無力感は狂いのはじまり の商品レビュー
精神科医の春日武彦と小説家の平山夢明の対談第二弾。 相変わらずの毒舌は面白かったけど前回のほうが面白かったな。 それにしても平山氏の周りには変な人ばっかりだな!
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平山さんも春日先生も大好きなので、読んでいて楽しくて仕方がなかった。と言っても、「狂う」ということがテーマなのでゾクっとするような指摘があったりして気が抜けない。
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精神科医とホラー作家の、 狂気をテーマにした放談集第二弾。 「妖怪ケツだけ親父」が強烈! 赤塚マンガかと思った(^^;)。 背筋が冷たくなったのは 「未解決事件のミステリーと容疑者」。 春日先生、世田谷一家殺害事件に触れ、 「もしかしたらそいつが犯人」って……ΣΣ(゚д゚lll)...
精神科医とホラー作家の、 狂気をテーマにした放談集第二弾。 「妖怪ケツだけ親父」が強烈! 赤塚マンガかと思った(^^;)。 背筋が冷たくなったのは 「未解決事件のミステリーと容疑者」。 春日先生、世田谷一家殺害事件に触れ、 「もしかしたらそいつが犯人」って……ΣΣ(゚д゚lll)ノノ
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本当に平山さんは面白い方だなぁ、大好き。 対談している心理学の先生もすごい。こうまで言い切れるのは現場にいる精神科医しかいないものね。 先生の本も読もうっと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
サーカスの象は雌で、雌象が発情したら棒を入れてかき回すらしい(某小説の描写)。こういうの読むと人間の罪について考えてしまうっていう箇所が今回とても印象的だった。 お二人の対談は私の心のオアシスです。
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平山夢明と春日武彦(精神科医)との対談。第二弾。 期待を裏切らない面白さで、もはやこれはコントの脚本か何かと思うほど。 勃筋(ボッキン)を摘出された床屋のおじさんのくだりで半泣きになった(笑)。 その他、平山さんの奥さんが催眠術にかかりやすい話と、論点をずらす人達の話も面白い。
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有名な精神科医の春日武彦さんとホラー&ミステリー小説家の平山夢明さんの対談本、 『無力感は狂いのはじまり』 という本を読みまして、この中で引き寄せ的といいましょうか、 DAZEww氏が共鳴しそうな箇所があったので抜粋しておきますわ。 ちなみに平山夢明さんて、よくコンビニの本棚...
有名な精神科医の春日武彦さんとホラー&ミステリー小説家の平山夢明さんの対談本、 『無力感は狂いのはじまり』 という本を読みまして、この中で引き寄せ的といいましょうか、 DAZEww氏が共鳴しそうな箇所があったので抜粋しておきますわ。 ちなみに平山夢明さんて、よくコンビニの本棚なんかに必ず売ってる「東京伝説」等の 実話怪談シリーズを書いてたいわばB級ライターだったわけですが、 4~5年前にオカ板にこの人の怪談単行本シリーズのスレが立っていて、 私はよく見ていたのですが、真夜中にホントに平山さん自身が降臨したりして あの話しはこういう体験から書いたんだよ~的な解説までしてくれて、 NASAはこの人ねらー相手にフレンドリーな人だなという印象をもっていました。 平山さんはその頃、コンビニ怪談本シリーズだけじゃなく、本格的なミステリー小説を書いてみたい、 それが本心は一番やりたいことだと、オカ板のねらーに語っていました。 ねらー相手に真夜中に公言なんて正直といいましょうか、ユニークな人だと当時は思ってたんですが、 そしたら平山さん、その後本当にコンビニ怪談本ではなく自ら初の長編ミステリー小説にチャレンジし 日本ミステリー作家協会賞&日本冒険小説協会賞の大賞を受賞し、 日本の一流ミステリー作家の仲間入りをしちゃったわけです。 まさに引き寄せ的人生を歩んでるな~なんて思ったんですが、 この精神科医春日武彦さんとのガチ対談本の中でもなかなかどうして包み隠さず ニンマリするようなお話をなされていましたのでちょっとだけ抜粋してみましたわ↓ 平山「俺の友達に子役上がりの女の子がいて、自分の容姿にものすごくコンプレックスがあるの。 今もそんなに売れている女優さんではないんだけど。 小さいときから劇団に入れられてさ。そもそもは、お母さんが女優になりたかったわけ。 あなたはもっと鼻が高かったらよかったのにとか、お母さんはこんなに高いのに、 あなたはお父さんに似ちゃったからとか言われて。 とにかく容姿のことを責められた。本人も小さいときから気をつけて、太らないようにもしてきたし 身ぎれいにもしてきたし、化粧もうまくしているから、きれいなのよ。俺から見れば十分きれいだよと。 逆に足りないのは、女優としての勉強だったり、素養だったり、脚本なら脚本というものを理解する力。」 春日「内面を磨けと。」 平山「それに気が付けばいいんですよ。そこそこの女優でやっている、食える範疇に入っている。 女優体が出来ているというか。なのに、本人は外見のみにすごい落ち込んで。 本当に顔がダメなんだと。それがぬぐいされないわけ。 片や、近所に宮澤喜一みたいな顔をした女の子がいるのよ。 俺、見るたびに残念だって思ってるんだけどさ、その子ものすごく明るいの。 “私ブスでしょう、だから内面で勝負するの“なんてさ、にこにこしてるの。 ブスって言われたら、えっ、自分はたしかにブスだけどさ、ブスにブスって言うことないじゃな~い、なんてさ。 あんただってそんなによくないんだしさ、とか言い返してくるの。結構明るい。ブス特有の影がない。 バグ犬だってかわいいってヤツはいるんだから、たしかに見れば愛嬌というか、味わいもあるのよ。 その家は、お姉ちゃんは普通の顔で、妹はブスなんだけど、同じようにかわいい、かわいいって育てたんだよね。 外では人面瘡に似ているとか、今東光に似ているとか、ひどいことを言うヤツがいるんですよ。 地獄のような赤い舌を持っている人間が大勢いたんだけど、家へ帰ると母親は “そんなことはないよ、その子たちは分かってないんだよ。あんたはかわいい、かわいい” て本当に言っていた。心底言っていたらしいんだよね。親バカだから。 そうしたら、ブス的な影がまったくないんですよ。 整形しないの?と聞くと、う~ん、今のてこ考えてない。とか答える。これはある意味ナルシシズムなの? 春日「ごまかし力というのも大切なんでしょう。エレガントにごまかすとか。 そこで人間はどう自分をごまかすか。俺は、そこにすごい興味があるね。」 →まあこういうのを読みますと、その女の子はたまたまラッキーな親の下に育てられたからいいけど、 サイアクな環境に育った場合は‥みたいに思いがちですが、 でも逆に言えば人間は思い込みひとつで世界は違って見えるということだとつくづく思いましたわ。 上手く行くことも上手く行かない障害も、絶対思い込み(認知の歪みとか ケイティーの4つの裏返しの質問でも何でもいいですが)がKEYだとNASAは考えておりますわ。
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秋葉原通り魔事件、婚活殺人から巷の怪事件まで。春日武彦と平山夢明が、平易な言葉で、あからさまに狂気について語る。人間の深層に眠る狂気の種を抉りだす、3年ぶりの対談集。
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前作『「狂い」の構造~人はいかにして狂っていくのか?~』に続く、精神科医 春日武彦と小説家 平山夢明の対談集。 『厠の怪 便所怪談競作集』に収録された平山作品、「きちがい便所」の執筆秘話(?)が興味深かったです。ラジオで、「トトロっぽく書いた」って言ってたけど、この本では「アンチ...
前作『「狂い」の構造~人はいかにして狂っていくのか?~』に続く、精神科医 春日武彦と小説家 平山夢明の対談集。 『厠の怪 便所怪談競作集』に収録された平山作品、「きちがい便所」の執筆秘話(?)が興味深かったです。ラジオで、「トトロっぽく書いた」って言ってたけど、この本では「アンチトトロの世界に迫ってみた」って・・・逆じゃん。 前作でも語られていた「行き詰まったら部屋を掃除する」っていうお話、何となくずっと心に残っていて、何かあるとまず掃除してみようと思うようになりました。不思議にうまく作用するんですよね。部屋の掃除と心や頭の整理ってリンクしているのかもしれないですね。
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むちゃくちゃ時事ネタ本。ただし、時事ネタに関する掘り下げがものすごく浅いからか、平山さんや春日さんの知人の話・経験談・好きな本の話の方が面白い。
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