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僕らが作ったギターの名器 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2023/03/30

前から読んでみたい本だったけど、たまたまFaceBook か何かで話題にあがっていてAmazonにリンクが張ってあったのでポチッとしてしまった本。 椎野秀聰さんって方は、日本のフォークギターブーム、エレキギターブームの時にいろいろなメーカーが作るギターをプロデュースして来た人。 ...

前から読んでみたい本だったけど、たまたまFaceBook か何かで話題にあがっていてAmazonにリンクが張ってあったのでポチッとしてしまった本。 椎野秀聰さんって方は、日本のフォークギターブーム、エレキギターブームの時にいろいろなメーカーが作るギターをプロデュースして来た人。 ここ浜松では楽器作りに携わってる方が多いだろうから、この方と一緒に仕事をした事がある方も大勢いらっしゃるのではないだろうか。 ギターが好きな人なら読んでみると面白いかもしれない。 また、楽器制作に携わっている方も読んでみるとイイかもしれない。 「そりゃまあ、そうだろうけど、現実はねぇ・・・」って話がいっぱい書いてある。 ここに、この本の触りみたいな事が書いてあるので興味のある方はどうぞ。 http://www.ventureza.jp/interview/index014.php さて、大学の頃に買ったTokaiのギターケースに、(なぜか)PACOのステッカーが貼ってある。 渋谷に、この椎野さんが作ったPACOって楽器屋さんが有って、ギター小僧だった私は、そこに行った事があるのか? ぜんぜん覚えてないんだけどね。 椎野さんが作った代表のギター、H.S.AndersonのMad Cat Princeが使って有名になったけど、かっこいいねぇ。 まあ、PrinceのMad Catはモリダイラ製じゃなくてホーナー製って事らしいけどね。 あ、ちなみに、H.Sってのは椎野秀聰さんのイニシャル、アンダーソンはオートバイのマン島TTレースにスズキのバイクに乗っていたHugh Andersonから取ったとの事。

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2018/04/04

『あの会社はこうして潰れた』(日経プレミアシリーズ)の中で、事例として紹介されていたベスタクス株式会社と椎野秀聰氏のことが気になり、手にとった一冊。 ものづくりや事業のあり方についても考えさせられた。また、今までギターに興味を持ったことはなかったけれど、この本を読んでいるうちにギ...

『あの会社はこうして潰れた』(日経プレミアシリーズ)の中で、事例として紹介されていたベスタクス株式会社と椎野秀聰氏のことが気になり、手にとった一冊。 ものづくりや事業のあり方についても考えさせられた。また、今までギターに興味を持ったことはなかったけれど、この本を読んでいるうちにギターを手に取ってみたいと感じた。

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2017/04/28

何気なく図書館で手に取った本だったが、読んでみたら完全に引き込まれた。著者の椎野さんが立ち上げたESPというブランドは、自分もギター弾きなのでもちろん知っている。どころか、30数年前、大学生だった頃、ESPの社長さんの家で家庭教師のアルバイトをしていたことがある。なにせ記憶が怪し...

何気なく図書館で手に取った本だったが、読んでみたら完全に引き込まれた。著者の椎野さんが立ち上げたESPというブランドは、自分もギター弾きなのでもちろん知っている。どころか、30数年前、大学生だった頃、ESPの社長さんの家で家庭教師のアルバイトをしていたことがある。なにせ記憶が怪しいのだが、苗字が椎野さんだったような記憶がある。もともとは中学生の頃からドラムを親戚のおじさんに手ほどきしてもらって以来、ずっとドラムを叩いていた。30歳半ばに、急にエレキギターが弾きたいと思い立ち、御茶ノ水に行って最初の1本を買ったのも、そのアルバイトの記憶からESPの店だった。以来、他のギターを買い足したり、メンテナンスなど何かある都度、ESPの店にお世話になった。 そんな一方的で個人的な縁を感じつつ、本書を読んだが、全編を通して椎野氏のギターなどの楽器に対する底知れぬ深い愛情と情熱のすごさには素直に圧倒された。日本でエレキギターが量産される前の時代に私費をはたいてヨーロッパに行って、有名なギター製作者に飛び込みで訪問したという行動力にも驚かされる。 椎野氏が54歳で音楽の業界から足を洗ったという、最後の話にも目を見張ったが、自分もほぼ同じ歳で同じように人生の転換期にいて、偶然の共感を覚える。迷っているばかりで、ご家業の復興という新しい事業に取り組んだ氏の行動力には足元にも及ばないが。事業が成功し、一息ついたという絶妙なタイミングで本書が書かれた、というのは本当に素晴らしいこと。ギターという楽器を愛する人間であれば誰でも、必読の内容だと思う。

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2012/11/29

ESPやベクタクス創設者によるギター制作の歴史と体験談。とても興味深い。わがOvationはけちょんけちょんだったが…(^^;

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2012/11/08

ギタリストなら色々と楽しめる一冊。 PacoやCrewsは学生時代に通いましたが、ESPの創業も椎野氏によるものとは初めて知りました。 ジャパンビンテージも欲しいなぁ。

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2012/07/01

面白かったところ。 著者のイメージでは日本人は高音に敏感で、アフリカ系の人は低音に敏感ということらしい。 新しいイヤホンを開発する際にアフリカ系のミュージシャンに感想を求めようとおもったところ、用意したSサイズでも大きすぎて耳に合わない人が多かったということがあって、身体の構...

面白かったところ。 著者のイメージでは日本人は高音に敏感で、アフリカ系の人は低音に敏感ということらしい。 新しいイヤホンを開発する際にアフリカ系のミュージシャンに感想を求めようとおもったところ、用意したSサイズでも大きすぎて耳に合わない人が多かったということがあって、身体の構造の違いも影響しているんじゃないかと改めて気づいた。 というところ。

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2011/11/03

ギター製作に長年携わり、DJ機器のVestaxも作った著者が、色々なエピソードを織り交ぜながら、過去に作ったギターを振り返る本。ギターへの愛にあふれています。非常に勉強になりました。

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2011/05/16

いい物を作るためなら一切の躊躇を排する職人魂を余すところなく見せてもらった思い。縁のないエレキギターのこともよくわかった。

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2010/10/20

中学に入ったときヤマハのフォークギターを、高校合格祝いにグレコのEG600PB(ピーターフランプトン モデル)を購入。30年近くたった今でも、息子が使っています。僕自身は今ベースを弾いていますが、基本的に楽器の製作工程など詳しくなかったので、その背景やルシアーの裏話など興味深く読...

中学に入ったときヤマハのフォークギターを、高校合格祝いにグレコのEG600PB(ピーターフランプトン モデル)を購入。30年近くたった今でも、息子が使っています。僕自身は今ベースを弾いていますが、基本的に楽器の製作工程など詳しくなかったので、その背景やルシアーの裏話など興味深く読み進めることができましたが、実際に楽器に手を入れられている方や、詳しい方にはひょっとしたら物足りない内容なのかも知れません。 一番おもしろく読めたのは「第六章 21世紀のギター ~モノ作りの現在から未来へ~」でした。楽器のブランド意義、音楽ツールとしての有り様についての椎野氏の考え方には、大変感銘を受けるとともに共感しました。特にシンセギターの登場とプログラミングによる音楽表現について、 『~なぜなら音楽が命を宿すには、プログラムとは正反対の、自由が不可欠だからだ。自由を奪われた音は、狂う事すらできない。命の通っていないサウンドに人の感性を磨く力は備わっていない…(p237)』 その通りだと思いました。 はじめてギターを購入したとき、いい音が出るように毎日手入れをしたり、弦やピックなど色々ためしてみたり。決して高いギターでは無かったですが、音が変わっていくのが楽しく、嬉しかった事を思い出しました。 文春の紹介文。 『世界的ギター設計家が解き明かす音と響きの謎 80以上のブランドに関わり、プリンス、ジョージ・ベンソンらの愛用ギターを作ったサウンド・デザイナーによる音楽ファン必読の書 著者はギター設計家として、お馴染みのモーリス、グレコから高級品であるディ・アンジェリコまで80以上のブランドに関わり、その作品はプリンス、ジョージ・ベンソンを始め、高中正義、成毛滋、あるいはキッスのヴィニー・ヴィンセント、アース・ウィンド&ファイアーのアル・マッケイらに愛用されてきました。氏ならではの視点で、古今東西のギターと音の世界を描いたエピソード満載の本書は、音楽ファン必読の快著です。(IS)』 http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166607709

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