古代日本のフリーメーソン の商品レビュー
建築家の渡辺豊和氏による2010年の著作。奥付を読むと、1986の著作である『縄文夢通信』を加筆・修正した作品だとのことです。 タイトルに釣られて読みましたが、内容的には元タイトルのほうが近いと思います。 日本各地に見られる巨石が、ある法則で配置されているのでは、という仮説を立...
建築家の渡辺豊和氏による2010年の著作。奥付を読むと、1986の著作である『縄文夢通信』を加筆・修正した作品だとのことです。 タイトルに釣られて読みましたが、内容的には元タイトルのほうが近いと思います。 日本各地に見られる巨石が、ある法則で配置されているのでは、という仮説を立てて、それを現場に赴いたり、地図上に直線を引いたりと証明していく、という巨石・地図好きな人向けの内容になっています。 地図に直線を引く前に、縄文時代の長さの単位とは、と推理するところが、個人的には一番興味深かったですね。 あとは、渡辺氏が予知夢を見られるという序盤のエピソードも興味深いです。建築家で大学教授でもあった先生が、こういうことを書いてることに意義があると思います。 巻末は、地図から離れて、「夢通信」の内容になりますが、夢通信というわかりにくい事柄を、よく言語化していて、そのへんもさすがは大学の先生だ、と感心してしまいました。
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