賢いスポーツ少年を育てる の商品レビュー
図書館で見つけて、読んでみました。 勝利至上主義ではなく、 スポーツを通じて手自分で物事を考えることのできる子どもを育てるべき、 という著者の主張には同意。 子どもの頃には様々なスポーツをさせた方が良い、 というのもその通りなのだろう。 なのですが、それに付随する著者の周辺考...
図書館で見つけて、読んでみました。 勝利至上主義ではなく、 スポーツを通じて手自分で物事を考えることのできる子どもを育てるべき、 という著者の主張には同意。 子どもの頃には様々なスポーツをさせた方が良い、 というのもその通りなのだろう。 なのですが、それに付随する著者の周辺考察の論理が ゆるく突っ込みどころ満載。。 無理やり感があって、本にするために詰め込んだ感じ。 その点が残念でした。
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780.7-ナガ 300127461 スポーツは、競技力を高めることだけが目的でなく、練習を通しコミュニケーション力を高めたり、人に対して優しく協力的な子どもを育てたりしていくことも大きな目的であるはずです。ところが、運動部活動選手による不祥事がなぜ起こってしまうのでしょうか。...
780.7-ナガ 300127461 スポーツは、競技力を高めることだけが目的でなく、練習を通しコミュニケーション力を高めたり、人に対して優しく協力的な子どもを育てたりしていくことも大きな目的であるはずです。ところが、運動部活動選手による不祥事がなぜ起こってしまうのでしょうか。あるいは、競技力向上のために小さい時期から単一種目に陥ってしまうことによる弊害はどうでしょうか。本書は、現在の子どもをめぐるスポーツ指導の課題を解説してあり、子どもの運動指導を考えるための一助となる本です。
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①その本を選んだ理由 私は去年の秋からサッカーサークルのキャプテンをしている。キャプテンの仕事は練習メニューを考えたり、試合のメンバー選考をしたりすることである。その中で重要視していることは、「サッカーIQ」というものである。これは私の造語であるが、サッカーをどれくらい理解し...
①その本を選んだ理由 私は去年の秋からサッカーサークルのキャプテンをしている。キャプテンの仕事は練習メニューを考えたり、試合のメンバー選考をしたりすることである。その中で重要視していることは、「サッカーIQ」というものである。これは私の造語であるが、サッカーをどれくらい理解し、実際に活かせているかを表す目安となるものである。他のスポーツにも共通することだが、サッカー選手としてレベルの高い選手は誰とやっても、どこへ行っても通用するのである。この理由は、サッカーには基本となる動きや概念があり、それらはどの選手やチームでも共通しているので、それらを身につけている選手はどんな環境に置かれても自分の実力を発揮できるのだ。「サッカーIQ」を身につけようというのが私たちのチームの目標で、そのためには互いに教え合いながら、自分で考えることが不可欠なのである。「サッカーIQ」が高い選手は、「賢い選手」と言ってもいいだろう。今回私が選んだ本のタイトルは「賢いスポーツ少年を育てる」である。まさに「賢い選手」を育て、「賢いチーム」を作り上げようとしている、今の私の最高の教材だと思ってこの本を選んだ。 主に身体で習得する技術や体力と違い、「賢い選手」になるには自分の頭で考え、話し合うといった知的な営みが重要である。高校生と大学生の違いは、ただ教えられたことを受動的にやるのか、それとも自分の頭で考えて能動的に上達していくかの違いだと思う。それは大学受験の勉強と大学生になった後に書くレポート・論文の違いにも表れている。スポーツも一緒で、大学でサッカーをしているのだから、「大学生らしく」自分たちで考えながら上達していきたいと思っている。この本の副題は「みずから考え行動できる子にするスポーツ教育」であり、やはり今の私の状況にぴったりである。今回はどのように指導したら「賢い」選手やチームになっていくのかを大変参考にさせてもらった。 ②筆者の意見や主張で印象に残ったこと・重要だと思ったこと・疑問に思ったことなど 印象に残ったことは、スポーツの面白さはFUNよりもINTERESTINGにあるというところだ。FUNとはどちらかというと一時的に感情が発散されるような楽しさで、INTERESTING知的に刺激されたことにより生じる楽しさである。スポーツが長年人類によって継承されてきたのは、スポーツが高度な精神活動であるからだと筆者は述べている。私がサッカーを10年以上続けてきたのは、単なる楽しさだけではなく知的な楽しさを見出したからだと思う。プレーについての話し合いやミーティングが昔から好きだったのは、サッカーを分析的に、頭を使って見てみるということが自然にできていたからだ。 重要だと思ったことは結果至上主義、勝利至上主義が生み出す弊害について書かれたところである。
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子育ての先輩にお奨めしてもらった本で、スポーツにも興味があるため喜んで読んでみた(4時間で読了) 内容は非常に共感できるもので、子供の成長段階に応じたスポーツ教育の大切さと、勝利第一主義の弊害について、数々のデータ・文献から、警鐘を打ち鳴らしてくれている。 教育関連の話には「正解...
子育ての先輩にお奨めしてもらった本で、スポーツにも興味があるため喜んで読んでみた(4時間で読了) 内容は非常に共感できるもので、子供の成長段階に応じたスポーツ教育の大切さと、勝利第一主義の弊害について、数々のデータ・文献から、警鐘を打ち鳴らしてくれている。 教育関連の話には「正解がない」という事実が必ずついてくるが、「賢いスポーツ少年を育てる」という、幼少期からのスポーツ英才教育を目指す親の興味を引くようなタイトルで、このような内容の本を出してくれているのは非常に良いことだと感じた。 特に印象に残ったところは、「少年期はひとつのスポーツだけをさせるよりも、様々なスポーツに取り組み、少しでも多くの筋肉を使うことが重要」という部分。そこから想起されたものといえば、海外の一流アスリートが色々なスポーツをそつがなくこなし、一見スポーツとは関係のないような素養も驚くほど高い場合が多いといったエピソードやサッカーの内田篤人選手が幼少時代、野球などの他のスポーツも本格的にやっていたというエピソード。 また、スポーツと権力(政治)の話など、本書は非常に幅広い範囲をカバーしており、新たな発見が盛りだくさんであり、「もっと知りたい」という気持ちを高めてくれるという点も良書の須事項を満たしていると感じた。 最後に、元ボクシングヘビー級チャンピオンのモハメド・アリさんについては、別の本を買ってしっかりと読み込みたいと思った。
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本日ご紹介する本は スポーツを通して、考える力、判断する力の 重要性と、身につけるための考え方を 説いた一冊。 本当にスポーツ少年を育てようと 思って読んでもいいですが、 それよりは スポーツを「仕事」に置き換え、 監督を「上司」に置き換える あるいは子供を「社員」に置き換...
本日ご紹介する本は スポーツを通して、考える力、判断する力の 重要性と、身につけるための考え方を 説いた一冊。 本当にスポーツ少年を育てようと 思って読んでもいいですが、 それよりは スポーツを「仕事」に置き換え、 監督を「上司」に置き換える あるいは子供を「社員」に置き換えて 読んでみると、大変しっくりくる内容です。 昨今のスポーツで、目の前の勝利に 焦点を当てて指導してしまうと その場の勝利は手に入っても 長期的にみた場合、 選手のレベル向上につながらない 場合がある。 選手への指示のようになってしまい 選手は監督の言うとおり 動けばいいという感覚になり 選手自体の考える力や判断力を 育たなくしてしまっている。 しかしながら、世界レベルの 選手になるためには 技術レベルの向上だけでなく、 選手自体がその場の状況を捕らえ 考え、判断し、行動する力が必要である。 というような内容です。 また、コミュニケーションの 重要性についても説かれています。 そのために選手はどのように 考え行動するべきか。 監督はどのような環境を 作るべきか。 大変参考になる内容です。 ぜひ、読んでみてください。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ なぜスポーツをするのか?=「勝利よりも人間作りが大事」 スキーマ(大まかな枠組み)が豊富であるほど新しい動きを身につけられる 目前のボールを追うプレーに終始するのでなく、全体を俯瞰する視点を育てる 会話の多い子供は 勉強力、説明力、自己コントロール、行動力に長ける チームを構成する一人ひとりが自分の意思をもち、主張することが大切 目前ばかりでなく、「10年後の姿をイメージ」して指導する ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ 1 スポーツが育てているのは何だ 2 スポーツ技術が賢く身につくメカニズム 3 子どもたちの「今」とスポーツにできること 4 少年期のスポーツと競技力強化の実際 5 スポーツが育てる「よい子」とは ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆マインドマップ◆ http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/314cca1487dc783c.png
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