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月の虹 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2024/05/22

自分の意見を持ち、社会的課題に向き合う女性は素敵だと思って読み進めたが、精神的に病んでしまった恋人を無償の愛で支えるほど自己犠牲を伴えるかというと私はたぶんnoだと思う。この考えは今後変わるのだろうか。 なんにせよ相手を悲しませることはしてはいけないし、そういうことを1度でもする...

自分の意見を持ち、社会的課題に向き合う女性は素敵だと思って読み進めたが、精神的に病んでしまった恋人を無償の愛で支えるほど自己犠牲を伴えるかというと私はたぶんnoだと思う。この考えは今後変わるのだろうか。 なんにせよ相手を悲しませることはしてはいけないし、そういうことを1度でもする人とは関係を断つべきだと思う。 クライマックスに向けて鬱々していくところは現実味があり、同じ社会人としては心苦しいところも多かったが、最後は短絡的すぎるかなと思った。

Posted byブクログ

2015/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

陳腐でつまらない本。 男の妄想小説。 美人で若くて賢くてスタイルもいい、他の男が羨ましがる彼女。 そんな彼女は精神的に脆くて、俺がいないと生きていけない。とは言っても夜中に寂しがるくらいで、たいして実害はない。すぐ謝ってくれる。 浮気しても気付かないふりをしてくれる。 浮気がバレても許してくれる。 彼女と一緒になる上で、唯一問題なのは彼女の母親。そんな母親は事故で死に 、ハッピーエンドだとさ! くだらない。なんでこんなに嫌悪感があるのか…おそらくこの彼女が不幸だからだ。自分の幸せの為に、彼女の不幸を望む。そんな男に嫌悪感。

Posted byブクログ

2014/10/15

読みやすい文章でテンポもよく、すんなり入ってきた。 けど、時々瑕があるように感じたが、相性かな。 静音の不安定さについていけず、いらっとしたりした。が、そういう物語なのだからしょうがないのか。そしてまた、圭一の不実さにもいらっとした。詩的な心の通いかもれないけど、俗な言葉で言えば...

読みやすい文章でテンポもよく、すんなり入ってきた。 けど、時々瑕があるように感じたが、相性かな。 静音の不安定さについていけず、いらっとしたりした。が、そういう物語なのだからしょうがないのか。そしてまた、圭一の不実さにもいらっとした。詩的な心の通いかもれないけど、俗な言葉で言えばそれは浮気だし、現に静音を傷つけたではないか。 物語の落としどころとしてはよいのかも知れないけど、ご都合的な気もした。 静音の出生や圭一のトラウマなどのあたりは興味深く読んだけど。 美しいけれど、男の人に都合がいい美しさというか、男のナルシシズムを感じた。 あと、引用文のフォントが変わるのがいや。

Posted byブクログ

2014/09/02

「号泣するサラリーマン続出!」ってポップが気になって読んでみました。 若くて綺麗で賢い年下の女の子に翻弄されてドキドキしたり、迫り来る時間のなか、社会的栄光と恋人、どちらかを選ばなくてはならないという苦渋の場面において、手に汗握り共感するというのがサラリーマンなのでしょうか。 ...

「号泣するサラリーマン続出!」ってポップが気になって読んでみました。 若くて綺麗で賢い年下の女の子に翻弄されてドキドキしたり、迫り来る時間のなか、社会的栄光と恋人、どちらかを選ばなくてはならないという苦渋の場面において、手に汗握り共感するというのがサラリーマンなのでしょうか。 しかし、その選択がすべてを狂わしてしまう。たとえ誰かを傷つけることになっても罪を償うチャンスはちゃんと用意されている、だから人生において正しい選択はないと思うのですが、、 、自分にとってかけがえのない人と出会ったら、絶対離してはいけないと思うのでした。

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2014/06/13

なんかつまらん… 2014.6.13

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2013/11/26

古都・京都を舞台に美しい流れの中、遡れば…ハーフという国籍の負い目、擦りきれる精神に鬱病の発症、、生い立ち、育ちに苛まれながらも憎まない・恨まない優しすぎる彼女。フォーレの「夢のあとに」と添えられた手紙は健気過ぎて胸がつまる。ラストで月の虹がかかり、本当に良かった♪

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2010/10/13

「月の虹」って言う言葉を、イグアスの滝に夜、かかる虹が出ていた時に、使われていたので、タイトルに惹かれてしまった。 静音の初対面の印象とは違った心の内面、生い立ち、国籍を知るにつれ、デリケートな内面がありありと伝わってくる。 圭一自身も、幼いころに経験した不可解な出来事もあるこ...

「月の虹」って言う言葉を、イグアスの滝に夜、かかる虹が出ていた時に、使われていたので、タイトルに惹かれてしまった。 静音の初対面の印象とは違った心の内面、生い立ち、国籍を知るにつれ、デリケートな内面がありありと伝わってくる。 圭一自身も、幼いころに経験した不可解な出来事もあることもあってかどうかは分からないけれど。 図らずして生じたすれ違い、正直さ故に、ありのままを伝えてしまうってことは、悪意ではないのに、時に人を苦しませたりする。 一瞬の月の虹のように、ちょっとした心のすれ違いや、お互いのおかれた環境で、ぼんやりかすんで見えなくなってしまうこともあるのかもしれない。 京都弁の響きと京都の景色、音が聴こえてくる本。

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2010/10/11

タイトルに惹かれ衝動買いした本。京都弁でちょっと姫な静音が可愛かった☆色々考えて最後は泣かされたけどいい本に出会った!

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2011/07/16

この著者の小説を読むのは、「夏の光」(ポプラ社)以来、およそ3年ぶり。本来は経済紙の記者で、そちら方面の著作も多く、小説は余技なのではないかと思う。今回の作品は京都を舞台に、20代の全国紙の経済記者・瀬尾圭一が知り合いとなった女子大生・安藤静音と恋に落ちる話が展開される。随所に京...

この著者の小説を読むのは、「夏の光」(ポプラ社)以来、およそ3年ぶり。本来は経済紙の記者で、そちら方面の著作も多く、小説は余技なのではないかと思う。今回の作品は京都を舞台に、20代の全国紙の経済記者・瀬尾圭一が知り合いとなった女子大生・安藤静音と恋に落ちる話が展開される。随所に京都らしい風情のある場所が取り込まれていて、まるで京都デート・スポットガイドのよう。しかしながら、ストーリーは決して軟派な展開には陥らず、静音が日韓のハーフであることからくる民族差別問題や、難しい家庭事情から生じた心の病などを織り込んで恋物語と共に進展していく。これは、精神状態の不安定な恋人を持ってしまった者の苦悩を描く現代的なラブ・ストーリーだ。途中で挿入されるフォーレの「夢のあとに」や「タイスの瞑想曲」がらみの音楽やそれにまつわる話が、この小説に奥行きを与えている。

Posted byブクログ