文化人とは何か？ の商品レビュー

南後由和,加島卓【編】

2011/01/06

１００ページほど拾い読み
文化人という形象がどのように生起したり、消費されたりするのかを、単純なマスメディア決定論に還元させることなく、多角的に展開してみようという本。オムニバス、寄稿形式。

文化人は雲の上の存在？いや、違う。
そこに自己を同一化させ、時に模倣すべき対象となっているのだ。

雑誌の創刊→週刊新潮そのた。
「中間文化」…「総合雑誌的な高尚な思考と娯楽一辺倒の精神との優れた妥協」によって生まれ、専門書と単なる読物の中間に位置し、
適度な知識欲や政治的関心をみたすものをさす。