「みかんの島」の介護日記 の商品レビュー
23歳のリエとナオミ・・・。 自分たちの想い描く、介護を実現するため、NPO法人「海祐会」を立ち上げ、24時間365日介護を行う二人の女の子のドキュメンタリー。 いわゆる茶髪ピアスで、ヤン車に乗るような子でも、お年寄りに対して真っ直ぐに向き合い、心通う「介護」の実現を目指す姿に...
23歳のリエとナオミ・・・。 自分たちの想い描く、介護を実現するため、NPO法人「海祐会」を立ち上げ、24時間365日介護を行う二人の女の子のドキュメンタリー。 いわゆる茶髪ピアスで、ヤン車に乗るような子でも、お年寄りに対して真っ直ぐに向き合い、心通う「介護」の実現を目指す姿に心打たれる。 2002年からテレビ取材をした5年間の記録に加えて、2009年〜2010年ん井掛けて追加取材をして構成されたドキュメンタリ。 著者はこのドキュメンタリーを担当する山口放送の方。 とても読みやすく、描いておられるが。 『僕達に取ってのハプニングは、彼女たちに取っての日常なのだ』 このことばの通り、狙った映像やヤラせなどではな描けない物語。 この映像は、『笑って泣いて寄り添って-リエとナオミ-10年の記録-』として、全国放送されたとのこと。 ---------------- 【内容(「BOOK」データベースより) 瀬戸内海に浮かぶ過疎の周防大島で、NPO法人「海祐会」を立ち上げ、訪問介護からグループホーム設立へと、理想の24時間365日介護の実現に邁進する青見理絵と中津尚美の9年間の記録。 ———————
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純粋におじいちゃんおばあちゃんが好きだから、笑顔を見たいから 、二人の介護士の山口の小島での奮闘記。 この島では「笑って他界」出来るおげんきクリニックもあるんです。 http://ogenki-clinic.com/index2.html
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この五月に周防大島に行ったときは一泊しかしなかった。それにごく一部の場所しか見なかったし。それまでハワイ移民を多く出した島という認識しか無かったのが正直なところ。 でも短時間の訪問でも過疎が進んでいることは感じ取れた。温暖で本土とは橋で行き来できる。大きく立派な病院がある。比較的...
この五月に周防大島に行ったときは一泊しかしなかった。それにごく一部の場所しか見なかったし。それまでハワイ移民を多く出した島という認識しか無かったのが正直なところ。 でも短時間の訪問でも過疎が進んでいることは感じ取れた。温暖で本土とは橋で行き来できる。大きく立派な病院がある。比較的恵まれた島だと思う。でも、若い人は出て行く。 本書でもこの若い二人にあるべき「福祉」の姿を求める。その基本には家族がある。しかし、その家族が居なくなって、若い人が居なくなっていく現実をどうするのか。 同じ瀬戸内海の兵群島にも一泊した。最近は魚が少なくなり釣り客も少なくなりつつあるという。小学校に生徒が居ないのだ。若い人が居ないのだ。「そのうち猫しか居なくなってしまうかも」と島の人も言っていた。「福祉」といってもそれを支えるべき家族、若者が居なければそれをどう実現するのか。
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