ランダム化比較試験の設計 の商品レビュー
RCT の持つ因果性を推論するためのシンプルなデザインを、 統計解析からではなく、デザインからアプローチされている本です。 著者によると、本書の目的は、以下。 ①RCTを紹介する。 ②いついかなる方法でRCTを行えばよいのかに焦点を当てながら、その方法論とデザインを説明する。 ...
RCT の持つ因果性を推論するためのシンプルなデザインを、 統計解析からではなく、デザインからアプローチされている本です。 著者によると、本書の目的は、以下。 ①RCTを紹介する。 ②いついかなる方法でRCTを行えばよいのかに焦点を当てながら、その方法論とデザインを説明する。 ③その方法を用いた優れた例とそうでない応用例を挙げる。 ④これまで公表されたRCTの批判的吟味を行うこと。 医療者向けというより、教育、介護、司法分野向けだそうですが、 事例がヘルスケア分野から紹介されているので、医療者にも十分な内容です。 RCT を初めて学んだ方には、とっつきやすくて、でも、すごくしっかりした内容のようです(今、読んでいる途中)。 基本に戻ることの大切さをかみ締めた1冊です。
Posted by
- 1