クロエとエンゾー の商品レビュー
どこまでが本当でどこまでが空想なのか... あやふやなまま、でも物語の流れに引き込まれつつ読んだ。 クロエとエンゾーの愛というか、すごく想い合う気持ちがすごいなーって。
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辻さんがTwitterでお勧めしてた読み方は真ん中の色の違うクロエの小説部分を読んだあともう一度最初から読むこと でも確かにひっかかる部分はあったけど、あの劇中劇の父親が誰かわからない下りって要るのかなあ、とかエンゾーの大学の同級生とかは結局なんだったんだろうって思えてきちゃった...
辻さんがTwitterでお勧めしてた読み方は真ん中の色の違うクロエの小説部分を読んだあともう一度最初から読むこと でも確かにひっかかる部分はあったけど、あの劇中劇の父親が誰かわからない下りって要るのかなあ、とかエンゾーの大学の同級生とかは結局なんだったんだろうって思えてきちゃった。でも辻さんの作品はやっぱりいいですね。セリフがロマンチックでした。
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導入のエンゾーと春雨とクロエ。 クロエの描く、ギリシャでの彼ら。 その後の彼ら。 なんか作家って、大変。 そんなカンジ。 そういえば、コレって恋愛小説になる!? 昨日だったか、ラジオでDJが 恋愛小説って、女性に好まれて読まれる ってみたいなコト云ってたけど...
導入のエンゾーと春雨とクロエ。 クロエの描く、ギリシャでの彼ら。 その後の彼ら。 なんか作家って、大変。 そんなカンジ。 そういえば、コレって恋愛小説になる!? 昨日だったか、ラジオでDJが 恋愛小説って、女性に好まれて読まれる ってみたいなコト云ってたけど。 生きるって、恋愛もセックスも制作も込みこみだから って思うから。 恋愛小説っていったい、どんなのを指すの? って思う。 まぁ、ステキな恋愛小説だな、コレは。
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時間軸や空間が交錯する話は大好き。頭の良い人でないとこういう作品は書けないと思う。事前にレビューや書評を一切読まなかったから、思いがけないストーリー構成に惹きこまれ、とても楽しめた。少し時間をおいて、また読んでみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私たちは、愛よりも先にセックスがあった――― ある日、井島から「特別なアルバイト」を紹介されたエンゾー。 それは、井島の目の前で、名も知らない女性と関係を持つ、というアルバイト。 キスや必要以上の私語は厳禁、余計な詮索もしない。 それが、絶対のルールだった。 そこから、たった一度だけ関係を持ったクロエとエンゾーの物語が始まる。 クロエと井島は法律上の父子であり愛し合うもの同士でもある。 クロエの母親、即ち井島の元妻・春雨は、初老の作家であり、クロエを捜し求める唯一の手掛かりである。 エンゾーと春雨は愛し合う。三十四歳の年の差に苦悩する。 エンゾーはクロエを追い求める。 クロエはエンゾーを待つ、いつまでも。 第二部のクロエが書いた処女作『CHLOE et ENZO』は秀逸。 結末から始まるストーリーだ。 ここでもクロエとエンゾーは、たった一度だけ、関係を持つ。 どこから、この物語は繋がっていたのか。 不可逆な筈なのに、そこに、物語が紡がれる。 第三部。 フランスでエンゾーを待つクロエ。 クロエを求めて渡仏するエンゾー。 二人の運命は、遂に交錯し始める。 遂に? ここから? いつから? いつから交錯していたのだろう? 想像してなかった結末。 一体いつから、どこからこの物語は繋がっていたのか。 一気に読み終えると、混乱させられる。 一瞬駄作かな、とも思った。 でも、確かに物語は繋がっていた。 最初から、あらゆるところに伏線が張られていた。 そして二人は愛し合う、醒めながら見る夢の中で。 この手の本は、好んで読もうとしないだけに新鮮だった。 読み込むと面白い。 文体やら構成やら、一冊読んだらもういいやってなりそうだけど、 辻仁成は、もう一度読んでみたいと思わせる不思議な魅力がある。 他にも数冊読んでるけど、どれもそう思ったなぁ。 また何か読んでみようかな。
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初めての辻仁成作品。 楽しめたとは言えなかった。 なんとか読了できたけど、何かいいことあるかも。。。と頑張って読んだ感じ。 ほかの作品を読む気がわかないな。。。
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後半にいくにつれて何が想像で現実かいまいちわからない感じだったけど、読み直して輪郭はっきりさせるよりふわふわさせたままのほうがいいかなとおもったから結局よくわからないまま。 構成とか描写はすてきだったのに、なんでクロエがエンゾーに惹かれたのかわかんなかったから、そこのとこが陳腐...
後半にいくにつれて何が想像で現実かいまいちわからない感じだったけど、読み直して輪郭はっきりさせるよりふわふわさせたままのほうがいいかなとおもったから結局よくわからないまま。 構成とか描写はすてきだったのに、なんでクロエがエンゾーに惹かれたのかわかんなかったから、そこのとこが陳腐に感じた。恋愛じゃないものにもっと重きを置けばよかったのに
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愛よりも先にセックスから始まる物語。 現実と想像のあいだで物語は創造されていきます。 構成に読み難さを感じる面もありましたが、辻仁成の世界を強く感じることができる作品だと思います。 なので、好き嫌いが別れると思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
意味わからず。。 【ストーリー】 私たちには、愛よりも先にセックスがあった。 「特別なアルバイトがある」と井島と名乗る男性から切り出された仕事は、見ず知らずの女性とセックスをすること。私語は禁物、キスも女性への余計な詮索もなし、彼の見ている前でその女性とセックスする、それが依頼の全容だった。大学二年生のエンゾーは、戸惑いながらも女性の胸に顔を埋める。クロエという名前を持つ彼女の存在はエンゾーのなかで一気に膨れ上がり、やがて二人は醒めながら見る夢のような果てしない物語のなかへと呑み込まれていく――。 第二章の現在から過去へとたどっていく物語はこの小説の白眉。全編を通じて著者が仕掛けた知的な冒険を楽しむことができます。
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なんだか、引きこまれる作品でした。 創造は無限大。 創造する力はすごいですね。 何と言っても ゛クロエ゛と゛エンゾー゛って名前が好きです←
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