名前のない女たち最終章 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
2010年刊行。著者は言う。芸能人まで登場するようになったアダルトメディアにおいて、よほどの美形か性的成熟を訴えられる者の他は、自分の生活を支えるギャラをもらえることはない。底なし沼の世界になってしまった、と。貧困やワーキングプア、鬱やセックス依存、共依存、自殺、そして男。これでもかという凄惨な様子が活写される。これは、事実か、誇張はないか、という疑問を持たないではないが、多少の誇張を吹き飛ばすくらいのインタビュー内容が重苦しい。
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「精神を病み自殺するAV女優」と聞けば大変な仕事なんだと・・・ただ、よく考えると精神が病んでないとできない仕事がAV女優なのである。また日本では年間3万人以上が自殺していて、交通事故死が5000人弱で自殺は圧倒的に多い。それにもまして驚かされるのは、堕胎数が年間20万人いること...
「精神を病み自殺するAV女優」と聞けば大変な仕事なんだと・・・ただ、よく考えると精神が病んでないとできない仕事がAV女優なのである。また日本では年間3万人以上が自殺していて、交通事故死が5000人弱で自殺は圧倒的に多い。それにもまして驚かされるのは、堕胎数が年間20万人いることである。こうなるとAV女優の精神が病んでいる前に、現代日本国民総病人の可能性あり。
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縁のない人には一生縁のない世界なのでしょう。そして、軽い気持ちで覗くのもやめた方がいいと思います。あれこれ言ってしまえる人の言葉は、恐らく彼女たちには届かないから。自分にはどうすることもできない。ただ、立ち尽くすのみ。反面、多くの人に読んで欲しい、とも思います。間違いなく何かを考...
縁のない人には一生縁のない世界なのでしょう。そして、軽い気持ちで覗くのもやめた方がいいと思います。あれこれ言ってしまえる人の言葉は、恐らく彼女たちには届かないから。自分にはどうすることもできない。ただ、立ち尽くすのみ。反面、多くの人に読んで欲しい、とも思います。間違いなく何かを考えるきっかけになるので。
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この本、というかこのシリーズを読んでいくと、こんなことが本当にあって、もう救いがないと言う、どんなプラスの言葉もただの戯言にしかならない。読み終わった時、絶望とか、汚いとか、嫌悪とかそんなもんじゃなくて、なんだか違う世界から帰ってきた気持ちになっていた。 あとがきから抜粋して...
この本、というかこのシリーズを読んでいくと、こんなことが本当にあって、もう救いがないと言う、どんなプラスの言葉もただの戯言にしかならない。読み終わった時、絶望とか、汚いとか、嫌悪とかそんなもんじゃなくて、なんだか違う世界から帰ってきた気持ちになっていた。 あとがきから抜粋して。 長年の出版不況で男性アダルト雑誌やサブカル雑誌が絶不調。末期的な状況でも裸になることを志願してやってくる女性は絶えない。何も知らずにこの危機的な時に裸の世界に足を踏み入れてきた彼女たちは、数年前の半額にも満たないだろう恐ろしく安い値段でセックス仕事させられて、リスクを背負いながら自分自身を安価で切り売りしている。一年間アダルトビデオに出ているのに、消費者金融から借りた元本の金利分しか返済できないとか最終手段を使っても抜け出せない世界はピリオドが打たれていると再確認した。 女が最終手段であるセックスを売って、それなりのお金にならなかったらもう終わりである。 清の氾濫する現代社会を漂流して女の最終手段を売ることを決意して、決して成功のない世界である企画AV女優という職業を選んだ女たちは、絶望やトラウマの温床となっていた。この九年間でさまざまなトラウマや絶望、そして少しの希望を眺めてきて、ときに泣き、ときに笑ったりしたが、結果的に僕が彼女たちになにかをしてあげられたことはなにもなかった。 ゼロ、 皆無である。 彼女たちの多くはこの社会や自分自身に心から絶望していた。生きているこの先に絶対に癒しや救いがないことを知っていて、モラトリアムを得るために社会との最後の接点としてカラダを売ってかろうじて境界線を生き、最終的には自分自身を壊してすべてを終わらせるという将来を見ていた。 その死という選択は、若さゆえの暴走や自虐的なSOSサインではなく、悩みもがきながらつかんだ難産の末の結論であり、他人が入り込む隙間のない、自分で決めた揺らぐことのない決断だった。
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僕がこのシリーズを読んだきっかけはこれが原作の映画が公開されたからであって、それがなければ見向きもしなかったでしょう。『こういう世界でしか生きていけない人がいる』それがわかっただけでも収穫だなと思う。 僕がこの本を読み始めたのはこのシリーズが映画化されているのですが、僕が今すん...
僕がこのシリーズを読んだきっかけはこれが原作の映画が公開されたからであって、それがなければ見向きもしなかったでしょう。『こういう世界でしか生きていけない人がいる』それがわかっただけでも収穫だなと思う。 僕がこの本を読み始めたのはこのシリーズが映画化されているのですが、僕が今すんでいるところでは公開されないので、ある意味しかたなしに原作を読んでいたのですが、原作のほうがきっと内容が濃いだろうという結論に至ってある意味ではプラスになったと思っています。以前、何かのインタビューで漫画家の西原理恵子が 『私は東南アジアの売春窟に取材に行ったとき、そこで娼婦として不特定多数の男とやりまくって男から公衆便所として扱われて、その心の中に溜まった澱が限界点を越えて心と体が壊れたというのを山ほど見てきた』 と語っていたのを読みながら思い出しました。彼女たちはAVに出る前から援助交際を皮切りにファッションヘルス。ピンクサロン。ソ-プランドと性産業のフルコースを経験した人がかなりの割合を占めていて、そこから抜け出すことができないんだなぁ、と思わずにはいられませんでした。作者は現在、福祉関係の会社を経営しながら執筆活動をしているそうです。 やはりこのシリーズを続けることは相当彼の精神を蝕んだらしく、最後のほうは、あまりの痛々しさに複雑な気持ちになってきます。この4冊ははぜひ男女問わず、全巻通して読んでもらいたいです。
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AV女優へのインタビュー本。 映画にもなってるみたいです。 ちなみに、エロい話は載ってないです。 AV女優って結構お金にならないんだな。って思った。 でも、親から虐待を受けていたとか、 お金がないとか、 社会になじめないとか、 確かにそういうタイプが多いのだろうけど、 この子...
AV女優へのインタビュー本。 映画にもなってるみたいです。 ちなみに、エロい話は載ってないです。 AV女優って結構お金にならないんだな。って思った。 でも、親から虐待を受けていたとか、 お金がないとか、 社会になじめないとか、 確かにそういうタイプが多いのだろうけど、 この子は、どのステレオタイプに当てはまるのだろう的な インタビューの仕方がいまいち気に入らなかった。 でも、なんで、こう、巷のエッチサイトには 毎日新しいAVが更新されるのかは、 なんとなくわかった気がする。 AVを楽しんでいる人は、読まない方がいいよ。 ------ 他の人のレビュー http://iron24.blog17.fc2.com/blog-entry-210.html http://blogs.yahoo.co.jp/sanzou72/63254043.html
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内容は 企画AV女優であったり、過去にそうであった人 たった今そうなった人などへのインタビュー取材で このサブタイトルが「セックスと自殺のあいだで」 セックスだぁいすき★……と言いつつ自殺した子や ゴミ屋敷の中で狂いながら底辺の仕事をする子、 男の終わらない借金を肩代わりしながら...
内容は 企画AV女優であったり、過去にそうであった人 たった今そうなった人などへのインタビュー取材で このサブタイトルが「セックスと自殺のあいだで」 セックスだぁいすき★……と言いつつ自殺した子や ゴミ屋敷の中で狂いながら底辺の仕事をする子、 男の終わらない借金を肩代わりしながら生きてる子、 総じて、過去・現実・将来を考えることから逃れるために 手首を切りながら、色んな人とヤりながら…… もうね、久々にドーーーンと落ちる内容の本だった。
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こんな人生送りたくない! 反面教師にすべき人たち。 ついでに言うと、こういう心理状況になったことがあるからちょっと共感は出来る。
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日本には一万人のAV女優さんがいる… 本屋のサブカルチャーのコーナーは大好きで、必ずチェックするけど…今日買った本はなかなか面白そうo(^-^)o 『名前のない女たち』 AV女優さんたちの生の姿が書かれている。 日本には約一万人のAV女優さんたちがいるらしい。ただ…女優と...
日本には一万人のAV女優さんがいる… 本屋のサブカルチャーのコーナーは大好きで、必ずチェックするけど…今日買った本はなかなか面白そうo(^-^)o 『名前のない女たち』 AV女優さんたちの生の姿が書かれている。 日本には約一万人のAV女優さんたちがいるらしい。ただ…女優と言っても、毎日のように撮影してる女の子から、アルバイト気分で(ギャラは三万円程度のこともあるらしい)出演した子まで、いろいろだろう。 シリーズの本らしいんで全部読んでみたくなった(^^ゞ
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