本田宗一郎 の商品レビュー
2019/1/20読了。 本田宗一郎の数々のエピソードを通して彼の魅力、人間臭さを感じることができた。技術の前に思想が大切とは彼の言葉であるが、思想が前提にあり、それに基づいて技術を開発することが技術者にとっては特に重要なのだと思う。
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改めて知る、本田宗一郎。戦後、浜松で立ち上げた技術研究所を世界的な会社に育てた、戦後を代表する企業人の人生。戦前に自動車整備会社を経営、次いでピストン製造会社を立ち上げる、敗戦に際して、二番目のピストン製造会社を、トヨタに売却、1年間の人間休業宣言。そして改めて始めた、三社目が、...
改めて知る、本田宗一郎。戦後、浜松で立ち上げた技術研究所を世界的な会社に育てた、戦後を代表する企業人の人生。戦前に自動車整備会社を経営、次いでピストン製造会社を立ち上げる、敗戦に際して、二番目のピストン製造会社を、トヨタに売却、1年間の人間休業宣言。そして改めて始めた、三社目が、本田技術研究所、現在のホンダであります。波乱万丈、やってもみせんで、何が分かるか、であります。
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平成27年5月5日読了。全くもってスケールの大きなカリスマである。あの世できっとスティーヴジョブズと闊達な議論を戦わせていることであろう。 市場調査なんて全く無意味。誰も体験した事のない、新しい需要を創り出す事に意味があるのだというポリシーには共感を覚える。
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※このレビューにはネタバレを含みます
クルマ好きのわたしは、T360、N360に始まりシビック、そしてCVCCエンジン以降の四輪車の歴史と晩年の好々爺然とした本田宗一郎氏は知っていましたが、彼がどのように生きてきたかをこの本で体系的に知りました。 奉公に行った東京のアート商会で頭角を現したこと。後にのれん分けしてもらい、浜松で起業したこと。戦中は、ピストンリングの製造を手がけたこと、1945年9月にその会社をトヨタに売り、本田技術研究所を立ち上げたこと。 そして、数々の出会い。 後にトヨタの社長になる石田退三氏、そして本田技研で副社長として宗一郎氏とともに経営に励む藤澤武夫氏。 研究所で宗一郎氏とともに過ごした人たちが、二代目、三代目の社長になる。そして、宗一郎氏は自分の一族を会社に入れることはありませんでした。 貧しい暮らしから、人の平等、学歴に対する反骨心を持ち、仮説を実践し、ものを造り、生産性を上げ、会社は数度の危機をその都度乗り越えて行きます。メーカーの社員以外にも、販売現場や修理にあたるディーラーの方がたに敬意を払い、社長退任後、日本全国通津浦々まで販売店を訪問し全員握手の旅に出る。さらには海外にも足を延ばします。 アメリカ人のディーラー経営者から尊敬される日本人。現代の立志伝上の人物でありました。 そして人を動かす言葉の数々。 「人を動かすことができる人は、他人の気持ちになることができる人である。」「哲学のない人は経営をやることができない」「能率とはプライベートの生活をエンジョイするために時間を酷使することである」 極めつけは、本書の副題になっている「やってみもせんで、何がわかる」 学びの多い本でした。
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二階に上げ、はしごを外して、下から火をつける やってみもせんで、何がわかる 宗一郎の社長退任はオイルショックの一ヶ月前 1973/10 社のモットー 3つの喜び 造って喜び、売って喜び、買って喜ぶ 人生は見たり、聞いたり、試したりの3つの知恵でまとまっているが、そのなかで一番大切...
二階に上げ、はしごを外して、下から火をつける やってみもせんで、何がわかる 宗一郎の社長退任はオイルショックの一ヶ月前 1973/10 社のモットー 3つの喜び 造って喜び、売って喜び、買って喜ぶ 人生は見たり、聞いたり、試したりの3つの知恵でまとまっているが、そのなかで一番大切なのは試したりであると思う 不常識を非真面目にやれ 社長退任後、全国の本田の営業所をすべてまわり、現場で働く人と握手をした (1974年) 理念なき行動は凶器であり、行動なき理念は無価値である 目配り、気配り、思いやり 肝がんの末期 順天堂医院 山内裕雄院長 1991/8/5 84歳 クルマ屋のおれが葬式を出して大渋滞をおこしちゃ申し訳ない 自動車殿堂入りスピーチ http://www.youtube.com/watch?v=f9kDSqQb7S0
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私が最も尊敬する経営者です。 改めて、「本田宗一郎」の生い立ちから、晩年まで、 壮絶人生を知りました。 「やってもみもせんで、何がわかる」 の言葉には、グッときましたね。 元気がもらえる一冊です!
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現在の評価により、過去に意味を与えてはならない。 むしろ、現在の評価にたどり着かなかった、幾千もの 無名の歴史を知りたい。 どちらかと言うと、私は光の当たらない歴史に埋もれて いくのだから
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非常に面白かった。 この人のことをさっぱり知らないので読んでよかった。 変なビジネス本読むよりもこういったものを読んだほうがやる気が湧くのかな。 残念だったのは筆者の経営理論のようなものが突然入ってきた所。 しかも意外と長い。 そこだけは読まずに飛ばした。
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偉大な経営者、技術者の伝記。本田宗一郎も凄いが、藤沢武夫も格好いい。 経営危機の中での、マン島レース参戦。今、日本に必要なものは、この精神では無いでしょうか。
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伊丹先生による、本田宗一郎の伝記。 勉強会のため、『経営に終わりはない』藤沢武夫と合わせて読んだ。 戦略面などで得られた部分はあとで述べるとして、感情面で言えば、最後の2章あたりは泣きそうだった。このような人をひきつけるような、そして人から愛されるような人生を送りたいと思わせて...
伊丹先生による、本田宗一郎の伝記。 勉強会のため、『経営に終わりはない』藤沢武夫と合わせて読んだ。 戦略面などで得られた部分はあとで述べるとして、感情面で言えば、最後の2章あたりは泣きそうだった。このような人をひきつけるような、そして人から愛されるような人生を送りたいと思わせてくれた。そういう点で、非常に満足。 理念なき行動は凶器であり、行動なき理念は無価値である。 創意工夫は苦しまぎれの知恵である。 不常識を非真面目にやれ。
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