どろんころんど の商品レビュー
鈴木志保さんの挿絵に惹かれて まだ、世界に入り込めない… マンガ『船を建てる』が読みたい… まだ、実家にあるだろぅか?(◞‸◟ㆀ)ショボン
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ながい眠りからさめアリス。眠る前は、人間の子どもたちを守る大きなカメ・・・という商品の説明をするコンパニオンだった。でも、そこは、泥だらけになった世界が広がっていた。 アリスはセルドイド人形だけど、心があって、考えて行動する。 私達の見ている世界は本当に存在するのか?本物と偽物の違いとは何か? 作者は10代の少年少女を迷路に陥れるつもりですね。 装幀はおしゃれだけど、文字が読みにくい・・・
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うーむ。独特の世界観。。 読みやすいけど、レイアウトがたまに読みにくい。見ればわかる。 人の世界の極限と夢の世界の定義がとても興味深い。 とりあえず、万年一号が欲しいw
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図書館。 ボリュームといい内容といい児童書とは思えない。 考えれば考えるほど怖い作品だった。
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「SFが読みたい! 2012年版」で発見した訳なんだが、だめだった。 言葉の駄洒落はセンスがいいんだけれど、全体の流れが緩やかすぎて・・・・。アリスと亀とどろんこと・・・。う~ん、意味不明の物語だ。
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長い休止モードから目覚めた、少女型人工知能セルロイド「アリス」。彼女の仕事は、お客さんの前で、カメ型子守りロボット「万年1号」の宣伝ショーをすることでした。ところが目覚めた世界は泥の海に変わっており、人間は一人もいませんでした。アリスは使命を果たすべく、万年1号を連れて、人間を探す旅に出るのですが…。 泥だらけの世界には「ヒトデナシ」という泥人形が生息し、人間そっくりに生活(変形合体して電車を作ったり、会社で働いたり)していますが、やはりどこかズレています。おそらく何か取り返しのつかないことが起こり、人間がいなくなった世界の中で、人間が作ったものだけが、生きてうごめいている。そんなシュールな世界がユーモラスに、抒情的に描かれています。 装丁が遊び心満載で、その点もおもしろい本でした。
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一目見た時は、装丁とか本文のデザインとかが、目で見て楽しめるものだったので、アラフォーのワタシよりももっと若い人向けの話なのかなぁ。と思った。 それは確かにそうだったんだけれど、でも猛烈に面白かった! 一面泥だらけになってしまった世界に、長い眠りから目覚めたアリス-少女型セルロ...
一目見た時は、装丁とか本文のデザインとかが、目で見て楽しめるものだったので、アラフォーのワタシよりももっと若い人向けの話なのかなぁ。と思った。 それは確かにそうだったんだけれど、でも猛烈に面白かった! 一面泥だらけになってしまった世界に、長い眠りから目覚めたアリス-少女型セルロイド-が、亀型アンドロイド万年一号と、その世界で出会った泥だらけのヒトデナシと共に、地獄巡りをする話……だと思っていた。最後の数頁を読むまでは。 あの、最後の、アリスが万年一号にした事によって、この物語が一瞬に様変わりしたあの興奮を、本を読みながら感じた事をきっとワタシは忘れないと思う。 ちょっと切なくて、これから先の事を思ってちょっと身震いしてしまう不安と、そして期待。 まさか、この年になってこんな感情を味わうとは…。懐かしさを伴わずに。 読み終わってもう何ヶ月も経っているのに、いまだにワタシは万年一号の後ろ姿を思い浮かべる事がある。 実は初めて読んだ北野勇作作品なのだけれど、いやハマッてしまった。新作も旧作も探して読みたいと思う…! あ、後になっちゃった。挿絵を描かれた鈴木志保さんの絵も素晴らしかったなぁ…。。。アリスもヒトデナシも万年一号も彼女の絵以外思い浮かばないものね。勿論ゴトーさんも。
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書店で平積みされていたことと、表紙のかわいさにひかれて購入。中高生に向けて刊行されている「ボクラノSF」シリーズだけあって、字は大きめ。 ところどころに挿絵も挿入されているが、字の方が挿絵に合わせて変則的に書かれていたりと、なかなか凝っていて楽しい。 SF小説のネックである物語の...
書店で平積みされていたことと、表紙のかわいさにひかれて購入。中高生に向けて刊行されている「ボクラノSF」シリーズだけあって、字は大きめ。 ところどころに挿絵も挿入されているが、字の方が挿絵に合わせて変則的に書かれていたりと、なかなか凝っていて楽しい。 SF小説のネックである物語の世界観を、結構丁寧に説明しているのだが、ちょっとくどい感じもしたのが若干マイナス。
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読み始めは「?」という感じでしたが、読み始めるとだんだんと面白くなって行きました。 人間のいない地球で、取り残されたロボットたちの世界が描かれています。
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「テレビと同じだよ。テレビに映っているものが実際にテレビの中にあるわけじゃないだろ。それは単なる光の線の集まりでしかない。でも、だからと言って、なんにもない、ってわけでもない。物としては存在していないが、それを観るものがいれば存在しているとも言える。もういないんだけど、誰かの頭の...
「テレビと同じだよ。テレビに映っているものが実際にテレビの中にあるわけじゃないだろ。それは単なる光の線の集まりでしかない。でも、だからと言って、なんにもない、ってわけでもない。物としては存在していないが、それを観るものがいれば存在しているとも言える。もういないんだけど、誰かの頭の中とか思い出の中には今もある、今も生きている、なんて言うことだってできる。もっとも、その誰かが思い出してくれないことには、どうにもならないが――。まあ、そういうふうなものだな」 (P.459)
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