桜紅葉 の商品レビュー

藤原緋沙子(著者)

2021/08/10

藍染袴お匙帖シリーズの7作目。いきなり7作目から読んでしまったが、この7作目だけでも『螻蛄鳴く』・『幼馴染み』・『桜紅葉』の3話収録されており、問題なく読んでいくことができた。

江戸時代に女医者となった桂千鶴先生。女だからこその苦労もある。作者の藤原緋沙子先生にも女だからこそ苦労したこともあるんだろうか。

2018/07/29

内容（「BOOK」データベースより）

江戸で大評判の伽羅油「花の露」を扱う桔梗屋の主、吉蔵が多額の借財を残して姿を消した。心労で倒れた内儀のおすずのもとに駆けつけた女医者の桂千鶴は、かつて繁盛していた桔梗屋の変わり果てた様子を目の当たりにし、吉蔵捜しを買ってでるが…。父の遺志を継いで女医者となった千鶴の活躍を描く書き下ろし時代小説、大好評シリーズ第七弾。

平成30年7月26日～29日

2017/06/28

切ない話。
現代の豊かさとかけ離れた話で、みんな幸せになってほしいと祈らずにいられません。

内容（「BOOK」データベースより）
江戸で大評判の伽羅油「花の露」を扱う桔梗屋の主、吉蔵が多額の借財を残して姿を消した。心労で倒れた内儀のおすずのもとに駆けつけた女医者の桂千鶴は、かつて繁盛していた桔梗屋の変わり果てた様子を目の当たりにし、吉蔵捜しを買ってでるが…。父の遺志を継いで女医者となった千鶴の活躍を描く書き下ろし時代小説、大好評シリーズ第七弾。

2014/02/08

女流れ作家らしいつつましやかな裏長屋暮らしの支えあう情けの上に　悪党どもが暗躍する　3つの物語であるが　やはり　最後の　桜紅葉が一番好きだ　親と兄の仇を討ったおぶんと清四郎国にかえつてこれから幸せになるんだろうかな

2015/01/17

L 藍染袴お匙帖7

求馬、相変わらずタイミングの良い登場。いつもどこかに潜んでるの？（笑）
今までの菊池家との進展もまったくなく事件ばかり。やはり表題作はいい。隅田川ほどの哀愁はなくともこのくらいの話はないとね。

2011/02/13

あんまり求馬さんの出番がなかったので残念。病と心は関係がある、だから患者の身の上に親身になるという千鶴の信念がわかった巻であったと思います。