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スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎005 の商品レビュー

3.4

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

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  4. 2つ

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  5. 1つ

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2013/05/06

今月の3冊目。今年の64冊目。 ミステリ短編集、表題のとおり。これはなかなか癖のある作品を集めていると思います。伊坂氏の趣向がこれで分かるんではないでしょうか。ただ、個人的には結構うーんって感じのものが多かったです。「夜の二乗」は結構好きでしたね。まあ、蓋を開けてみればどってこ...

今月の3冊目。今年の64冊目。 ミステリ短編集、表題のとおり。これはなかなか癖のある作品を集めていると思います。伊坂氏の趣向がこれで分かるんではないでしょうか。ただ、個人的には結構うーんって感じのものが多かったです。「夜の二乗」は結構好きでしたね。まあ、蓋を開けてみればどってことはないような気がするんですけど、設定が、面白かったです。

Posted byブクログ

2013/04/28

 70年代、80年代、90年代の短編ミステリのアンソロジー。第5弾となる本作は、伊坂幸太郎さんによるセレクション。  さすが伊坂さんが選んだ短編ミステリだけあって、軽快に読めてしまうものばかり。 本作には ・長い話/陳舜臣 ・盗まれて/今邑彩 ・飯鉢山山腹/泡坂妻夫 ・パスポー...

 70年代、80年代、90年代の短編ミステリのアンソロジー。第5弾となる本作は、伊坂幸太郎さんによるセレクション。  さすが伊坂さんが選んだ短編ミステリだけあって、軽快に読めてしまうものばかり。 本作には ・長い話/陳舜臣 ・盗まれて/今邑彩 ・飯鉢山山腹/泡坂妻夫 ・パスポートの秘密/夏樹静子 ・私に向かない職業/真保裕一 ・めんどうみてあげるね/鈴木輝一郎 ・夜の二乗/連城三紀彦 ・長い部屋/小松左京 と、非常にバラエティに富んだ8作が収録されているが、個人的には「パスポートの秘密」「私に向かない職業」「夜の二乗」をおもしろく読んだ。  短編らしくどれも捻りのきいたミステリとはなかなかいかないけれど、短い中にスパイスがきいていて、まるで短い落語を聞いている気分で楽しめる。

Posted byブクログ

2013/02/07

伊坂幸太郎選という理由で購入。 伊坂さんに近いものを感じたのは「盗まれて」と「私に向かない職業」で、けっこう好みでした。ああいうスマートな話は読後感が爽やかで好きです。「めんどうみてあげるね」は、トリックとかではなく単純にゾッとする話。でも独特の世界観があって嫌いじゃなかったで...

伊坂幸太郎選という理由で購入。 伊坂さんに近いものを感じたのは「盗まれて」と「私に向かない職業」で、けっこう好みでした。ああいうスマートな話は読後感が爽やかで好きです。「めんどうみてあげるね」は、トリックとかではなく単純にゾッとする話。でも独特の世界観があって嫌いじゃなかったです。「夜の二乗」は文章の構成的に少し読みにくい感じで、トリック自体も難しいものではないので推測しやすい内容ではありましたが、設定や犯人の供述が二転三転するところには引き込まれました。「長い部屋」は本当に反則だなとは思いますが、解説で伊坂さんがおっしゃっている通り、その荒唐無稽なところがいいのかもしれません。他にも素敵な作品ばかりでした。かなり読みごたえありです。 有名作家がオススメ作家のアンソロジーを作るというのは、本当に面白い企画だなと思います。好きな作家がどういう作品に影響を受けてきたのか、どういう作品が好みなのか、似たところはあるか、そういうことを考えながら読むのは新鮮でした。また本人の解説が最後にあるので、どういうところに着目して、どういう感想を持ったのかが知れるところも楽しかったです。

Posted byブクログ

2021/06/29

2021年6月29日再読。読んだことをすっかり忘れて新鮮な気持ちでまた読めた…。なんのためブクログをつけているのやら。再読しても、今ひとつ自分にとってピリッとくる作品が少なかった。 2012年10月12日読了。伊坂幸太郎選による短編ミステリーのアンソロジー、8本を収録。(伊坂作...

2021年6月29日再読。読んだことをすっかり忘れて新鮮な気持ちでまた読めた…。なんのためブクログをつけているのやら。再読しても、今ひとつ自分にとってピリッとくる作品が少なかった。 2012年10月12日読了。伊坂幸太郎選による短編ミステリーのアンソロジー、8本を収録。(伊坂作品は入っていない)最後の2行でドヒャーとひっくり返るようなどんでん返しミステリが畳み掛けられるか、と思いきや、ミステリ的切れ味はイマイチな短編が多い・・・伊坂氏は叙述トリックなどを駆使した引っ掛けミステリよりも、飄々とした文体やどこか非現実的なムードあふれる作品が好みのようだ(ま、彼の作品自体がそうか)。収録作の中では、今邑彩氏の作品のトリック、夏樹静子氏の作品の読み終わってじわじわくる感覚、連城三紀彦氏の幻惑されるような読み味が好み。

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2012/10/02

陳舜臣『長い話』、今邑彩『盗まれて』、泡坂妻夫『飯鉢山山腹』、夏樹静子『パスポートの秘密』、真保裕一『私に向かない職業』、小松左京『めんどうみてあげるね』、連城三紀彦『夜の二乗』、鈴木輝一郎『長い部屋』

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2012/09/11

連城三紀彦さんは、東野圭吾セレクションにも入っていたので、 機会があれば読んでみたいなと。 伊坂作品によく反映しているなと思ったのが、 真保裕一さんの「私に向かない職業」 こういう味わいの作品も私は好みなんだなということがわかった。 鈴木輝一郞さんの「めんどうみてあげるね」 ...

連城三紀彦さんは、東野圭吾セレクションにも入っていたので、 機会があれば読んでみたいなと。 伊坂作品によく反映しているなと思ったのが、 真保裕一さんの「私に向かない職業」 こういう味わいの作品も私は好みなんだなということがわかった。 鈴木輝一郞さんの「めんどうみてあげるね」 も不思議と惹き込まれる感があった。

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2012/08/02

前からちょっとその存在が気になっていた「謎」シリーズのアンソロジー。 70~90年代の短編ミステリーから、人気作家がセレクトを担当し、1冊のアンソロジー を作る、という企画。取り敢えずは伊坂幸太郎のセレクトから手を出してみた。 ・・・なるほど、という感じ。 収録されている全8篇...

前からちょっとその存在が気になっていた「謎」シリーズのアンソロジー。 70~90年代の短編ミステリーから、人気作家がセレクトを担当し、1冊のアンソロジー を作る、という企画。取り敢えずは伊坂幸太郎のセレクトから手を出してみた。 ・・・なるほど、という感じ。 収録されている全8篇の短編、どれからも感じるのは文体や構成がどことなくスタイリ ッシュであること。伊坂幸太郎はこういうのが好きなんだなぁ、とか思いながら読むと、 割と興味深く読めちゃう。 初めての作家でかなり気に入ったのが陳舜臣の「長い話」、今邑彩の「盗まれて」、 そして鈴木輝一郎の「めんどうみてあげるね」の3篇。この3名に関しては、ちょっと 長編に手を出しそう。真保裕一と夏樹静子両名の作品はさすがの完成度。結果、殆どの 作品が面白かった、ということで(^^;)。 そして興味深いのが、このアンソロジーの序文を東野圭吾が書いている、ということ。 当代きっての人気作家である伊坂幸太郎・東野圭吾の2人には、なんとなく猪木と馬場 に近い犬猿感を感じていただけに、この構成はちょっと新鮮な感じ。まぁ、これ読んで もその感情は消えないんだけども(^^;)。 悪く無いです、「謎」シリーズ。次は東野圭吾選だな、間違い無く。

Posted byブクログ

2014/08/17

短編は苦手だけど、これはどれもすんなり読めた。 真保裕一「私に向かない職業」は最後まで気がつかなかった。 連城三紀彦「夜の二乗」は二転三転する衝撃の供述とその展開が面白い。 (図書館)

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2012/06/10

うーん、ミステリーですね! 頭使って読みました(笑) 70年代、80年代、90年代の短編ミステリーを 伊坂幸太郎さんが選んでいます。 それぞれ、題名が作品をしっかり表わしています。 トリックも、若干反則?なものもありますが、 思いもよらないもので、読み応えあり。 いいものは...

うーん、ミステリーですね! 頭使って読みました(笑) 70年代、80年代、90年代の短編ミステリーを 伊坂幸太郎さんが選んでいます。 それぞれ、題名が作品をしっかり表わしています。 トリックも、若干反則?なものもありますが、 思いもよらないもので、読み応えあり。 いいものは何年経っても新鮮な面白さがありますね。

Posted byブクログ

2011/12/13

「伊坂幸太郎選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎005」読了。1974年、1984年、1994年のミステリー作品から伊坂さんが選んだ8つの短編。面白かったなぁ。特に小松左京さんの「長い部屋」は圧巻‥反則でしょう‥これは‥

Posted byブクログ