心がラクになる後ろ向き名言100選 の商品レビュー

実用書

2018/10/31

割と最近ご活躍の方々の名言がそろっていて、１０代２０代の人も親しみやすく読めるのではないだろうか。名言の出所がバラエティに富んでいて面白い。解説はちょっと語りすぎな気もするが。

2013/07/11

心が楽になるどころか、一層人生の不条理に向き合わされ、心が苦しくなる名言集でした。
それらの言葉が真理を衝いてるからなおさら。

ネット世界から、芸能人、ニーチェ、イソップ、トルストイまでネガティブな名言を集めたものだが、どういうコンセプトで集めたのかがいささかぐらついてる。

一つだけ心に重くのしかかった名言を挙げるとすれば、
「意味が見つからないから良き人生を送れないのではなく、
良き人生を送れないからこそ意味にすがるのだ」（ニーチェ）

2011/07/06

あるブログで紹介されていたのを見て、ちょっと気になり購入。ちょっとシュールなものあり、思わず笑えるものありで、この価格にしては楽しめました。

いくつか引用させてもらうと、
・「目的のない人生は味気なく、目的のある人生は煩わしい」(ヘルマン・ヘッセ)
・「意味が見つからないから良き人生を送れないのではなく、良き人生を送れないからこそ、意味にすがるのだ。」(ニーチェ)
・「みんなを喜ばせようとしてごらんなさい。誰も喜ばせることはできないでしょう。」(イソップ)
・「判断力をなくして結婚し、忍耐力をなくして離婚し、そして記憶力をなくして再婚する。」(石田純一)
などなど。
どこかで使えるかな？

2011/03/07

仕事がつらくて仕方ないときに、読んで、スッとした。

ネガティブって、悪いことなのかな？

開き直りにも似た言葉からは、強い信念を感じて、ちょっぴり救われた。

タモリさんの言葉が好き。

2010/12/10

根性、愛、自信、社交性、生きがい、運、希望―――それってホントに必要？(表紙より)

コンビニに置いてあるマンガのようなペラペラの本。

中身も軽いノリ。
でもやっぱり、ちょっと重い(笑)

第１章 がんばれない

「時が癒す？ 時が病気だったらどうするの？」
(映画『ベルリン・天使の詩』)

第２章 愛が足りない

「結婚は自由との告別式」
(美輪明宏)

第３章 自信がない

「私って本当に不十分な人」
(メグ・ライアン)

第４章 人間関係がうまくいかない

「さかなの世界にも いじめがある」
(さかなクン)

「“いつもやさしく愛想よく”なんて、やってられないよ。理由はかんたん。時間がないんだ」
(スナフキン)

第５章 人生に意味がない

「前を向いて歩いたって、つまんないよ。後ろを振り返ったほうが『あれが楽しかった』って楽しいよ」
(タモリ)

第６章 運がない

「俺なんかディズニーランドという夢の国で『出川、殺すぞ！』って言われたんですよ！」
(出川哲朗)

各章から印象に残ったネガティブ名言を抜粋しました。

見開きページの右側に名言、左側に解説が載っていて、その名言に至った経緯やフォローがあり、なるほど～と感じました(*^_^*)

また、あえて↑には挙げませんでしたが、個人的に、2ちゃんねる発の名無しさんの名言(7つ)が、どれも秀逸で親近感を抱きました。

現世の生死だけに留まらず、精子時代から来世まで視点を巡らせる徹底されたネガティブさ。なんかよくわからないけど勇気付けられます。

もう一つ、そうかもしれないなぁ、って思わず納得してしまった名言が、元管理人の西村博之さんのものでしたｗ

これポジティブじゃない？、というものもあったので、★マイナス１です。

ポジティブな名言ばっかりで飽きたわ！って方におすすめします(^-^)/

2010/11/16

【後ろ向き名言あれこれ】

人と違う生き方は、それなりにしんどいよ。
言い訳できないからね。

月島靖也 ――（映画『耳をすませば』より）

みんなスカスカの人生なのに、
幸せそうなフリしてるだけなんだよ。

リリー・フランキー ――（作家）

親父のキンタマの中からやり直したい、
他の精子に譲ってやるんだ、
「どうぞどうぞ」って俺。

名無し ――（サイト『ネタなべ。』より）

恋愛はただ
性欲の詩的表現をうけたもの
である。

芥川龍之介 ――（『侏儒の言葉』の『恋愛』の章より）

判断力をなくして結婚し
忍耐力をなくして離婚する。
そして記憶力をなくして再婚する。

石田純一 ――（タレント）

人生はすべて次のふたつから成り立っている。
したいけれど、できない。
できるけれど、したくない。

ゲーテ ――（『Maximen und Reflexionen』（格言と反省）より）

知らない？
キムタクも俺も哺乳類だよ。

山里亮太 ――（芸人）

泣くなよ。わずらわしいよ。
泣いたって君の卑怯は直らないし、
泣かなくっても直るかもしれない。

永沢 ――（漫画『永沢君』より）

お友達とはぐれてしまった方、再び会うのは絶望的です！
最初からいなかったものと
見なしてください！
そうすれば気が楽です！

コミケ会場のスタッフ ――（一般人）

意味が見つからないから良き人生を送れないのではなく、
良き人生を送れないからこそ
意味にすがるのだ。

フリードリヒ・ニーチェ ――（哲学者・思想家）

目的のない人生は味気なく、
目的のある人生は煩わしい。

ヘルマン・ヘッセ ――（作家）

幸福な家庭はどれも似たものだが、
不幸な家庭はいずれも
それぞれに不幸なものである。

レフ・トルストイ ――（『アンナ・カレーニナ』より）

何やら最後の方になって挽回すべく（？）大御所を連発してしまいましたが、本書のネタ元は、サイトやテレビ番組、果てはコミケ会場のスタッフのアナウンスまで様々です。

特にネット住人の発言は、集合知というか、「誰がそんなうまいこと言えと」状態。

精子ネタついでに、ほかにもこんなのが。

「何億という精子の中から選ばれ生まれてきたことで、運を使い果たしてしまったようだ」

「お前ら精子の頃が一番輝いてたね。団体行動もできてたし、人一倍頑張ってたし」

そんな今さらｗｗｗ

◆そう言えば、先日ご紹介した『ショーペンハウアー 大切な教え』では、あまりに「ぼっち礼賛」だったので、ちょっと引いてしまったことがありました。

本書の第4章「人間関係がうまくいかない」に登場していないのが、不思議なくらいのぼっちぶり。

「非社交的な人は知的」なんてのを初めとしてこれでもかと、「非社交的なことを礼賛」しているので、孤独好きの方にはオススメ（？）。

◆結局のところ、一般的に成功者と思われている人でもネガティブな面を持ち合わせているわけですし、いつもいつも、ポジティブシンキングでいなくてもいいですよ、というのが本書の趣旨かと。

偉人の奥深い言葉に深く納得するもよし、ネット住民の書き込みに「ウププｗ」となるもよし。