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クロノ×セクス×コンプレックス(2) の商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2010/11/08

絵師さんが変わったことに、あとがき読むまで全く気づかなかった……(笑)。どんだけちゃんと見ていないかよくわかるというものだ。 普通に面白かったので、続きが楽しみ。さすがだな。

Posted byブクログ

2010/08/19

イラスト担当の方もロゴも変わりましたが、相変わらずの面白さです。 私は同じ作者の五龍世界よりもこちらの方が好きですね。 読めば読むほどに次巻が気になって仕方ありません。一体司書は誰がどうしてああなった姿なんでしょうか? とにかく、次が待ちきれません。

Posted byブクログ

2010/08/18

“「まったく、お前を見ているとたいそう苛々するな」 どら焼きを含んだ片頬を歪めて唾棄するように司書が言い放った。 「優柔不断で自己主張がなくて未練がましい、つまらない人間だ。じたばたしたところでどうせお前ごときの行動で何も変わりはしない」 「そ、そこまで言わなくても……」 反感を...

“「まったく、お前を見ているとたいそう苛々するな」 どら焼きを含んだ片頬を歪めて唾棄するように司書が言い放った。 「優柔不断で自己主張がなくて未練がましい、つまらない人間だ。じたばたしたところでどうせお前ごときの行動で何も変わりはしない」 「そ、そこまで言わなくても……」 反感を覚えたもののなんとなく全部心当たりはあるから言い返せない。どら焼き食って人を罵倒するために降りてきたのか。 オリンピアが三村の肩に後頭部を押しつけ、サファイアブルーの大きな瞳を不思議そうに瞬かせた。 「ミムラ、何か悩んでいることがあるのなら、わたしに話してごらんなさい。助言してあげてもいいわ」顎の下から見あげてくるくせに態度は思いっきり上からなのは彼女の特技だ。 「いやあの、たいしたことじゃないんだ。君は気にしないでいいよ」 ものすごくたいしたことなのだが男の身体に戻りたいだなんて言えるわけがなく三村は話をはぐらかそうとしたが、司書はこちらの思惑などおかまいなしだった。さりげなく平行移動して椅子をバスケットの上に移動させながら、 「今のお前には所詮何もできはしない。合格通知を受け取ってから今まで、お前の力で変えられたことなどいっさいない。 小町を忘れるな――今のお前が考えるべきは、それだけだ」” 続編きたよきたよ……! 今回も楽しめた。 少しややこしくって、だから続きが気になって手が止まらない。 バーニーが<加速>の中に一人取り残されたときのどこか生々しい描写が壁井さんらしい。 イラスト変わったけどオリンピア可愛いよオリンピア。 しかしこの終わり方は続きがめっさ気になって仕方ない。 あ、で、サイモンは今どこにいるのだろう? サイモン=司書?ん? “バーニーのなだめる声を否定するようにミムラはぶんぶんと激しく首を振った。ぎゅっとつぶった目尻から涙の粒がいくつか跳ねた。肩を支えながらバーニーは頭を低くしてミムラの顔を覗き込み、 「何があったんだ……何か怖い目にでも遭ったのか?」 「何もなかったんだ……何も」 「へ?」 嗚咽混じりのか細い声を絞りだしてミムラはひっく、としゃくりあげた。顔をぎゅっと真ん中に寄せるようにして懸命に涙をこらえる様子に胸が痛む。 「なかったんだ、僕が帰る場所が……小町がいないんだ。小町が……あの町のどこにも、小町がいた形跡がないなんて……!」 ミムラの要領を得ない話はバーニーには理解できず、肩越しに振り返ってアシュトンと困惑した顔を見あわせた。 ミムラは爪を立ててバーニーの胸ぐらを?んだままくずおれるようにうなだれて、短くした亜麻色の髪の下でひっく、ひっくと嗚咽を漏らしている。時空の隔たりから吹きあげる突風にあっという間に持ち去られてしまいそうなほど彼女の細い身体は頼りなく、たった今帰ってきたばかりの彼女が再び忽然と消えてしまいそうな気がして、あの三週間の孤独を再び味わうのではないかとバーニーは漠然とした恐怖に駆られた。 このクロックバードという空間に彼女を繋ぎとめる錨になろうとするように、力を込めて彼女の細い肩を支えた。ミムラが帰る場所は少なくとも今はここ、クロックバードにあるはずで、ミムラにとってもそうであって欲しいと願った。”

Posted byブクログ

2010/08/14

時間がぶつ切りされる物語。すごく良くできてて面白かったです。 ヒロイン(?)wの単独行動は「えー」と思ったけど次に続くみたいなので 楽しみにしてます。

Posted byブクログ

2010/08/10

一日を細切れに、時間の流れに沿わずに過ごしていくお話。 時間軸を細切れにされるのは、主人公ではなくつっぱってる感じの男の子。 主人公視点(正常な時間)とバーニー視点(細切れ)がいい感じに絡まってて、引き込まれました。 1巻ほどおにゃのこの怖さも染み出てなかったしね。 バーニーの...

一日を細切れに、時間の流れに沿わずに過ごしていくお話。 時間軸を細切れにされるのは、主人公ではなくつっぱってる感じの男の子。 主人公視点(正常な時間)とバーニー視点(細切れ)がいい感じに絡まってて、引き込まれました。 1巻ほどおにゃのこの怖さも染み出てなかったしね。 バーニーのルームメイトの能力、時間改変時の記憶が残ることがあるっていうのも、すごく意味深です。 それにしても主人公、罪作りですね~ 1巻から司書さんが思わせぶりなことを呟いていますが、今回のあれに絡んでくるんでしょうか? ちなみに、バーニーに謝ってたのは…やっぱり意地悪しちゃったからなのかな? それとも他に裏が…

Posted byブクログ

2011/01/05

待ちに待った第2巻!男子生徒バーニーの精神(意識)だけがばらばらの時間に飛ばされて、、、というお話。ミムラは無意識で可愛く仕上がり始めてて良いですw 大きな仕掛け的に面白いネタはたくさんあると思うのでそこも絡めて続きが楽しみです。

Posted byブクログ