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ヒーローの作り方 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/04/03

どこで本書のことを知ったのか忘れてしまったが、オットー・ペンズラー関連で読もうと思った1冊。 ミステリ好きを自認していましたが、浅はかでした…全然読んでない。人気シリーズはつい敬遠してしまいがちですが、人気の所以が確かにあるんだと反省。スペンサーもモース警部もランボーも読んでな...

どこで本書のことを知ったのか忘れてしまったが、オットー・ペンズラー関連で読もうと思った1冊。 ミステリ好きを自認していましたが、浅はかでした…全然読んでない。人気シリーズはつい敬遠してしまいがちですが、人気の所以が確かにあるんだと反省。スペンサーもモース警部もランボーも読んでない…っていうか、ランボーって原作あったんだ!やはり反省… どの章も良かったですが、作品としてはフェイ・ケラーマンを読みたくなりました。キャロル・オコンネルは、少なくとも家で積んでる分は読もう…というか、人気なんだ!再認識。 作家としてはイアン・ランキン、アレグザンダー・マコール・スミスが気になりました。 この本に寄稿した作家からまた新たな作家を知り、ますます読みたい本が増え、もう死ぬまでに絶対全部読めない…と半ばあきらめつつ、モース警部シリーズ、TVでやらないかなーなんて思ってます。 でも、本当に素敵な1冊でした。 原題はThe Lineup 2010.8月初版。図書館にて。

Posted byブクログ

2022/12/21

海外のミステリー本が充実している地元の図書館で2010年刊行の書籍を手に取った時、これまで借り出された形跡がないことにちょっと驚いた。ベストセラーシリーズの主人公たちの誕生記が満載されてファンだったら絶対読みたいはずなのに、なぜ? ともあれ、倒産危機に陥ったミステリー専門書...

海外のミステリー本が充実している地元の図書館で2010年刊行の書籍を手に取った時、これまで借り出された形跡がないことにちょっと驚いた。ベストセラーシリーズの主人公たちの誕生記が満載されてファンだったら絶対読みたいはずなのに、なぜ? ともあれ、倒産危機に陥ったミステリー専門書店が窮余の一策として稀覯本マニア向けに100部限定の作者サイン本を毎月一冊出版して、ついで買いも誘って経営再建したという経緯が面白い。後に一般読者向けにアンソロジーにまとめたのが本書ということになる。 掲載されている21のシリーズ(ランボーのみ単作だが映画は4本製作)の半分を読んでいる(観た)ので、残りはまたのお楽しみということにして図書館に一旦返却することにした。

Posted byブクログ

2016/05/12

※引用文  ・私はつねづね、他者への共感は人間の持つもっともすばらしい心の動きだと思っている。他社の痛みを自分の痛みのように感じることができ、その結果、その痛みを取りの除く為に力を尽くすことのできる能力だ、と思う。 私の考える悪とは、共感能力の欠如だ。

Posted byブクログ

2011/07/04

内容はタイトルを見れば一目瞭然。小説を書きたい人(そんな人がどれくらいいるのか、よく分からないけれど)にとっては、なにかと気づきの多い本である。オットー・ペンズラーが直接依頼しただけのことはあって21人全員が超一流だが、そのなかでも明らかな巧拙があるのが興味深い。個人的な感想をい...

内容はタイトルを見れば一目瞭然。小説を書きたい人(そんな人がどれくらいいるのか、よく分からないけれど)にとっては、なにかと気づきの多い本である。オットー・ペンズラーが直接依頼しただけのことはあって21人全員が超一流だが、そのなかでも明らかな巧拙があるのが興味深い。個人的な感想をいえば、有名なロバート・B・パーカーあたりはさほど面白くないし、マイクル・コナリーも期待したほどではない。逆に、こりゃ凄いなと唸らされたのはローラ・リップマン、アレグザンダー・マコール・スミス。ペンズラーの序文を1〜2ページ読んだだけで、長らく本棚ざらしになっていたけれど、いったん読み始めると面白くて止まらなくなってしまう。好著です。日本のミステリー小説家で同じことをやればいいのに。

Posted byブクログ