私学的、あまりに私学的な の商品レビュー
「本から」 「読んでないと話にならない」 坂口安吾 「文学のふるさと」 ヴェルレーヌ 「葬式ほど楽しいものをぼくはほかに知らない」 サルトルのジュネ論 「最悪の不運も、それを感じることによって生きていることを意識できるのだから、やはり一つの幸運である」
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鋭い評論ばかり。 しかし扱っている作品が全体的に古い。綿矢さんとか川上さんとか扱っているが。古典もいいが、渡部さんには新しい作品をもっとばっさばっさ批評してほしい。
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渡部直己の授業を物理的・精神的に受けられない人のための本。テクスト読解の部分に関しては元本をほとんど読んだことがないので読んでから再読したい。春樹論は、共感はできないまでも理解はできる。
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文学の勉強こそ、最強の就職活動。ベケットやニーチェを相手にできるなら、一般企業のエントリーシートや人事部長なんて端から目じゃない。 ファシズムとは、何かを言わせまいとするものではなく、何かを強制的に言わせるものだ。発言の自由をではなく、むしろ沈黙のしたたかな自由を奪うこと。ロラン...
文学の勉強こそ、最強の就職活動。ベケットやニーチェを相手にできるなら、一般企業のエントリーシートや人事部長なんて端から目じゃない。 ファシズムとは、何かを言わせまいとするものではなく、何かを強制的に言わせるものだ。発言の自由をではなく、むしろ沈黙のしたたかな自由を奪うこと。ロランバルト。 世界の秘められた中心には真理があると思いこむこと。それこそ哲学2000年の最大のチョンボではないか、と指摘するニーチェはこの天では理性それ自体の限界を喝破したカントと意外と近いのだけれど、ついで即座に真理がないとすれば、そこにはいったい何があるのか、と問うところが彼の真骨頂となる。 後進国、低開発国って禁止用語で、発展途上国、開発途上国って言わなくちゃいけないらしい。日本語にはまだまだわからないことが多過ぎる。
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