三四郎(文庫版) の商品レビュー

加藤礼次朗(著者)

2019/07/16

　2010年８月、著者（漱石ではない）から直に買わせていただく。思い出ぶかい本である。まず原作から先に読もうと思ったため、読了まで時間を要した。
　「福神漬の缶ほどな複雑な器械」、これを絵にする加藤礼次朗は「福神漬に缶詰があるのか？」と、そこから悩んでしまう。その辺りの苦心談を Web で併読して、大いに感心したものだ。

2010/10/29

坊っちゃんのストーリーが少年マンガならこれは少女マンガ。
絵柄がすごく安定してる。
ただテイストが前述の通りなので、坊っちゃんを描いた人と逆だったらもっと馴染んだかも。
あらすじをざっくり言うと上京してきた草食系東大生が小悪魔的ヒロインに翻弄される話(…だと思う)。
三四郎かわいいです。
坊っちゃんとはまた違うかわいさがある。