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大統領オバマは、こうしてつくられた の商品レビュー

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2012/05/05

アメリカ大統領選は、予備選、党大会、本選挙と、果てしなく続く苛烈な競争である。選挙対策チームの内紛、世論の潮目の変化といった、様々なトラブルに即座、かつ、適確な対応が必要であり、それなくして、大統領選を勝ち抜くことは不可能と思われる。こうして大統領(候補)は、鍛え抜かれていること...

アメリカ大統領選は、予備選、党大会、本選挙と、果てしなく続く苛烈な競争である。選挙対策チームの内紛、世論の潮目の変化といった、様々なトラブルに即座、かつ、適確な対応が必要であり、それなくして、大統領選を勝ち抜くことは不可能と思われる。こうして大統領(候補)は、鍛え抜かれていることがよく分かる。

Posted byブクログ

2010/11/25

バラク・オバマが制した2008年の米大統領選における各候補陣営の選挙戦の裏側を丹念に描いた労作。2段組みびっしりで460ページの分量に初めは尻込みするが、まだ新しい記憶を呼び返しながら読み進めていくと意外に長さを感じない。 2008年の大統領選とは、この本を読むと結局は民主党...

バラク・オバマが制した2008年の米大統領選における各候補陣営の選挙戦の裏側を丹念に描いた労作。2段組みびっしりで460ページの分量に初めは尻込みするが、まだ新しい記憶を呼び返しながら読み進めていくと意外に長さを感じない。 2008年の大統領選とは、この本を読むと結局は民主党予備選挙におけるヒラリー対オバマの戦いであったことが分かる。ついに建国史上初の女性大統領が生まれるのか、それとも初の黒人大統領が生まれるのか、といった熱さがあったように思う。 そしてオバマが大統領に選ばれた後にヒラリーが国務長官として政権に加わるところでこの本は締めくくられる。 それにしても、大統領選が与える候補者、選対チームメンバー、そして家族に与えるストレスがいかほどのものであるかが十分伝わってくる。オバマ政権もかなり大変なことになっているようだが、そんな中でも次の選挙戦の準備がそれでもどこかですでにもう始まっているんだろう。 --- アメリカではこういった大きなイベントがあると腕の立つジャーナリストが関係者にきちんとした取材をした上で、一級の長編ドキュメンタリにまとめる仕事をする伝統がある。 最近では9.11に至る過程を描いた『崩壊する巨塔』、古くはケネディ政権を描いた『ベスト。アンド・ブライテスト』のハルバースタムなどを挙げることができる。 一方日本では、同じような良質のドキュメンタリがあまり生まれないように思うのはなぜだろう。少なくとも最近では自民党の首相が次々と辞めていった裏には様々なドラマがあったはずである。民主党の政権奪取の話でもいい。実際のところ国民にも知る権利があると思うのだが、どうだろう。

Posted byブクログ

2010/10/25

400頁を越える大部。米国大統領選の内幕をドキュメンタリー小説風に描いている。一つ一つのエピソードが活き活きとしていて面白い。久しぶりに面白い本だった。出てくるエピソードをYouTube などで確認しながら読むと、身近に感じられる。

Posted byブクログ