母の時間 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者の浜文子さんは、子育ての月刊誌「edu」で知りました。同誌でコラムを書いている浜さんに共感し、お勧めの書籍として名が挙がっていた『母の時間(とき)』を読んでみました。 子育て中のママさんにお勧めしたいのはもちろんですが、日常に疲れている、老若男女、どなたでも、読んで頂ければほっこりするのではないでしょうか。 詩人でもある著者、本書でもたくさんの詩が掲載されています。詩の後に、その詩が生まれた背景や、その時の状況などを含めて、子育てのカギとなるような記述が続く……という構成です。 私に響いたのは、以下の記述。 「焦って、熟してもいない先の時間を今もぎとろうとするよりは、このがんじがらめの日常のこま切れの時間を一つ一つ丁寧に味わっていこうと、素直に思えました。」 「親が配慮して教え授けようとすることの多くは、子どもにとって余計なお節介の範疇にあるものなのかも知れません。」 「子どもとしっかり別れるためにしっかりと愛するのです。そこから再び豊かな人生が始まります。」 子育てに自信をなくした時、子育てと仕事や家事の両立に悩んだ時、励まされる1冊になることと思いますよ!
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母親になって、毎日が忙しく眠く、夢現で過ぎ去ったあの頃の生活の中にあった、可愛さや感動を丁寧に思い起こさせてくれる1冊。そうそう…息子の可愛い寝姿にいつまで見入っててぜんぜん飽きなかった…あの時ワタシも息子の複雑な表情に成長を感じたっけ…など、埋もれてしまった、けど頭の片隅にまだ...
母親になって、毎日が忙しく眠く、夢現で過ぎ去ったあの頃の生活の中にあった、可愛さや感動を丁寧に思い起こさせてくれる1冊。そうそう…息子の可愛い寝姿にいつまで見入っててぜんぜん飽きなかった…あの時ワタシも息子の複雑な表情に成長を感じたっけ…など、埋もれてしまった、けど頭の片隅にまだ残る貴重な一瞬を掘り起こしてくれました。 この本を読むと、自分が我が子をこんなに愛しているのだと再認識した。そして、このエッセイに感動できる自分にもホッとする…母性が自分にもやはりあったのだと安心する。 著者もリアルな生活では、エッセイで醸し出される緩やかな子供達との生活描写とはいかなかっただろうが、少しでもこのエッセイの空気感を家庭に再現したいなと思う… 表紙の絵がNO IMEGEで残念ですが、安田郁代氏の母子像絵が印象的で手元に置いておきたい気持ち。
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ぼくのことすき? 「だいすき。あんまりすきだから、いつも見ていられるように、ママの目の中に入れちゃったわ。」 「ホラッ!」 ーーあ〜、こんなステキなやり取りができるなんて・・・。 お母さんになって体験した不思議さ、嬉しさ、楽しさ。「本当にそうだったね」というたくさんのできごとをこ...
ぼくのことすき? 「だいすき。あんまりすきだから、いつも見ていられるように、ママの目の中に入れちゃったわ。」 「ホラッ!」 ーーあ〜、こんなステキなやり取りができるなんて・・・。 お母さんになって体験した不思議さ、嬉しさ、楽しさ。「本当にそうだったね」というたくさんのできごとをこの本で再体験。お母さんならでは・・・の感覚かな。ほのぼの幸せを感じます。
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