あたたかい地域社会を築くための指標 の商品レビュー
GAH本。第1章、第2章は大学の先生や有識者による、幸福度指標やGAHについての議論。第3章はGAHのこれまでの取り組みと今後の展望。僕の大学3年時の経済学概論の先生こと藁谷先生(さりげにRILAC理事)も文章を載せている。他、修一さんや月尾先生も。 西川区長等がGAHを語られ...
GAH本。第1章、第2章は大学の先生や有識者による、幸福度指標やGAHについての議論。第3章はGAHのこれまでの取り組みと今後の展望。僕の大学3年時の経済学概論の先生こと藁谷先生(さりげにRILAC理事)も文章を載せている。他、修一さんや月尾先生も。 西川区長等がGAHを語られるとき、「GAH(ガー)はブータンの言葉で幸福を意味する」と必ず言及されるが、これってウラ取れているのだろうか。幸福=ガーなんて、聞いたことないなあ。
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成熟社会においてより豊かな生活を求めるための幸福度という指標について。 経済学や心理学などで詳しく語られなかった分野に焦点をしっかりと当てていることをよい。 万人共通の幸福や満足は難しい(合意すら)それゆえ、幸福だと感じていない人を一人でも減らしていくことを行政の役割に位置付けて...
成熟社会においてより豊かな生活を求めるための幸福度という指標について。 経済学や心理学などで詳しく語られなかった分野に焦点をしっかりと当てていることをよい。 万人共通の幸福や満足は難しい(合意すら)それゆえ、幸福だと感じていない人を一人でも減らしていくことを行政の役割に位置付けているのは画期的であろう。 ただ、それがあまりに抽象的になりすぎているのは否めない。 具体的な政策を行わなくてはならないゆえに、これからの指標化の策定やそれにもとづく実際の政策について期待する。 ただ、幸福度という一つの指標に集約させようという姿勢には若干全体主義的なにおいを感じざるを得ない。 価値観が多様化している現在において、価値観を一つにまとめ上げるために生み出されてきた新たな手段だからか。 無理やり感が否めない気もする。 ただ、経済発展だけが必要だという現在のトレンド・世界共通の価値観に風穴をあけるという意味では必要な考えだろう。
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