有村ちさとによると世界は の商品レビュー
前作「プロトコル」を受けた短編集。前作とのつながりや話の持って行き方がうまい。流石。ただ、著作には作者の人生が表れる。誰かの信用を受けて、結ばれ、家族となるに至った者だからこそ為せる展開、描写が今作には表れている。その部分は、僕にはやっぱり辛かったし、その分、一般的にはよりストー...
前作「プロトコル」を受けた短編集。前作とのつながりや話の持って行き方がうまい。流石。ただ、著作には作者の人生が表れる。誰かの信用を受けて、結ばれ、家族となるに至った者だからこそ為せる展開、描写が今作には表れている。その部分は、僕にはやっぱり辛かったし、その分、一般的にはよりストーリーに深みがでている筈だ。
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ちさととその周辺の人たちのお話。出来ればちさとをメインにした長編が良かったかな。論理的というか、杓子定規的なちさとの物言いが面白い、好き嫌いがありそうですが。
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ブックデザイン:細山田デザイン事務所 カバー・扉イラスト:祖田雅弘 青い草の国へ オズのおまわりさん おんれいの復讐 前世で逢えたら
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有村ちさとが「プロトコル」の登場人物だったとは、完璧に忘却の彼方でした。今回は主に彼女の周囲の人々のお話で、「プロトコル」との絡みも少なからずあります。相変わらず俺が大好きなタッチで、「プロトコル」も再読したくなりました。
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初読みだが、著者は2004年にファンタジー大賞を受賞している。 ふしぎな父の旅の連れから始まって、転生などのさまざまな要素が入ってくる連作で、なかなか入り込めなかったのだが、読み通してみると独特のおもしろさがあった。 有村ちさとについての新刊『プロトコル』が10月には出るそうで...
初読みだが、著者は2004年にファンタジー大賞を受賞している。 ふしぎな父の旅の連れから始まって、転生などのさまざまな要素が入ってくる連作で、なかなか入り込めなかったのだが、読み通してみると独特のおもしろさがあった。 有村ちさとについての新刊『プロトコル』が10月には出るそうで、楽しみ。
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何なんだ!この一癖も二癖も三癖も四癖もある登場人物たちは!彼らを常に5mくらい離れて見てる分には楽しいでしょうね。家族だったらかなり困るケド。でも、自分を取り巻く世界なんていうものは、真四角な箱みたいにそこにポツンと存在しているワケではなくて、色んな人がそこに少しずつ出たり入った...
何なんだ!この一癖も二癖も三癖も四癖もある登場人物たちは!彼らを常に5mくらい離れて見てる分には楽しいでしょうね。家族だったらかなり困るケド。でも、自分を取り巻く世界なんていうものは、真四角な箱みたいにそこにポツンと存在しているワケではなくて、色んな人がそこに少しずつ出たり入ったりしながら、いつもグニャグニャと形を変えているのだ、という当たり前のことを私たちは意外と気づかないでいるようで。だから四角四面で融通の効かないいこじな有村ちさとって実は私たち自身の心の隅にいたりするのかも。とんでもない人たちだけどとてつもなく愛おしい。
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