マンガ ドラゴンクエストへの道 の商品レビュー

石ノ森章太郎(著者)

2014/09/12

ファミコンプログラミングの息づかいがマンガを通じてすんなり入ってくる名著。
現代的「富豪的プログラミング」との比較として、エンジニアとしての勉強にもなる

2011/04/04

大人になるにしたがって、我々は「感情」を削ぎ落としていくものです。なぜなら激しい感情は、社会生活において妨げになるから。そんなにしょっちゅう物事に心乱されていては仕事に支障の生じる恐れがあるからです。だからなるべく物事に執着しないように意識して自制するようになり、そうしているうちに本当に無感情になってしまうのが大人。何かに熱中したり夢中になることも少なくなり、大きな悲しみもない代わりに大きな喜びを感じることもなく、安定や無難を好み、恙無く過ごしていけるように細心の注意を払って生きていく、これが大人の知恵。個人差あるでしょうが概ねこんな感じなのではないでしょうか。

本書はドラゴンクエストIができるまでを描いた物語です。これを読んで、上記のようなつまらない大人になってしまった自分は、その削ぎ落としてきた熱い気持ちを拾いに戻りたくなりました。わたしは一体いつからこんな人間になってしまったのか。いつの間にか封印していた、全身の震えるような熱い感情が一瞬ですが蘇り、気がつくと涙が流れていました。あの頃を取り戻したい……まあ多少誇張入ってますがそんな感じで、情熱的な物語です。制作者達の情熱と、血と汗と涙、そして愛情を惜しみ無く注ぎ込んで誕生したドラゴンクエストが皆に愛されるのは必定であったと言えるでしょう。

2009/10/04

あのドラゴンクエストが完成するまでの道のりをわかりやすく漫画で紹介。
堀井、中村（現チュンソフト）、すぎやまこういちといった大物たちの若かりし日々を描いた貴重な一冊。

2009/10/04

漫画家を志す者の教典といえば「まんが道」だけど、ゲームクリエイターにとっての教典はこの「ドラゴンクエストへの道」だ！
僕は実際、道に迷いそうになると、この本を読み、毎回毎回、マスターアップのシーンで共感・感涙。