勝手にふるえてろ の商品レビュー
映画を観たことあったからストーリーは知ってたけど、原作が素晴らしい。ヨシカの弱さ、幼さ、純粋さが好き。 「初恋の人をいまだに想っている自分が好きだった。でもいまニを前にして、その考えが純情どころか薄汚ない気さえする、どうして好きになった人しか付き合わない。どうして自分を好きにな...
映画を観たことあったからストーリーは知ってたけど、原作が素晴らしい。ヨシカの弱さ、幼さ、純粋さが好き。 「初恋の人をいまだに想っている自分が好きだった。でもいまニを前にして、その考えが純情どころか薄汚ない気さえする、どうして好きになった人しか付き合わない。どうして自分を好きになってくれた人には目もくれない。自分の純情だけ大切にして、他人の純情には無関心だなんて。ただ勝手なだけだ。付き合ってみてそれでも好きになれないなら仕方ない。でも相手の純情に応えて試してみてもいいじゃないか。自分の直感だけを信じず相手の直感を信じるのも大切かもしれない」 ↑ここが好きだった。 私もヨシカと同じ時期があったと思う。相手の直感を信じてみるというのが、確かになと思った。 ワルい方が強い。この言葉も大事にしていきたいな。 これから先、何度も読む本になるんだろうな。
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好きな人には振り向いてもらえないが、好きではない人に好かれてる状況。 これぞ恋愛あるある「一方通行の惚れたもん負け」 主人公の態度があからさまで面白かったな... 最後の"好き"ってそういうことでしょ!?と見えない刃をつきつけるような展開は予想外で、好きって軽...
好きな人には振り向いてもらえないが、好きではない人に好かれてる状況。 これぞ恋愛あるある「一方通行の惚れたもん負け」 主人公の態度があからさまで面白かったな... 最後の"好き"ってそういうことでしょ!?と見えない刃をつきつけるような展開は予想外で、好きって軽い気持ちで言ったらダメだよって警告にも思える。 恋愛はこじらせたら怖いね
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大人の恋愛は妥協と受容であるように思う。子どもの頃のようなピンと来る相手と結ばれるということは少ないからだ(私は傲慢と善良を読了しているので影響を受けている可能性はある笑)。 この作品もそういったところを描くのだと思っていた。大好きでたまらないイチ、全然好きではないけど告白されたし惰性のような気持ちでキープするニ。主人公・ヨシカは最後に妥協してニを選ぶのだと思ったからだ。 しかしラストは予想外の方向だった。恋愛とは他人の愛を信じる挑戦であり、片思いでも成立するという結論。この結論の仕方は驚きもあったが、イチがヨシカの好意に気づかなかった経験から来るものであるという納得感はあった。 全体的に物語の蛇足感は否めない。ヨシカも考えが幼稚すぎるところがあるように思う。しかし、とにかく随所で出てくるフレーズが素晴らしい。最後に特に好きなフレーズを2つ挙げる。 ・妥協とか同情とか、そんなあきらめの感情とは違う。ふりむくのは、挑戦だ。自分の愛ではなく他人の愛を信じるのは、自分への裏切りではなく、挑戦だ。 ・いつからだろう、さらなる飛躍という言葉が階段を駆けのぼるイメージではなくなり、遠くで輝くものを飛び上がってつかみ取り〜
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予想してた展開と全然違ってびっくりした。 片思いの思いのまま、相手にその気持ちを伝えることもなく終わってしまう。全然ありえる話だけど。 それよりももっと切なくて、安心するための相手と自分が1番好きな相手をキープする。 結局、どっちも傷つけてしまう。分かっているけど、そんな自分の性...
予想してた展開と全然違ってびっくりした。 片思いの思いのまま、相手にその気持ちを伝えることもなく終わってしまう。全然ありえる話だけど。 それよりももっと切なくて、安心するための相手と自分が1番好きな相手をキープする。 結局、どっちも傷つけてしまう。分かっているけど、そんな自分の性格を変えることはできない。切なくて儚くて、無様な恋愛模様が描かれていた。 でも、これが人間の自然な心理。人間の脳と行動は別の生き物で、思っていても動けないし、動こうとしても思うように動けない。 だけど寄り道をしながらも地に足つけて人間らしく生きようともがいている。そんな主人公に共感しながら説教されたような一冊だった。
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主人公の幼さと自己愛の強さが印象に残った。そして、まるで自分みたいとも。感情のジェットコースター。女の子ってこんなもんよな。 綿矢りささんの本を初めて読んだので、もっと読んでみたいと思いました。
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主人公・ヨシカの妄想と現実のギャップ、恋愛のこじらせ具合、そして周囲とうまく噛み合わない感じが「尖った性格」として強烈に描かれていた作品。理想のイチ(通学時代から気になっていて10年間想い続ける)と、現実の二(就職先のまぁまぁの同僚、理想とは違う人)、どちらを選ぶのか?しかもこれまで男性経験ゼロのヨシカ。「10年間も初恋を妄想の中で熟成させ続ける」という極端さは、彼女ならではの“こじらせ”ぶり。妄想は人をワクワクさせるけれど、現実を無視したヨシカの“痛さ”が印象的だった。自分はとことん現実派なのかな。⑤
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『震える羊』の隣で書店に並んでいる写真がバズって、タイトルは知ってた本。 性欲的な恋愛感情なく結婚した私には主人公の感情が結構刺さったけど、レビュー見てたら主人公こじらせすぎという意見が多かった。私もこじらせということかな。細かい感情描写も、それ私も思ってた!みたいな共感ができて...
『震える羊』の隣で書店に並んでいる写真がバズって、タイトルは知ってた本。 性欲的な恋愛感情なく結婚した私には主人公の感情が結構刺さったけど、レビュー見てたら主人公こじらせすぎという意見が多かった。私もこじらせということかな。細かい感情描写も、それ私も思ってた!みたいな共感ができて、同じ感覚を思いつく人が世の中にいることが嬉しかった。 回想を含めて、ある社会人女性の1ヶ月を切り取って観たような感覚。さくさく読み進められた。 読んでよかった!最高!みたいな感じではないけど、芥川賞作家でもある綿矢りささんの作品をほかにも読みたいなと思いました。
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映画は随分前に観たことあったけど、知り合いに勧められて小説を読みました。 松岡茉優さんがひたすら喋っていた印象しかなかったのですが(笑)、「視野見」という単語は、インパクトがあるから読んですぐ思い出しました。 冒頭からすぐに引き込まれていく独特な文体。 私には彼氏が二人いて、という文章から、おお、特殊な恋愛事情があるのだな、と身構えて読み続けるけど、読み終えてみてびっくり、イチは彼氏でもなんでもないじゃないか。 具体的な年齢は終盤まで出てこないので、一体幾つなの?30代?もはや40代さしかかってたりする??と思っていたら26歳って!全然まだまだ若いでしょう!と思ってしまいました。 イチが運動会の時に話しかけてきたことを、大人になり再会してから、覚えてると言ったシーンは、ドキドキしました。 でもずっと”きみ”と呼ばれている理由が、名前を思い出せないからだと知って、それを失恋と感じ、ニのことを思い出すところに胸が締め付けられる思いでした。 来留美がヨシカの秘密をニに喋っていたことは、とても悲しく、ヨシカと同じ気持ちになりました。 そして冒頭のトイレで泣くシーンにつながる。そこで、イチに対して思う感情として、タイトルの伏線回収。 とはいえ偽の産休届を出して会社を無理やり休むというのは強硬手段すぎてすごい。 しかしそのあとニを呼び出し、イチに背を向け、「自分の愛ではなく他人の愛を信じるのは、自分への裏切りではなく、挑戦だ」と、ニを受け入れる決断をして、物語の幕がおりるというのは、とても美しい終わり方だと思いました。
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主人公の拗らせぶりに読みすすめるのをやめようかと思ったけど、なんとかまとまってくれて良かった。 女友達のズルさとか、学生時代の片思いを美化してしまうのとか、共感できる所もあった。 幸せになってるといいな。
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映画から観た 頭のなかで 映像を思いながら読んだ もし、映画を観なければ そこまで 分からない描写が 数々あつた 映画は 主人公の心の中の その描写が細かく描かれていて なるほど〜が多かった
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