大原麗子メモリー ずっと好きでいて の商品レビュー
もういくら首を長くして待っても、大原麗子みたいな天使が舞い降りたような天真爛漫な屈託のないあどけなさがこちらを有頂天にしてくれるような稀有な存在には、二度とお目にかかれないような気がしてなりません。 早いもので、今日が一周忌。 川本三郎に『君美わしく・・戦後日本映画女優讃』(...
もういくら首を長くして待っても、大原麗子みたいな天使が舞い降りたような天真爛漫な屈託のないあどけなさがこちらを有頂天にしてくれるような稀有な存在には、二度とお目にかかれないような気がしてなりません。 早いもので、今日が一周忌。 川本三郎に『君美わしく・・戦後日本映画女優讃』(1996年)という高峰秀子からはじまり香川京子に終わる総勢17人の女優への愛を綴った本がありますが、ここには吉永小百合も浅丘ルリ子もそして大原麗子も入っておらず長らく不満でしたが、たぶん次世代という括り方で後日かならず続編が書かれるものと期待していましたが、川本さんが書かないなら私が書いちゃおうかな、なんてね。 大原麗子? だめ、彼女は魔性の女だぞ、なんてことを巷でチラッとささやかれているのを知っていますが、それはそれ、憧れやそばで見ているだけにしておかないで、スクリーンのなかから引っ張り出してきて、実際の日常生活に取り込んで自分の不倫相手にでも考えようという無謀な魂胆なのですから、まったく呆れた困り果てたものですこと。 この感想へのコメント 1.フィリップ・まろ (2010/08/09) いいよねぇ、大原麗子。 僕は30年くらい前のテレビドラマ『たとえば愛』でやられちゃいましたよ。 僕の中では「綺麗」と「可愛い」は相容れない反対言葉のような関係なんだけど、彼女はこの絶対矛盾を同一化させていた存在です。 相手役の原田芳雄もカッコ良かった。 主題歌『とまどいトワイライト』もいい曲だった。 「すこし愛して、なが~く愛して」いたい人でした。 2.薔薇★魑魅魍魎 (2010/08/13) 1971年1月11日スタート。「こんばんは 九条冬子です。今夜の赤坂は雨。」ではじまる、彼女がラジオDJ役で倉本聡脚本。これは相当のドラマと想像できますが、DVDになっていなくて未見です。2年古い『ムー一族』がDVD化されているのにどうしたのでしょうか。彼女の歌う「花火 愛のつづれ織り」を聞いたばかりですが、とても可愛くて女の私でも胸がキュンとしました。ぶってなくて天性の可愛らしさ、やはり稀有な存在。 3.フィリップ・まろ (2010/08/13) うん!そうそう!そんな感じの始まりだったねぇ。懐かしい。あれって、脚本は倉本聰だったの。知らなかった。低音で甘えた声が出せる人ってそうそういやしませんよ。「こんばんは。九条冬子です。今夜の赤坂は雨」って、僕の頭の中で完全に再生できています。
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