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ゼロ円ビジネスの罠 の商品レビュー

2.8

19件のお客様レビュー

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2012/04/15

収益逓増の法則、ネットワークの外部性が効く知識集約型産業では無料で展開する合理性はあるが。 結局のところ、無料を謳うゼロ円ビジネスの大半は、目新しさ、キャッチーさだけで得するものはあまりない。無料を起点に、引き入れた後、その他の商品・サービスで元が取れるように価格が転嫁されてい...

収益逓増の法則、ネットワークの外部性が効く知識集約型産業では無料で展開する合理性はあるが。 結局のところ、無料を謳うゼロ円ビジネスの大半は、目新しさ、キャッチーさだけで得するものはあまりない。無料を起点に、引き入れた後、その他の商品・サービスで元が取れるように価格が転嫁されているから。 人がなぜ無料に惹かれるのか? プロスペクト理論、返報性の原理、保有効果、アンカリング効果、バンドワゴン効果といった心理学的、行動経済学的に解説している点が非常に面白かった。 ま、ビジネスに関わる人間は、最低限の行動経済学を学んどくと良いってことかな。良い物も、興味を持ってもらえなきゃ売れない訳だから。

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2012/01/30

フリーペーパーや無料コーヒー、タダコピなどのゼロ円ビジネス。面白いなと思ったのは、チェコで無料の売春宿があるという。宿側はその行為の映像を有料でネット配信することで利益をあげている。

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2011/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今流行りのゼロ円ビジネスについて書かれた本。 しかし、提示される例の多くはありふれたもので一般的で、あまり刺激のないものだった。 読みやすいと言えばそうだけれど。

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2011/03/25

2010年前半は、本「FREE」が注目された。では、みんながゼロ円ビジネスを始めたらどうなるか。事例・課題を紹介

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2011/02/10

タイトルからしてただのゼロ円(フリー)ビジネスアンチ本っぽいけれども、それだけではなく、世界(もしくは日本)にはどのようなゼロ円ビジネスがあるかとりあげ、その問題点と今後の課題を書いたもの。 チェコにある「ビッグ・シスター」という無料の売春ビジネスに驚愕。こういうビジネスもありな...

タイトルからしてただのゼロ円(フリー)ビジネスアンチ本っぽいけれども、それだけではなく、世界(もしくは日本)にはどのようなゼロ円ビジネスがあるかとりあげ、その問題点と今後の課題を書いたもの。 チェコにある「ビッグ・シスター」という無料の売春ビジネスに驚愕。こういうビジネスもありなのか。

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2011/01/07

タダより高いものはない。昔の人はそう言うけど、消費者はタダに飛びついてしまう。 マクドは無料でコーヒーを配る。大学キャンパスでは裏面に広告を載せた用紙で無料コピーを提供する。ネットゲームも、クーポン雑誌も、売春宿も、包茎検査も無料。そんなゼロ円ビジネスで、企業はどうやって儲ける...

タダより高いものはない。昔の人はそう言うけど、消費者はタダに飛びついてしまう。 マクドは無料でコーヒーを配る。大学キャンパスでは裏面に広告を載せた用紙で無料コピーを提供する。ネットゲームも、クーポン雑誌も、売春宿も、包茎検査も無料。そんなゼロ円ビジネスで、企業はどうやって儲けるのか。と、興味津々な前フリだが、その説明はだいたい予想通り。 「目から鱗」な本ではない。が、今後も新たなゼロ円ビジネスは現れていくだろう。消費者としては、その裏事情を読み取った上で、そのサービスを利用していくべき。やはり、タダより高いものはないのだ。

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2010/12/16

タイトルの「罠」は、主に消費者に対しての警告で、第4章に詐欺まがい、あるいは詐欺そのものについて記述されている。企業側の視点ではあまり書かれていない。企業側の視点としては『フリー』の方が詳しい。一消費者としては、こういう書があると、「ゼロ円」のからくりが見えて、ははーんと楽しめる...

タイトルの「罠」は、主に消費者に対しての警告で、第4章に詐欺まがい、あるいは詐欺そのものについて記述されている。企業側の視点ではあまり書かれていない。企業側の視点としては『フリー』の方が詳しい。一消費者としては、こういう書があると、「ゼロ円」のからくりが見えて、ははーんと楽しめる。

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2010/10/26

「Free」以来話題となっているフリーミアム〜ゼロ円ビジネスだが、そこには大きな問題が隠されている。ゼロ円でモノやサービスを提供するには当然どこかで儲けを出さなくてはいけないのは自明。コンシューマーはそれに気づかないか、気づいても「自分だけは得をしたい」という思いからこの種のビジ...

「Free」以来話題となっているフリーミアム〜ゼロ円ビジネスだが、そこには大きな問題が隠されている。ゼロ円でモノやサービスを提供するには当然どこかで儲けを出さなくてはいけないのは自明。コンシューマーはそれに気づかないか、気づいても「自分だけは得をしたい」という思いからこの種のビジネスに絡め取られていく。 筆者はゼロ円ビジネスを次のように分類する。 1.広告依存型〜従来型ゼロ円ビジネス。   不況による影響を受けやすい。 2.フリーミアム型〜無料提供分とは別のところで利益を得る。   有償オプションやリピートなど。 3.無料商法〜催眠商法など正常な判断を失わせて購入させる。 4.ボランティア型〜理想ではあるが、基本的に他の収入があってこそ成立するものなので持続しにくい。 いずれにせよ、競争相手が増えることで結局ゼロ円ビジネスの集客効果は薄れる。ゼロ円ビジネスは価格競争のなれの果てであって 主流になることはないだろうというのが筆者の主張である。

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2010/09/28

0円ビジネスが流行る事で今後の流れがどうなっていくかについて知りたかったのですが、5章と“はじめに“・“おわりに“で、あまり長続きはしないだろう、という事が示唆されている程度で非常に残念でした。 特に、“はじめに“で触れられている、菓匠Shimizuの夢ケーキのようなボランティア...

0円ビジネスが流行る事で今後の流れがどうなっていくかについて知りたかったのですが、5章と“はじめに“・“おわりに“で、あまり長続きはしないだろう、という事が示唆されている程度で非常に残念でした。 特に、“はじめに“で触れられている、菓匠Shimizuの夢ケーキのようなボランティア経済が増加するためのビジョンについて具体的に言及されておらず、そういう意味では論旨が崩壊しているように思えます。 逆に、タイトル通りなのか、0円ビジネスを騙った詐欺事件や0円ビジネスにまつわる用語、失敗した0円ビジネスの事例等はよくまとまっているように思います。 個人的には、詐欺事件はもう少し分量少ない方が良かったですが。

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