ぼくのうた の商品レビュー
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「貴様の好きにするがいい」 蘇った名もなき魔王の軍勢により、滅亡の危機に瀕するマルー王国 かつて魔王を倒したという神剣デアンハークを手にできるのは、十八歳以下の若者だけだった。ーーーーー タイトルが「ぼくのうた」なのだから主役は彼だろうなーと途中から思いながら読んだ。こういうファンタジーの王国で強い力を持っているわけでもない登場人物が途中で必要な物を得ながら果てを目指すストーリーとても好きなのでワクワクして読んだ。しんどい出来事、その中に見える一筋の希望、でもそれは打ち砕かれる、という演出は筆者の特技?特徴?好きな特徴だなと思う。後書き読んだら薔薇マリより先に書いていたものだと分かり、すごく納得した。薔薇マリ等読んでるからか、王様は群衆にバチボコにされてるか、デアンハークでぶちコロだろう、って思いながら読んでいたし。後書きの通り、薔薇マリとかを読んだ自分が筆者にイメージする流れと違ってとても新鮮だった。むしろ割と好きかもしれない。暗すぎない、というか。落ち込まずに読める。あとキリーが珍しいなぁと思った。女性の身体的特徴に言及し過ぎずキリーは力強くあった気がするので。でもこれ、この引きだと映像とかだったら2が出てもおかしくなくない?2はでない?
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魔王を倒すために集められた、成人していない子供達。 なぜ子供ばかりかといえば、倒すための剣を借りに行く場所が 子供しかいけない所だから。 志願者を募って、剣を借りて魔王を倒す。 それだけの話かと思いきや、伝説の裏がうっすらと…。 しかし、国の成り立ちは、こういう事の方が多いと思...
魔王を倒すために集められた、成人していない子供達。 なぜ子供ばかりかといえば、倒すための剣を借りに行く場所が 子供しかいけない所だから。 志願者を募って、剣を借りて魔王を倒す。 それだけの話かと思いきや、伝説の裏がうっすらと…。 しかし、国の成り立ちは、こういう事の方が多いと思われますが。 基本、勝手に「ここは自分達の土地!」と主張し始めるだけですし。 正義は勝つ、なのではなく、勝ったから正義、なのですし。 何だか終わりが釈然としませんが、まぁ目の前でやってしまえば こんな状態で終わる事でしょう。 何も知らない群衆が真実を知るのは…また三百年後、でしょうか?
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「薔薇のマリア」の十文字青の作品ということで期待して読んだんだけど、もうひとつだったかな~。 魔王を倒した伝説の勇者。再び魔王が復活した今、伝説の勇者の子孫と王国のために集まった若者が魔王討伐の旅に出る!!ってお話。 騎士見習いや傭兵や魔法使いと言ったメンバーが旅をするんだけど、...
「薔薇のマリア」の十文字青の作品ということで期待して読んだんだけど、もうひとつだったかな~。 魔王を倒した伝説の勇者。再び魔王が復活した今、伝説の勇者の子孫と王国のために集まった若者が魔王討伐の旅に出る!!ってお話。 騎士見習いや傭兵や魔法使いと言ったメンバーが旅をするんだけど、誰が主人公なのかさっぱり。まぁ、ある意味みんなが主人公なわけだけど。それぞれが困難にぶちあたり、悩み、助け合ってという感じで。 王道ファンタジーって感じかな?ただ、みんなが主人公って設定だからか、1冊では掘り下げが足りないのかも。ストーリーを進めつつ、各自の背景を1冊で織り込むのにはちょっと・・・ね。
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七人の少年少女が名もなき魔王を打ち倒すべく繰り広げる圧倒的なファンタジー。王道だけど、開始数ページ足らずで引き込まれた。
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蘇った名もなき魔王の軍勢により、滅亡の危機に瀕するマルー王国。かつて魔王を倒したという神剣デアンハークを手にできるのは、十八歳以下の若者だけだった。かくして国中の若者が集められ、魔王討伐のための「王国献身隊」が結成される。苦難に満ちた旅に挑む少年少女たちの運命は―!?鬼才・十文字青が渾身の力で描き上げる、ファンタジーの神髄。 「Google ブック検索」より 個人的にはイマイチ。 他の人のレビューを見てみると、薔薇のマリアを読んでいる人には楽しめたみたいですが、読んでないので中途半端な印象し持てませんでした。
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古典的な上質なハイファンタジー。 そんな読中/読後感を与えてくれる作品。 少年少女たちが、光の剣を求めて探索し、魔王を倒す物語。 筋を書くだけでも使い古された骨子ながら、随所にダークな世界背景が顔を見せる。 一番醜いのは人間であり、人物の見え方は展開・立場によって変わる。 最後の断章は物語として必要かとは別次元で、描いたことに価値を見つけたい。
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