1,800円以上の注文で送料無料

テッカ場 の商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/04/11

 共感できなければ、他人の欲望の対象というのは、限りなく滑稽に見える。    関心を持てるギリギリまで引いた視点、でもって対象への愛情は忘れない限りなく薄く広い博愛精神、一方で相手の行動を真似てみる体を張った丁寧な取材。    その場にいる「いちばんやらかしそうなひと」を察知する...

 共感できなければ、他人の欲望の対象というのは、限りなく滑稽に見える。    関心を持てるギリギリまで引いた視点、でもって対象への愛情は忘れない限りなく薄く広い博愛精神、一方で相手の行動を真似てみる体を張った丁寧な取材。    その場にいる「いちばんやらかしそうなひと」を察知するレーダーみたいなのがピカイチで、映画を見てるような品の良さと、でもあくまでも視点がサブカルなのが好感が持てた。  スタンスとしては「ドキュメンタリー72時間」のような定点カメラ人間観察ドキュメンタリーだが、映像はあくまで映像(と音声)。対象者へのインタビューも入るが、文章での切り込み方には及ばない。  ひとつひとつが短いのであっさり読んで、さらっと笑えて、あとで考え直すと結構深い、という名人芸を見せてもらった。  ひさびさに「本読んでよかったなー」って思えた。

Posted byブクログ

2015/01/18

久々のトロさんの本。相変わらず、いいルポ書くなあ~。 「マニア雑誌のフリーマーケット」はほほえましくココロ温まる現場でした。 どんな小さな世界にも、 そこを主軸にして日々を熱く過ごしている人々がいるのね。

Posted byブクログ

2013/07/08

790 不動産、絵画、切手、伝書鳩、テディベアなどのオークション会場やアイドルの撮影会、コミケに潜入

Posted byブクログ

2013/02/24

病院の売店で売っている本でかろうじて食指が動いた本。 それにしても表紙がヨレヨレの状態でうってるなぁ。あ、発刊2010年だって。返本って仕組みはワークしていないのか… 法廷傍聴ものを得意とする北尾トロ氏の著作。

Posted byブクログ

2012/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

北尾トロのオークション体験ルポ。面白い。トロさんの飽くなき好奇心の赴くままに描かれており、目の付け所が面白く(変であり)、読んでて飽きない。コミケ、ネットアイドル撮影会が面白かったなあ。トロさんの本読んでると、こちらまでわくわくしてくる。これはちょっとすごいことなんじゃないかなあ、と思う。

Posted byブクログ

2010/11/14

理性のリミッターが外れてしまう場所(どちらかというと、意図せずしてそうなってしまうところ、隠せるものなら隠しておきたいと思いながら、そうなってしまうところ)が、ここでいう「テッカ場」。 オークション会場や、コミケ会場、競売会場など。 その道の素人である人が行ってみてレポートする...

理性のリミッターが外れてしまう場所(どちらかというと、意図せずしてそうなってしまうところ、隠せるものなら隠しておきたいと思いながら、そうなってしまうところ)が、ここでいう「テッカ場」。 オークション会場や、コミケ会場、競売会場など。 その道の素人である人が行ってみてレポートするからおもしろいのか。 興味がない人たちには、「なんじゃそりゃ」的な場所。 そして、興味のある人々には、当たり前すぎるから、うまく説明できないような場所。 また思わぬ場所に行ってみてほしいものだ。

Posted byブクログ