにもしっかりとフォーカスして説明されている。 管理者としての能力が部下の育成にどのように活用されるかという点の説明については実務にも活かせることが多く勉強になった。 自分の成長でさえも難しい。 それは一日ではもちろん出来ず、心そして行動の二つの歯車がくるくると回り続けることにより前に進む。 行ったり来たり。 時には根気も必要であり、人それぞれに進むべき進みたい道も違う。そこを理解してやりながら継続的に定点観測を行い、必要に応じて口と助力を行う必要がある。 自分の成長より難しい他人の成長。 しかし、自分のミッション。成長を行う過程の中で部下の成長に貢献するというミッションを組み込むことは自分の人生においても大きなプラスとなることは確かなことである。
Posted by
- 1