ブリーフセラピーの技法を越えて の商品レビュー
解決志向セラピー(SFT)においていかに情動が重要であるか。著者は、情動を大切にすることが結果としてセラピーを効率化すると説いている。 ブリーフセラピーの売りはその短期さであるが、短期であることにこだわりすぎるとうまくいかなくなるという問題もはらんでいる。本書では、長期のケースに...
解決志向セラピー(SFT)においていかに情動が重要であるか。著者は、情動を大切にすることが結果としてセラピーを効率化すると説いている。 ブリーフセラピーの売りはその短期さであるが、短期であることにこだわりすぎるとうまくいかなくなるという問題もはらんでいる。本書では、長期のケースにおけるSFTも紹介されている。解決志向であろうとした結果、ケースが長期におよぶ場合もあるというのが著者の考えである。 解決に急ぐあまり、セラピストがクライエントのペースに合わせられないということがあってはセラピーはうまくいかない。著者はセラピストが解決に急いで技法に溺れる前に、考える余裕を持つことの重要性を繰り返し主張する。そして「SFTはゆっくり進む」と繰り返し述べている。
Posted by
すべてのクライアントはユニークである。すべての関係はユニークである。クライアントを肯定する。 セラピストはクライアントを変えることはできない。クライアントだけがクライアント自身を変えることができる。 過去は変えられないものだから、未来に集中する。 小さな変化はより大きな変化をもた...
すべてのクライアントはユニークである。すべての関係はユニークである。クライアントを肯定する。 セラピストはクライアントを変えることはできない。クライアントだけがクライアント自身を変えることができる。 過去は変えられないものだから、未来に集中する。 小さな変化はより大きな変化をもたらす。 問題は必ずしも解決と関係があるわけではない。 クライアントは自助となる固有の力とリソースを持っている。
Posted by
- 1