ゲームシナリオのためのファンタジー事典 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ゲームシナリオを書く、という視点からの、主に世界観構築に関して予備知識のようなものの総合本。ビジュアルはおまけ程度です。 総合本なので、各分野それぞれ軽くさくっと、程度なのですけれども、全くゼロの状態から資料を探すのに比べると、巻末に参考資料も載っているのでありがたいなあと思います。 逆に、各分野でつっこんだ知識を探したいのならば物足りないかもしれません。 一応、ゲームのシナリオという前提ではありますが、ファンタジーな世界(或いは中世・近世ヨーロッパをベースにした世界観)の物語を書く上では、足がかりとしては結構よいのではないでしょうか。 ただし和風・中華その他をベースにした解説は各項目おまけ程度(ないものもあります)なので、ご注意を。
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ゲームシナリオを書く人だけでなく、ゲーマー、ファンタジー世界好き、中世好き、神々の世界好きなど、様々な趣味人にオススメ。「重要なのは『リアル』ではなくて『リアリティ』なのだ」という作者の理念をベースに、非常に広い知識が凝縮されているので、勉強にもなります。
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広く浅くで,RPGが好きには面白かった. けれども,物足りなく感じたことも. 興味深かったのは以下の点. (1)人名やモンスターの出典や持っているイメージ. (2)実際の宗教やヨーロッパと,ファンタジーの世界との関係性. 物足りなく感じたのは以下の点. (1)中世ヨーロッパや...
広く浅くで,RPGが好きには面白かった. けれども,物足りなく感じたことも. 興味深かったのは以下の点. (1)人名やモンスターの出典や持っているイメージ. (2)実際の宗教やヨーロッパと,ファンタジーの世界との関係性. 物足りなく感じたのは以下の点. (1)中世ヨーロッパや宗教といった,史実の説明に終始してしまった感がある. (2)最初にあった,「テレポートが使える世界では山賊や海賊が少ない」といった,要因から想定される各種現象の話が読みたかった. 例えば,どのような資源や魔法を設置すると,その周辺にどの様な経済圏が発生するか?といった内容.
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ゲームシナリオだけでなく、ファンタジーを描くうえで、この本にある知識は強い味方になるはず。 調べたかったことの大体が載っていて、前々から手にしたかった一冊。ようやく購入。 よりリアリティを追求したいなら他の本も併せて活用すると○。
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