カウンセリングで何がおこっているのか の商品レビュー
興味深い本だった。カウンセリングという場で何が起きているのかとうことがわかりやすく書かれている印象。 つい最近お会いしたことがある先生が率直にご自身の体験を書いていることに対して不思議な感覚があった。 「臨床をやめたいんです」という言葉。 まさに自分が思っていることと被る部分...
興味深い本だった。カウンセリングという場で何が起きているのかとうことがわかりやすく書かれている印象。 つい最近お会いしたことがある先生が率直にご自身の体験を書いていることに対して不思議な感覚があった。 「臨床をやめたいんです」という言葉。 まさに自分が思っていることと被る部分もあり、なんで自分は辞めないんだろうと思いながら読み続けた。 答えは自分で探すもの。続けるのなら自分で探していくしかないんだろう・・・。
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聴くだけとは実は大変なこと。聴くことには力がある。ぼんやり聴く。 効くという観点には大正との距離が感じられる。不安や苦しみという闇の世界の中に留まるのではなく、光輝く向こう岸からの呼び声がする。 待つことはクライアントにとって、とても難しいこと。待つためには信頼が必要。カウンセリ...
聴くだけとは実は大変なこと。聴くことには力がある。ぼんやり聴く。 効くという観点には大正との距離が感じられる。不安や苦しみという闇の世界の中に留まるのではなく、光輝く向こう岸からの呼び声がする。 待つことはクライアントにとって、とても難しいこと。待つためには信頼が必要。カウンセリングにおける視線は一般の対話に比べると、見えないことが多い。話すことは放すにつながり、そして、これは自らと離れたものとつながっているのだろう。触れるとは決して心地よいものだけではない。嫌なものは触れられる嫌悪感や恐怖、ふれてしまったことにより、まさに気がふれるような体験の二面性がある。
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心理療法は「だまって聞いている」だけの、受け身のものなのか。「きく」「まつ」「あう」「みる」「わかる」など、様々な動詞を切り口に心理療法の能動的なあり方を明らかにする。
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