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神国日本のトンデモ決戦生活 の商品レビュー

3.5

8件のお客様レビュー

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2017/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

負けると分かって戦争をすること自体トンデモ国だ。そんな国だから生活の隅々までトンデモな事が推奨されるのだろう。今は独立国でありながら植民地のようなであるトンデモ国になっている。

Posted byブクログ

2016/02/10

北朝鮮あたりの雑誌や新聞って、今もこういう感じなんじゃないだろうか、とふと思う。並べてみたら面白そうだ。 こういう世界に住みたくないなあ。でも、住んでいる時にはわからないのだろうか? あるいはぼくらの世界も、別の世界から見たら違って見えるのだろうか? しかし、これだけの資料を集...

北朝鮮あたりの雑誌や新聞って、今もこういう感じなんじゃないだろうか、とふと思う。並べてみたら面白そうだ。 こういう世界に住みたくないなあ。でも、住んでいる時にはわからないのだろうか? あるいはぼくらの世界も、別の世界から見たら違って見えるのだろうか? しかし、これだけの資料を集めてそれなりに研究しているのに、芸風が「嘲笑」ってどういうこと? 別に深刻ぶったり真面目くさったりする必要はないけれど、この薄気味悪さと表裏一体のじわじわくるおかしさを伝える方法は、ほかにもいくらでもあったろうに。下世話だし、「今のギャグはどこが面白いのかというと・・・」と解説されているみたいで、しらけた。残念。

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2015/07/21

烏兎の庭 第五部 書評 7.12.15 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto05/diary/d1507.html#0712

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2015/01/20

大東亜戦争中の雑誌や広告を通じて、リアルな当時の風潮を明らかにする本。実際問題として、我々はその時分の空気を知らない。左翼は国家に抑圧されて、国民は犠牲者的な時代だといい、右翼は古き良き日本が存在し、戦争には敗れたが理想は高かったのだ、と言う。しかしこの本はそれらの幻想を吹き飛ば...

大東亜戦争中の雑誌や広告を通じて、リアルな当時の風潮を明らかにする本。実際問題として、我々はその時分の空気を知らない。左翼は国家に抑圧されて、国民は犠牲者的な時代だといい、右翼は古き良き日本が存在し、戦争には敗れたが理想は高かったのだ、と言う。しかしこの本はそれらの幻想を吹き飛ばすものだ。なにしろ日本が発行する本や雑誌なので、悪意が入る余地が無く、これらは相当売れていたようだから、一般市民の考え、雰囲気を相当程度代弁していることは間違いない。特にネトウヨの人には信じたく無い社会が見えてくる。当時はマナーも最悪で改善キャンペーンが度々行われていた。今でこそ信じがたいが、列車の中は床といい通路といいゴミが散乱しひどい状態。中国を笑えない状況だ。それにしても当時の日本は上から下まで行っちゃっている。米英に対する異常な劣等感と敵意。アジア諸国に対するあからさまな優越感。一方向に殆ど全国民が向いてしまう不気味さ。戦局悪化に正比例して支離滅裂になってくる行政・軍部・マスコミ。いずれも現代においても全く変わっていないこの国の姿が悲しい。戦争中華美な服装はダメといって、銀座で鋏を持って女性の綺麗な和服の長い袖を切り取ってしまう大日本婦人会のおばさんたちや、時局に合わないと上流階級の婦人を糾弾する投書を送るおじさんたちが出現しまくる。こんなことも形を変えて現代でも日常的に行われている訳で、この国がなかなか変わらない理由が見えてくる。右翼も左翼も必読の書としてあげたい。

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2011/06/15

解説は筆者の主観に基づいているから、それに対していろんな意見があるだろう。「そうだよねぇ」と同意できるのは、あくまで後世である今から見ている視線であって、当時の多数の人たちはこれをトンデモどころか大真面目にやっていて、もっとも押し付けられ思想を植えつけられた結果真面目にやってた、...

解説は筆者の主観に基づいているから、それに対していろんな意見があるだろう。「そうだよねぇ」と同意できるのは、あくまで後世である今から見ている視線であって、当時の多数の人たちはこれをトンデモどころか大真面目にやっていて、もっとも押し付けられ思想を植えつけられた結果真面目にやってた、って考えもあるだろうから、資料だけ提示して「あなたはどう考えますか」というような展開だったら良かったのかも。掲載されている図版はホント興味深いもの。

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2012/02/12

大東亜戦争当時の日本の思想背景を面白おかしく取り上げているが、一方で今日にも通じるところがある気もし、トンデモ振りを果たして素直に笑えるのか疑問も感じた。

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2010/12/31

解説文(?)にはちゃかしたような表現がありますが、資料兼、読み物としては申し分なし。 ラノベ等にアレな国家を出すときのモデルとしても使えるかもしれません。 あとは、この本にバカにされるような事を、自分はやってないか、常に熱狂から一歩下がって自問していきたいなぁ。

Posted byブクログ

2011/08/03

当時の人々は、こんな内容を読まされても、何の疑問ももたなかったのでしょうか。広く読まれたはずの雑誌が多く取り上げられているので、そう思いました。

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