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月光 の商品レビュー

4

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2011/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公、ヒロイン共に人間的魅力がない。特に主人公は口調を含めわざと臭さが滲み出ていて癪に障る。ヒロインは可愛げのない戦場ヶ原ひたぎみたいな感じ。ミステリーものだが謎がしっかり解決しておらず読後感もイマイチ。ただ文章自体は止まることなく読めるので、★2.5。

Posted byブクログ

2011/02/16

ダウナー系の主人公が特に好きでしたね(笑 消極的で諦め系な割には、はっきりくっきりNOと言える男です。 寧ろNOとしか言わないww 登場人物、みんな魅力値が高くて好感が持てたし面白かったです。 ミステリアスなヒロインの月森はどこまでもミステリアスで 本当にラスト近くにならないとど...

ダウナー系の主人公が特に好きでしたね(笑 消極的で諦め系な割には、はっきりくっきりNOと言える男です。 寧ろNOとしか言わないww 登場人物、みんな魅力値が高くて好感が持てたし面白かったです。 ミステリアスなヒロインの月森はどこまでもミステリアスで 本当にラスト近くにならないとどういう子なのか分からない感じでした。 それで何故この評価なのかというところについては、 正直あまり気にしないで下さい…w 多分、好みです。なんか終わり方に「もや~」っとしたんです。 ふーん、これで終わり…あっそう…っていう感じで(笑 よかったなーって思う本は何かしらの深い読後感とか 何か得たものを感じるものなんですが、そういったものが 個人的には感じられませんでした。 だから「ふーん」になっちゃったのかなぁと。 読んでる間は非常にワクワクできましたし、楽しかったです。

Posted byブクログ

2011/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

電撃大賞の選考から漏れたらしいけど、すごく面白かった。 淡々としてるがユーモアもあって、言葉選びも頭でっかちじゃなくて上手。 この人の文章の持ってる温度は肌に合うなー イベントを発生させるんじゃなくて主人公の思考を展開させて事件を進展させていく、それを描ける力量は大したものだ。 特に刑事との駆け引きにはニヤニヤしちゃいました。 話の内容的にシリーズ化はなさそうだけど、次回作も楽しみ。

Posted byブクログ

2010/10/20

面白かった。 んだけど、どうにも、[映]アムリタを先に読んじゃってたからどうしても比較してしまう。 個人的には[映]アムリタの方が好きなんだよなぁ。キャラも会話のテンポも。 月光はなんというか、言い方が悪いけどもっと淡泊にした感じがする。[映]アムリタほどのぐいぐいと惹きつける様...

面白かった。 んだけど、どうにも、[映]アムリタを先に読んじゃってたからどうしても比較してしまう。 個人的には[映]アムリタの方が好きなんだよなぁ。キャラも会話のテンポも。 月光はなんというか、言い方が悪いけどもっと淡泊にした感じがする。[映]アムリタほどのぐいぐいと惹きつける様なドライヴ感は感じられなかった。 どこまでも[映]アムリタと比べちゃってるけど普通に面白かったです。

Posted byブクログ

2010/10/12

えー、今まで読んだライトノーベル。 僕の記憶の中では杉井光さんの「神様のメモ帳」、田中ロミオさんの「AURA」、そして今回の間宮夏生さんの「月光」が、僕のベスト3ライトノーベルです。 月光、青春ミステリー小説なのですが、このラノベ特有のポップさがさらに面白さに歯車をかけ、読んで...

えー、今まで読んだライトノーベル。 僕の記憶の中では杉井光さんの「神様のメモ帳」、田中ロミオさんの「AURA」、そして今回の間宮夏生さんの「月光」が、僕のベスト3ライトノーベルです。 月光、青春ミステリー小説なのですが、このラノベ特有のポップさがさらに面白さに歯車をかけ、読んでいて楽しさ半分、月森に対する気持ち悪さ半分を見事に表現できていたと思います。 これはライトノーベルだからこそありえるなのだと、ライトノーベルの魅力と素晴らしさをを改めて実感させてくれた作品でした。 ぜひ読むことをオススメします。

Posted byブクログ

2010/11/15

内容としては男子高校生の野々宮はある日の放課後に美人で成績優秀な完璧人間であるクラスのアイドル月森葉子のノートを拾う。そのノートには「殺しのレシピ」という見出しが書かれた紙切れが挟まっていた。思わずその紙切れを持ち帰ってしまった野々宮は翌日月森に探し物がないかと尋ねるが彼女は「い...

内容としては男子高校生の野々宮はある日の放課後に美人で成績優秀な完璧人間であるクラスのアイドル月森葉子のノートを拾う。そのノートには「殺しのレシピ」という見出しが書かれた紙切れが挟まっていた。思わずその紙切れを持ち帰ってしまった野々宮は翌日月森に探し物がないかと尋ねるが彼女は「いいえ」と返事する。そして数日後、月森の父親が事故死し、野々宮は月森を疑うようになり・・・というもの。 ライトノベルにしては今までに無いようなどちらかというとちゃんとした小説のように感じた。いろいろと納得いかないというかあやふやな感じを残したまま終わったけれどもそれでもとても面白いと感じた。話の展開として刑事である虎南とのいろいろなやりとりはいらなかったんじゃないかと思った。別の内容で展開したほうがもっと面白くなったんじゃないかな。ヒロインの月森は今までにいないようなヒロインでとても魅力を感じてよかった。イラストも自分の好みのイラストで良かった。

Posted byブクログ

2010/09/23

“「ずるい人」 「何とでも」 「でも、私はこんな酷くてずるい野々宮くんのことを気に入っているのだから仕方がないわ」 月森は髪をかき上げながら嬉しそうに笑う。見惚れるような仕草だった。 「どう説明したら良いのかしら……野々宮くんとの会話はとても楽しいわ」 言葉を選んでいる。自分の気...

“「ずるい人」 「何とでも」 「でも、私はこんな酷くてずるい野々宮くんのことを気に入っているのだから仕方がないわ」 月森は髪をかき上げながら嬉しそうに笑う。見惚れるような仕草だった。 「どう説明したら良いのかしら……野々宮くんとの会話はとても楽しいわ」 言葉を選んでいる。自分の気持ちを出来る限り正確に伝えたがっているのが判る。 「何て言うのかな、“駆け引き”をしているとでも言うのかしら、先の読めない会話は緊張感があってとても楽しい。ずっと話していたいっていつも思うの」 月森の言葉に押し黙る。そして、まじまじと月森を見詰めてしまう。僕は驚いていた。月森が僕と同じ感想を抱いていたことに。 強い共感はその延長線上にある近親感へと呆気ないほど簡単に変わる。 確かにこの時、今の僕にとって月森葉子が特別な存在なのだと意識した。” 騙しているのかおちょくっているのか惑わせているのか本音なのか素なのか。 月森の心がわからなくて主人公と一緒にこっちまで戸惑って躊躇って疑う。 本当は最初の最初から彼女の手の内で踊らされていただけ。 素直で一途な千鶴ちゃんが可愛い。 “「そうね――」 頬に張り付く濡れ髪を月森がかき上げると薔薇の香りがした。 「――きっとそんな気分だったんだわ」 つまらなさそうな口調だった。 「……気分だって?たったそれだけの理由?それが人が人を殺すに足る理由だと君は言うのか?」 あからさまに答えをはぐらかされたと感じて僕は不愉快だ。 「違うわよ」 「どういう意味?凡人の僕には君のような天才様の考えは、もう少し説明をして貰わないと理解出来ないのだけど」 「もう、怒らないで。冗談で言ってるわけじゃないから。私は本気でそう考えているのよ」 横目で睨む僕へ、月森は困ったように小さく肩を竦めてみせた。”

Posted byブクログ

2010/09/22

新人さんということでわくわくして読ませていただきましたが、かなりおもしろかったです。 葉子ちゃんのかわいさだけでも一見の価値ありです♪

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2010/09/18

2010 9/18読了。WonderGooで購入。 某ラノベブログで絶賛されているのを見て、しかしそれ以上に昨今のライトノベルにありえないタイトルの短さとシンプルさ(漢字2字、それも造語ではなく一般語とか昨今に限らずラノベでは見ないが)に釣られて購入。 釣られて良かった。 他に類...

2010 9/18読了。WonderGooで購入。 某ラノベブログで絶賛されているのを見て、しかしそれ以上に昨今のライトノベルにありえないタイトルの短さとシンプルさ(漢字2字、それも造語ではなく一般語とか昨今に限らずラノベでは見ないが)に釣られて購入。 釣られて良かった。 他に類例を思いつかないが、恋愛版デスノート見たいな感じ? それも第1部の。 以下ネタばれ含む。 なんだこれ、ものの見事になにもかもあやふやなままじゃないか! すげえ、ミステリ調っぽくありつつもミステリじゃないなとは最初から思っていたけど、そんな程度じゃなかった。 すっきりはしないかも知れないけど面白い。 最近、単発のライトノベルで萌え萌えしてないのでいいのないかって聞かれたばかりなのだが、今度聞かれたらこれをすすめよう。 ていうかライトノベルはライトノベルだけど、これ、表紙絵ちょっと方向性変えて、普通に文庫レーベルで出した方が雰囲気出るような気すらする。 改ページが全くなされない章分けの意図とか細かいところも気になるんだけど・・・うーん、なんかありそうな? でもよくわからない。 とりあえず作者の次回作にも期待。 次は続きものになるのだろうか?(まさか『月光』は続かないよな???) 単発をぽんぽん書いていってくれてもいい気がするのだが。

Posted byブクログ

2010/09/13

主人公と月森との会話には緊張感のある駆け引きなどがあってとても良かったです。オレンジジュースもいいけど、ワインもいいですね。

Posted byブクログ