誕生日のできごと の商品レビュー
また素敵な作家さんに出会いました。 今年は素敵な出会いがいっぱいあったな。 もうまず装丁にキュン。 やはりデザイン名久井直子 ねむようこのイラストもよし。 ポプラピュアフルなので青春系かと思いきや 意外と20代女性をターゲットにしています。 章ごとにそれぞれの年の誕生日の ...
また素敵な作家さんに出会いました。 今年は素敵な出会いがいっぱいあったな。 もうまず装丁にキュン。 やはりデザイン名久井直子 ねむようこのイラストもよし。 ポプラピュアフルなので青春系かと思いきや 意外と20代女性をターゲットにしています。 章ごとにそれぞれの年の誕生日の えりのココロはきっと 女の子代表ともいえる すべての女の子がそのときそうじゃないとしても きっと感じてる 短歌でデビューしただけあり ひとつひとつのことばがきれいで 歌詞として登場する詩もまたその年の誕生日を 物語るようで心に残った もっと知りたい作家さんです!
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誕生日を焦点にした、一人の女の子の、18歳から25歳までの軌跡。 一年一年、鍵となる食べ物が出てくるのが面白い。 人生は、周りの環境に流されてそうなっているように見えても、 知らず知らず自らが選んで、今の状態になっているのだ。
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加藤千恵は大好きなんだけど、短歌も大好きだけど、彼女の書く文章は、ダラダラし過ぎてると思う。あと、主人公が自分勝手な印象が多くて、あまり好きになれない。
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人生なんて、予想外なことでしか成り立ってないから。ーー 20歳の私は、自分がやりたいことしかやりたくなかった。 21歳の私は、今ここで働いてるなんて思ってもいなかった。 22歳の私は、人生何にも考えてなかったんだなぁって愕然として、現実と夢の間をふらついてた。 23歳の私は、これ...
人生なんて、予想外なことでしか成り立ってないから。ーー 20歳の私は、自分がやりたいことしかやりたくなかった。 21歳の私は、今ここで働いてるなんて思ってもいなかった。 22歳の私は、人生何にも考えてなかったんだなぁって愕然として、現実と夢の間をふらついてた。 23歳の私は、これからどうしたいのかさっぱりわからず、ただ毎日が過ぎている状態。 24歳の私は…?? 25歳の私は…?? 偶然が必然を生み、運命が人生を変える。 今ここにいることを変えたいならすぐなんだよ。でも、その未来はとても不安。でも今よりは幸せ。 →今の自分は、全部自分で選んできたものからできている→ そうだといいな、今までも、これからも。
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18歳から25歳までの誕生日にスポットを当てて描かれた本です。 きゅんとする淡い恋や情熱的な恋,胸が張り裂けそうな辛い気持ちや,自分じゃどうしようもない失恋… これらをある程度経験して,だけどまだ大人になりきっていないこの年齢だからこそ感じられる「気持ちの動き」に共感したり,ある...
18歳から25歳までの誕生日にスポットを当てて描かれた本です。 きゅんとする淡い恋や情熱的な恋,胸が張り裂けそうな辛い気持ちや,自分じゃどうしようもない失恋… これらをある程度経験して,だけどまだ大人になりきっていないこの年齢だからこそ感じられる「気持ちの動き」に共感したり,あるいは思い出させてくれる本だと思います。 (九州大学 学部生)
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1人の女性の18歳から25歳までを7つの短編で繋いだ1つのお話です。 18歳~25歳の間に、劇的な出来事が起こったり、 ドラマチックな展開が待っていて…という構成ではなく、 生きている時間の1区間(18歳~25歳)の誕生日をピックアップし、 ささやかで少しずつではあるけれど、確...
1人の女性の18歳から25歳までを7つの短編で繋いだ1つのお話です。 18歳~25歳の間に、劇的な出来事が起こったり、 ドラマチックな展開が待っていて…という構成ではなく、 生きている時間の1区間(18歳~25歳)の誕生日をピックアップし、 ささやかで少しずつではあるけれど、確実に成長をしている女性の姿が描かれています。 18歳~25歳。 この時期は、きっと人それぞれ変化に富んでいる期間であって、 「何も考えずに選択したと思っていても、数ある選択肢の中から"自分"が選んでいる」 ということを1冊を通して感じることが出来ます。 その時、その時は「私が想像していた◎歳とは全然違う」と感じていても、 当時は一生懸命自分と向き合っていて、 知らず知らずのうちに、様々な変化が自分に起こっているんだな。。 家族だけでも、恋愛だけでも、進路だけでも、仕事だけでもなくて 家族も恋愛も、進路も仕事も、 余裕がある時もない時も、全部一緒になって生きているのが実情。。 それが上手に描かれているので、 内容自体はあっさりしているものの、私にはしっくりきました。 主人公が色々考え悩んで選んだ道があるように、 私も、その時々に立ち止まって選んだ道があった。 そして、これからも、そういう場面に立ち会う(と思う)。 本当に『人生は予想外のことしか成り立ってない』んだなー。 きっと、この本に出会ったタイミングも絶妙だと信じたい。
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ささいなことで変化していく日常。 きっと誰もが通ってきた道。 「誕生日」を視点に見ただけでも18歳から25歳でこんなにも成長し変わっていくものなのかと思う。 18歳から25歳、受験や就職、恋愛など誰もが通る道を描いているからこそたくさんの人に共感してもらえる作品だと思った...
ささいなことで変化していく日常。 きっと誰もが通ってきた道。 「誕生日」を視点に見ただけでも18歳から25歳でこんなにも成長し変わっていくものなのかと思う。 18歳から25歳、受験や就職、恋愛など誰もが通る道を描いているからこそたくさんの人に共感してもらえる作品だと思った。
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p.149「でも、人生なんて、予想外なことでしか成り立ってないから」 毎年の誕生日に、思い描いた●歳とはかけ離れていると感じるのはこのせいかも。 もちろん今年ももれなく…。 p.196「あの時あっちを選んだから今こっちなのかも」 これは時々思います。
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主人公えりの18歳から25歳までを誕生日のできごとを中心に追っていくお話。 18歳から25歳は、進路や就職という人生における大きなイベントがあり、人それぞれに分岐点がある。知らず知らずに進んでいるその道は、振り返れば、決めているのは全部自分であるということ。そう考えてみれば、あの...
主人公えりの18歳から25歳までを誕生日のできごとを中心に追っていくお話。 18歳から25歳は、進路や就職という人生における大きなイベントがあり、人それぞれに分岐点がある。知らず知らずに進んでいるその道は、振り返れば、決めているのは全部自分であるということ。そう考えてみれば、あの時ああしていたら、今自分はどうしているのと思うことも多々あるなあなんて。 時に、えりの相手に対する苛立ちが自分も感じたことのある部類のものであって、冷静に言葉にされると自分の器の小ささに胸が痛みました。 加藤さんは、感情を言葉にするのがとても巧いと思います。あとは余韻の残し方も好きだし、何より言葉の選び方とかリズムが抜群です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
******引用****** 誕生日を一緒にお祝いしようと誘ってくれたさくらに、予定があると嘘をついて断ってまで、こんなことがしたかったわけではもちろんない。でもこれが、どうしても必要なのだと思った。20歳初めての夜を、一人きりで過ごそうと、夏休みが始まった頃から心に決めていた。 (中略) あたしはずっと、一人でもきちんと暮らせる人間になりたかったのだ。心を乱されることなく、穏やかで冷静でいられるようになりたかったのだ。 ―― 『誕生日のできごと』 p.67,71
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