「官僚」がよくわかる本 の商品レビュー
キャリア官僚の経験がある筆者が、民主党が政権を取って菅直人氏に首相が交替した頃に書いた本。所々に実名を挙げての批判もあり、官僚経験者としての思いを直球で表現している。 民主党政権寄り、という訳でもないようだが、官僚を悪者に見立てた小泉純一郎氏と当時のマスメディアへの恨み言は多く...
キャリア官僚の経験がある筆者が、民主党が政権を取って菅直人氏に首相が交替した頃に書いた本。所々に実名を挙げての批判もあり、官僚経験者としての思いを直球で表現している。 民主党政権寄り、という訳でもないようだが、官僚を悪者に見立てた小泉純一郎氏と当時のマスメディアへの恨み言は多く、「官僚を使いこなせていない」ながらも民主党政権への期待を持っていたことが伺える。 当時まだ残っていたであろう「官僚=悪」の図式を払拭したい思いがありながらも、「部屋、オンナ、クルマ」に代表される品のない官僚がいることや、省庁によっては鼻持ちならないプライド意識があることは率直に認めており、かつそうした人達への批判がよく登場するので、全体的には「やっぱりそうなんじゃん」という印象が残ってしまった。メディアがあまり報じないしっかりした活動や人も紹介しているだけに、やや残念な本だった。
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最近は官僚をたたいておけば安心という風潮がメディアや政治家にあるようだけど、本当は官僚は仕事をすることに生き甲斐を感じている犬である。要は何をすべきかとしっかり指導できないドッグトレーナーである政治家の問題ではないかと提起している。
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ちょっと古い本でしたが内容は良かったです。ただ著者が期待する世の中にはなっていないですね。こういう上司の下で働きたい!
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著者本人から、直接譲っていただいたもの。官僚の実状について非常に分かりやすく綴られている。普段、メディアからしか官僚についての情報を得ていない人はかなり官僚に対するイメージがかわるのでは。
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辞めたから、ここまで言えます。元文科省の名物官僚が、官僚の使い方を教えます。 元官僚がマスコミに出ると極端に役所を批判する事がある。過激な事を言わないとウケが悪いのかも知れないし、役人人生を全うする事なく辞めるという事は組織に不満があるという事だろうが、思わず眉をひそめてしま...
辞めたから、ここまで言えます。元文科省の名物官僚が、官僚の使い方を教えます。 元官僚がマスコミに出ると極端に役所を批判する事がある。過激な事を言わないとウケが悪いのかも知れないし、役人人生を全うする事なく辞めるという事は組織に不満があるという事だろうが、思わず眉をひそめてしまう。 本書の著者も人事的に恵まれなかったようであるから恨み辛みがあるかも知れないが、著作の内容は理性的であり傾聴に値する。 著者にはじめに官僚は犬であると言う。政治家はドック・トレーナーであると言う。国民が飼い主であり、ドック・トレーナーに犬の管理としつけを任せているようなものと説く。これがなかなかわかりやすい。 単に叩くのではなく何が問題なのかがわかりやすくまとまっている。
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仕組みや慣習が時代に馴染まなくなっても頑なに守り続けることの弊害が指摘されている。象徴的な事例が紹介されていてとても分かり易い。 広島のことも書かれてたねぇ。帰京される際,在広時に読まれていた本をたくさん御寄贈いただいた。それを受け取りに御自宅へ訪問したのだが,御出迎えいただ...
仕組みや慣習が時代に馴染まなくなっても頑なに守り続けることの弊害が指摘されている。象徴的な事例が紹介されていてとても分かり易い。 広島のことも書かれてたねぇ。帰京される際,在広時に読まれていた本をたくさん御寄贈いただいた。それを受け取りに御自宅へ訪問したのだが,御出迎えいただいたのは美人の奥様と「犬」ではなくかわらしい「猫」だった。 ■吏道 ■旧内務省系 ■「古い公共」と「新しい公共」
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元官僚の官僚論。2010年秋執筆の書なので、民主党、菅に期待しているが、なんだかなぁ。特に菅については、厚生大臣の時の名刺の挿話だけで期待してしまっていいのだろうか。。。◆◆官僚をうまく使うベキ論には同意。
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官僚⇒犬、政治家⇒ドッグトレーナー、国民⇒ご主人 官僚を使いこなす⇒しつこく説明と人事断行 官僚の機能⇒シンクタンクと相互チェック 財務官僚を尊敬⇒各省庁と違い特定利害にとらわれない 辞表を出す⇒事務次官が一番かっこいい瞬間
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