情報デザインの教室 の商品レビュー
最近のユーザ中心型デザイン,UXデザインの教科書。工学系の設計とデザイナーによるデザインが近寄ってきた。サービス設計の基礎だと思う。
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うちの大学の先生が関わっている本なので、購入(強制?)しました。情報デザインとはこうゆう事です、という本です。様々なプロセスを簡潔に説明しています。「大学で何を勉強してきたんですか?」と聞かれた時に、渡したい一冊です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
寡聞にして情報デザインという単語を初めて聞いた。デザインと聞いてイメージしやすいのは、機能・要求仕様を詰め込むための設計、というものだが、これをユーザの体験やネットワークという視点で実装するのが情報デザインの理念らしい。この部分が個人的にグッと来た。 人間がツールを使うという考え方ではなく、人間に新しい生活を満喫させるためには何がどういう形で必要か、という考え方なのだ。昔の軍人が軍服にあわせて体を絞ったのとは違って、オートクチュールで軍人にあわせた軍服を作るやり方とも言える。 そういう情報デザインの考え方に従って、どのような手順でデザインを行っていくのかを、ブレイクダウン形式で概要を紹介していく。 「Ch.3 ユーザ調査のための手法」「Ch.4 コンセプトのための手法」などは、製品などのデザインだけでなく、業務・システムのデザインにも活用できるやり方だと思うし、実際にビジネス書としてこの辺りのフレームワークはよく扱われているテーマだと思う。 最後にはケーススタディとしていくつかの事例が挙げられているのだが、各2ページ程度しか割かれていないことが残念で、この辺りを切り出して詳しく書かれていれば、もっと面白かった気がする。 そんなわけで、あくまでフレームワークの概要レベルの紹介なので、興味を持った部分については、参考文献に挙げられている資料を当たるのが正しい姿勢なのだろう。また、本文中にも書かれているが、フレームワークをたくさん覚えてもアイデアを出すことは肩代わりしてもらえない、という事実は、警句として心に留めておいてもよいかもしれない。
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よくまとまっているけど、やっぱりこの系統は文章で残すことに限界があるね。良くも悪くも教科書。これだけでは全然わからん。
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情報デザイン全体を俯瞰できる資料として、大変参考になった。情報デザインは「うれしい体験のためのデザイン」という言葉が印象的。技術者にも参考になる(実践したくなる)話が多々含まれている。
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