ゾラ・一撃・さようなら の商品レビュー
ハードボイルド系な話。天使の演習ってどこかで聞いた事あるような気がするなぁと思っていたらあれだ、エンジェル・マヌーヴァだ。他にも他作品との繋がりを感じさせるワードがあり森先生の作品を知っている人ほど楽しめる作品ではある。オチはわりとわかりやすかった。
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ハードボイルドと銘打たれているが、少々物足りない。 ミステリィとして捉えても物足りない。中途半端な作品に仕上がってしまったのが残念である。 然し乍ら、登場人物の描写や心象はいつも心打たれる。 さて、本作ではシリーズ外の作品であるが、S&Mシリーズ7作目の「夏のレプリカ」で登場したキャラクタが登場する。 大きな伏線ではないが、その登場人物が知りたいようであれば、そちらを読んでおくといいだろう。
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頸城シリーズ?第一作。気になったワードは「簑沢素生」「天使の演習=エンジェルマヌーヴァ」。この作品もS&M、Vシリーズ他との関連が見られる。赤座都鹿の母は社交界の大物らしい?萌絵ちゃんの叔母こと、愛知県知事婦人の佐々木さんではなかろうか?ということは従姉妹か。頸城自身も他シリーズの誰かかしらかも?森ファン以外が読んだら人物が全然描けてないっていうんだろうなって、ふと思った。頸城も赤座も志木親子、どれも他の森作品で見たようなキャラクタに感じられた。ま、私は好きだからいいのだけど。
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天使の演習と聞いて保呂草さんを期待してしまった。色んな作品とリンクするエンジェルマヌーヴァ。 主人公は意外に普通のひとだった感。 いつもありえないくらいの天才ばかり見ているせいかほっとします。 結果的に女性に翻弄されてフラれちゃったお話。
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「ミステリ」に分類したが、この本の主眼は ミステリ成分にはない、と思う。 割と早い段階で犯人分かるし(^ ^; それよりも、ハードボイルドで洒脱な 登場人物達の会話を楽しむのが心地よい。 古き良き「探偵小説」という感じ(^ ^ ピート・ハミル的な?(^ ^ 森氏の文章は、リズ...
「ミステリ」に分類したが、この本の主眼は ミステリ成分にはない、と思う。 割と早い段階で犯人分かるし(^ ^; それよりも、ハードボイルドで洒脱な 登場人物達の会話を楽しむのが心地よい。 古き良き「探偵小説」という感じ(^ ^ ピート・ハミル的な?(^ ^ 森氏の文章は、リズム感がものすごく強調されている。 平常部分はわりとゆったりとしたテンポで、 珍しくウキウキするシーンではアップテンポになり、 最後の空港に向かうシーンの激しさがあって、 最後の虚脱した「無音」のシーンがとても生きる。 もちろん、登場人物の魅力や校正の緻密さなど、 森氏らしいきっちりとした作風は健在。 その上で、「すべてがFになる」で見せつけられた 「天才の脳内の回路のつながる速さ」に通ずる リズム・テンポの自由自在さが心地よい。 「読んでて気持ちいい」一冊でした(^ ^ 文庫版巻末の杏さんの解説もグッド(^ ^
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大物俳優の法輪清一郎から「天使の演習」と呼ばれる短剣を取り戻して欲しい。 そんな依頼を受けた頸城は、法輪邸に潜入する。 しかし法輪は世界的殺し屋であるゾラに命を狙われていた。 森博嗣のハードボイルド小説。 S&Mシリーズに登場した簑沢、Vシリーズに登場した天使の演習など、...
大物俳優の法輪清一郎から「天使の演習」と呼ばれる短剣を取り戻して欲しい。 そんな依頼を受けた頸城は、法輪邸に潜入する。 しかし法輪は世界的殺し屋であるゾラに命を狙われていた。 森博嗣のハードボイルド小説。 S&Mシリーズに登場した簑沢、Vシリーズに登場した天使の演習など、他のシリーズとのりんくも見られる。
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殺し屋と刑事の話。最後の終わり方が、なんとも言えない。読み終わったときはなんだこれ!と思ったが、後々になってからあれはあれで良かったのか…という気持ちにさせられた。
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【あらすじ】 気儘な探偵・頸城悦夫のもとに舞い込んだ、謎に満ちた美女からの依頼。それは「天使の演習」と呼ばれる古い美術品を、彼女の母のために取り戻すことだった。頸城は「天使の演習」の在り処を探ろうと、引退した大物タレントに近づく。だが、彼は世界的に有名な伝説の殺し屋・ゾラに命を狙われていて…!? 洒脱でスリリング、ちょっぴりほろ苦い新感覚のハードボイルド! 【感想】
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地の文がとても好き、この世界観にどっぷり浸かりたい。ゾラが誰かっていうのは鈍いわたしでも察しがついたから、ミステリとしてはアレなのかもしれないけど、この本の面白さはもっと別のところにある! 5年ぶりくらいに森博嗣の小説読んだけど、やっぱりいいなぁ。
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