…絶句 新装版(上) の商品レビュー
作者が登場人物として登場するメタ小説風味の作品です 主人公の書いた小説のキャラクター達が ひょんな事(?)から実際の世界に飛び出してきて バタバタコミカルな事件を巻き起こす 語り手が変わったり、作者が登場したりと、 自由奔放なストーリーが展開されます 後半は一転してシリア...
作者が登場人物として登場するメタ小説風味の作品です 主人公の書いた小説のキャラクター達が ひょんな事(?)から実際の世界に飛び出してきて バタバタコミカルな事件を巻き起こす 語り手が変わったり、作者が登場したりと、 自由奔放なストーリーが展開されます 後半は一転してシリアス展開に 常人以上の力を持つキャラクター達の歪んだ正義 彼らの口にする薄っぺらい正義が 現実社会の縮図を見ているようで とても考えさせられる作品でした やや癖の強い作品なので、読み手を選ぶ部分はありますが とても良い作品の1つだと思います
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あの「絶句連」が帰ってきた!! 新井素子20代の名作が、改悪文庫サイズで(泣) 買うのを躊躇……のつもりが、なんと書下ろしが付いているではないか!! 泣く泣く、購入し、素ちゃんの愛(注:書き下ろしのことね)を堪能した私です。
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若さに任せて書いた所謂若書き作品であったと著者自身振り返っているが、さもありなん作中やりたい放題になっている。まずヒロインが著者と同姓同名の作家志望の少女で、その少女の小説から登場人物が飛び出して来たという設定がすごい。話の筋も破天荒で、空間や次元を歪ませるわ目的のため社会を大混...
若さに任せて書いた所謂若書き作品であったと著者自身振り返っているが、さもありなん作中やりたい放題になっている。まずヒロインが著者と同姓同名の作家志望の少女で、その少女の小説から登場人物が飛び出して来たという設定がすごい。話の筋も破天荒で、空間や次元を歪ませるわ目的のため社会を大混乱させるわ抑えたところがない。確かにこれは若くないと書けない内容だ。しかし元気なだけではなく、執筆当時としては先鋭的であったろう斬新なアイディアを数多く含んでいるから侮れない。読点を多用した砕けた文体は読者を選ぶが、一読の価値あり
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きゃあ「…絶句」だ、きゃあ「…絶句」だ、きゃあ「…絶句」だ。 単行本のこれで新井素子さんにはまりました。今読んでも十二分に面白い。 小説には“これこれこんな風に面白いから読んで”と勧めるものと、“なにも言わない、とにかく読め”というものがありますが、紛れも無く後者。まずは読んで...
きゃあ「…絶句」だ、きゃあ「…絶句」だ、きゃあ「…絶句」だ。 単行本のこれで新井素子さんにはまりました。今読んでも十二分に面白い。 小説には“これこれこんな風に面白いから読んで”と勧めるものと、“なにも言わない、とにかく読め”というものがありますが、紛れも無く後者。まずは読んで見ましょう。 あと、短篇は下巻の本編を読むまで読んじゃダメ、絶対!ネタバレですから。
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再読です。27年ぶりの……。私が絶句。自分のことを棚にあげて(素子さんと同い年です)素子さんが50歳になるなんて信じられない。(因みに宮部みゆきさんも同い年。宮部さんと素子さんと(私が)同い年ってどうしても信じられない)いや、素子さんについえは20代の頃から「同世代の代表作家」と...
再読です。27年ぶりの……。私が絶句。自分のことを棚にあげて(素子さんと同い年です)素子さんが50歳になるなんて信じられない。(因みに宮部みゆきさんも同い年。宮部さんと素子さんと(私が)同い年ってどうしても信じられない)いや、素子さんについえは20代の頃から「同世代の代表作家」と思ってましたから、いいんですけれど。で、内容ですが、見事に覚えてません(笑)。第13あかねマンションが登場することすら忘れてる。主人公が「新井素子」さんで、小説中で「登場人物全員会議」があって、作者の素子さんとキャラクターの素子さんが色々話しあうのはうっすらと思い出した。過剰な「自然主義」はじめ素子さんの全部が詰まってますね。
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昔読んだので、こんなんだったかな?と思いつつ読み進む感じ? 所々覚えてるんですけどね。お弁当のあたりとか
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あたし、新井素子。19歳のSF作家志望の女の子。新人賞のために『絶句』ってタイトルの原稿を書いている。読者が絶句するほどおもしろい話になるはずが、なぜか突然、小説のキャラクターたちが実体化してしまった!?滅法強いヒーローやマッド・サイエンティスト、超能力者の美少女風男子や素子に瓜...
あたし、新井素子。19歳のSF作家志望の女の子。新人賞のために『絶句』ってタイトルの原稿を書いている。読者が絶句するほどおもしろい話になるはずが、なぜか突然、小説のキャラクターたちが実体化してしまった!?滅法強いヒーローやマッド・サイエンティスト、超能力者の美少女風男子や素子に瓜二つの人猫が、それぞれ現実世界で生活を始めて… 後に、それは宇宙人の交通事故が原因だったと判明する。ところがこの宇宙人は主人公に謝罪賠償するどころか、命を付けねらうのである。それはなぜか。そして、主人公たちはどうしたか… 偶然とは思えないタイミングで、こんなニュースが。 女性裁判官(30)「非正規の命の値段なんて安いに決まってるだろ・・・逸失利益は低く見積もれよ」 :アルファルファモザイク テーマは「逸失利益と過失相殺をめぐる諸問題」。若い非正規労働者が増える現状について「自分の都合の良い時間に働けるなどの理由で就業形態を選ぶ者が少なくない」「長期の職業キャリアを十分に展望することなく、安易に職業を選択している」とする国の労働経済白書を引用。こうした状況を踏まえ、正社員の若者と非正規労働者の若者の逸失利益には差を設けるべきだとの考えを示した。 本作は、これを宇宙規模にまで広げた話でもある。 主人公の命の値段はいくらなのか? それも、人類にとってではなく、宇宙の知的生命体にとって。 それを「地球よりも重い」と見積もる宇宙人は、まずいないだろう。 かりにそうだとしても、地球そのものの値段が大したものだとは限らないのは、「銀河ヒッチハイクガイド」のネタの一つである。これまた不滅の物語の一つであり、作者のAdamsが亡くなった今でも読む事が出来る。 しかし、問題はそこじゃないんだ。 値踏みされた後、どうするかなんだ。 読了後、あなたにとって「絶句」という言葉の意味は永遠に変わるだろう。 私は、もう絶句しない。 それは他者が決めた自分の値段で、自分を売るのに同意することなのだから。 それがいやなら、異議を唱えるしかない。 たとえ相手がA級知的生命体でも。
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実は、ハードカバーで読んで、文庫を所持しております。 星新一さんも絶賛したという、新井素子さんという作家、 ハッキリ言って、もの凄い力量の持ち主です。 「…絶句」は、彼女が脂の乗り切った時期に書かれたSF小説で、 文体はライトノベルそのものですが (当時ラノベという概念やジャン...
実は、ハードカバーで読んで、文庫を所持しております。 星新一さんも絶賛したという、新井素子さんという作家、 ハッキリ言って、もの凄い力量の持ち主です。 「…絶句」は、彼女が脂の乗り切った時期に書かれたSF小説で、 文体はライトノベルそのものですが (当時ラノベという概念やジャンルはなかったんですけどね…) 内容は、決してライトではありません。 10代から、オバサンと呼ばれるこの歳まで ずっと手元に置いてきた中に、この「…絶句」があります。 内容は書きませんので、ぜひその目でお読みください!
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