国鉄スワローズ1950-1964 の商品レビュー
図書館で借りた。 意外と国鉄時代って短かったんだ、という印象。弱小スワローズの歴史。 400勝投手金田正一の印象が強いが、他にも個性的な野手陣の記載もあったのが個人的には有り難かった。 とは言え、今のようにフランチャイズではないし、貧乏球団は当時他にもあったので、プロ野球全体か...
図書館で借りた。 意外と国鉄時代って短かったんだ、という印象。弱小スワローズの歴史。 400勝投手金田正一の印象が強いが、他にも個性的な野手陣の記載もあったのが個人的には有り難かった。 とは言え、今のようにフランチャイズではないし、貧乏球団は当時他にもあったので、プロ野球全体から見ると、印象は薄い球団の時代。
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この書籍は、今は「東京ヤクルトスワローズ」の初代でもある「国鉄スワローズ」の1950年から1964年迄の球団史です。
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国鉄スワローズの歴史は知らないことが多かったので、一気に読了。 金田正一に関する記載が多いのは気になるが、貢献度を考えると仕方がないか。 社会人野球時代の国鉄野球部の記載が多いのは、タイトルからちょっと外れるよな。
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国鉄がなぜ「スワローズ」というチームを持つことができたのか,あるいは国鉄と野球(プロアマ問わず)との深くて長い関係性について解明した一冊。巻末には,国鉄が球団を設置するときの要項案や,国鉄スワローズ登録選手・監督・勝敗の一覧が付いており,一次史料として見ても興味深い。スワローズ...
国鉄がなぜ「スワローズ」というチームを持つことができたのか,あるいは国鉄と野球(プロアマ問わず)との深くて長い関係性について解明した一冊。巻末には,国鉄が球団を設置するときの要項案や,国鉄スワローズ登録選手・監督・勝敗の一覧が付いており,一次史料として見ても興味深い。スワローズファンは必読。つば九郎は,もう読んだのかな? 140頁の「当時金田の年俸は900万円だから,10年選手のボーナスは1800円(ママ――評者註)プラス1080万円の計2880万円が上限となる」は,「1800万円プラス180万円の計1980万円」の誤記だと思われる。なぜなら,「ボーナスは年俸の2倍,プラスアルファの参稼報酬は年俸の20パーセントまで」と前述されているからである。であるならば,阪神・田宮謙次郎の大毎オリオンズへの移籍金3000万円が,いかに高額だったか,より明確になるだろう。
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興味深い内容。なぜ国鉄という公共企業体が読売新聞などが引っ張るプロ野球に参入したのか前から疑問だったが、これはその歴史が非常によくわかった。 交通新聞社の新書なので、鉄道業界からの視点があるというのが他にはできないことだと思う。読んで損はなかった。
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我らが東京ヤクルトスワローズの御先祖様である国鉄スワローズのお話。国鉄はカネヤン頼みの単なる弱小球団ではなくて、国鉄対読売はセ・リーグの名物カードだったとか、知らなかった話が色々。 国鉄が崩壊したから読売に移籍したのであって、その逆ではない、ということで、カネヤン観がちょっと変...
我らが東京ヤクルトスワローズの御先祖様である国鉄スワローズのお話。国鉄はカネヤン頼みの単なる弱小球団ではなくて、国鉄対読売はセ・リーグの名物カードだったとか、知らなかった話が色々。 国鉄が崩壊したから読売に移籍したのであって、その逆ではない、ということで、カネヤン観がちょっと変わった。 国鉄にいたから王・長島と真剣勝負ができたわけだし、読売移籍後はよそ者として辛い目にもあった(つくづく読売は嫌なチームだ)という話からしても、真相はそんな感じなのだろう。 それにしても。 いたずらにスター選手を追わず、温厚な監督のもとチームワークで戦い、清貧で、家族的温かみがあって、アンチ巨人で、そしてなにより弱い。でも、ファンに愛される。 我らがスワローズは昔からそんなチームだったのだ。 もう一つのテーマであるノンプロ国鉄野球の話も意外と面白かった。都市対抗野球ネタがやたらと多いのは、著者が元毎日記者ということで、ご愛嬌か。 JRがプロチームを買収する可能性があったとか、さらっと、ものすごいことも書いてある。
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この本、滅茶苦茶面白い。国鉄スワローズは、今のヤクルトスワローズの前身。とても興味深い内容。初代監督が法政OB。金田正一は名古屋は享栄商業の出身。スワローズという名前に決まった経緯。などなど興味深い内容満載だ。
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野球と鉄道には、実は深い関係があった。日本の野球の普及には、当時の鉄道省→国鉄がかなりの影響を与えていた。戦後、1リーグ→2リーグに拡張するとき、国鉄が球団を持ったのはそのような背景もあったのだ。しかし、金田投手はワンマンエースであることが記録からもよく分かりますね。
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