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通貨で読み解く世界経済 の商品レビュー

4.1

20件のお客様レビュー

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2011/07/06

通貨を軸にして主要国のパワーバランスを解説。特に元のスタンスがよくわからなかったので、この本のおかげで多少スッキリした。しかし、全ての主要通貨国でのカントリーリスクがこれまでになく高まっている。これからいったいどこへ向かうのか。突然、大きな動きがありそうな予感もする。

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2012/02/19

主だった地域(通貨)毎に経済の流れと通貨の関係がわかりやすく書かれている。ここ数十年の経済動向と通貨政策について頭を整理するのに非常に良い。歴史を振り返ると、ツールであるはずの通貨に世の中が振り回されていることが良くわかる。

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2011/04/01

グローバル経済のさまざまな動きを通貨、金融政策、実体経済の各側面から分析している。新書ではあるが、物事を分かりやすく伝えるというよりも、非常に細かく分析している、専門書的な本。

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2011/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私は金融の知識はなく、初級レベルのマクロ経済学の知識しか持っていないが、一気に読み切ることができた。 マクロ経済学に興味のある学生には面白いと思う。 キーワードは2つ。 「国際金融のトリレンマ」  (資金の自由な移動、国内金融政策の自由度確保、為替の安定の3つを両立させることはできない) 「トリフィンのジレンマ」 (基軸通貨の流通量が拡大すると基軸通貨国の国際収支赤字が拡大し、基軸通貨の信認を保つことができない)

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2010/12/30

ドルの将来、ユーロの展望、人民元の国際化、そして円の課題などを金融システムと経済の動きから丁寧に検証している。 ブレトン・ウッズ体制からリーマンショック、ギリシャ危機に至るまでのここ数十年の金融ネタには触れているので、歴史の復習には良かったかな。 金融の知識が圧倒的に不足している...

ドルの将来、ユーロの展望、人民元の国際化、そして円の課題などを金融システムと経済の動きから丁寧に検証している。 ブレトン・ウッズ体制からリーマンショック、ギリシャ危機に至るまでのここ数十年の金融ネタには触れているので、歴史の復習には良かったかな。 金融の知識が圧倒的に不足しているので、少しずつ勉強せねば。。

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2010/12/01

財務総合政策研究所のランチミーティングで著者が発表するとのことだったので読んでみた。 タイムリーな話題で興味深いが、若干理解しきれず。。。 再読するつもり。 終わりにのところに出てくる国際局長や審議官の名前を知っているのがなんか面白い。

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2019/06/02

[関連リンク] 金融日記:通貨で読み解く世界経済―ドル、ユーロ、人民元、そして円― 小林正宏、中林伸一: http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51755512.html

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2010/09/19

『通貨で読み解く世界経済―ドル、ユーロ、人民元、そして円』(小林正宏、中林伸一、2010年、中公新書) 本書は、円、ドル、ユーロ、人民元といった主要国の通貨について、国際経済の潮流を踏まえながら解説したものである。それぞれの通貨はつながっているから(たとえば円高になればすなわち...

『通貨で読み解く世界経済―ドル、ユーロ、人民元、そして円』(小林正宏、中林伸一、2010年、中公新書) 本書は、円、ドル、ユーロ、人民元といった主要国の通貨について、国際経済の潮流を踏まえながら解説したものである。それぞれの通貨はつながっているから(たとえば円高になればすなわちドル安)、相互の関連がわかっておもしろい。加えて、2010年現在の世界経済の時事ネタも豊富で本当に勉強になる。ただ、国際経済、国際金融の専門用語(たとえば、クレジット・デフォルト・スワップとか、インフレ・ターゲットというようにカタカナのものが多い)がたくさん出てきて、しかも解説があまりないという構成になっている。そのため、初学者は他の国際経済の入門書を読んでから本書を読むか、あるいはそのつどでてきた専門用語を調べながら本書を読み進めるという方法をとるのがよい。後者がおすすめである。 (2010年9月19日 大学院生)

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2014/06/08

「資金の自由な移動」「為替の安定」「国内金融政策の自由度確保」の三つを同時に満たすことは困難であることを、国際金融のトリレンマと言うらしい。ユーロ統合とギリシャ破綻を見るとよく分かる。本書では、従来個別に議論されてきた国際金融と国内経済を、地域通貨(ドル・ユーロ・円・元)別に、課...

「資金の自由な移動」「為替の安定」「国内金融政策の自由度確保」の三つを同時に満たすことは困難であることを、国際金融のトリレンマと言うらしい。ユーロ統合とギリシャ破綻を見るとよく分かる。本書では、従来個別に議論されてきた国際金融と国内経済を、地域通貨(ドル・ユーロ・円・元)別に、課題と見通しも含めた俯瞰的解説を行っている。経済に関わるすべてのひとは、読んで損のない1冊だと思う。

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2010/08/26

印象として文章の一文一文が長いなあと、従って読みにくさって言うのは否めないわけで。 ただ、書いてあることは最近の経済を把握する上で充分な内容であり、これくらいのことを把握しないで金のことを語るのは如何かとも思えるくらい。おれ自身知らない言葉も出てきて、もっと勉強しないといけない...

印象として文章の一文一文が長いなあと、従って読みにくさって言うのは否めないわけで。 ただ、書いてあることは最近の経済を把握する上で充分な内容であり、これくらいのことを把握しないで金のことを語るのは如何かとも思えるくらい。おれ自身知らない言葉も出てきて、もっと勉強しないといけないなあと思った。 何より今は、経済というより通貨そのものに興味を持っている。株やその他の派生商品と違って通貨だけは絶対にどれかはもたなければいけないし、その価値についても興味深いところが多い。 株や国債よりも先に、通貨や為替の知識がないことに何の疑問ももたなかったのがちょっと危ないと思える今日この頃。何気に身近にあるからこそその理解というのは疎かになっていたのかもしれない。 それは特に俺の中でそうで、近い友達やなんかの方が今何をしているとかどうしているとかが気にならなかったりする。まあ遠くのはもっと興味がないけれど、それは今はおいておく。 何にしても今の日本のこれだけ高い円をもって政府が無策なのはもはや政府の所為だけではない。国民も外国の通貨や株式に知識がなく、根本的に外国に対しての見識が欠けているように思える。 世界に出た多くの日本人をもって日本がいい国だからという情報だけで日本に住み続けていては柱をかじるシロアリと変わらない。 通貨というクラスだけではなくそれ以外の点でも、もう国内だけの感覚では自国を維持出来ない状態になっていることを自覚しなければいけない。 その意味で一番動きの早い通貨を扱った本書で何を感じるのか、読むだけ読んでみていいかも

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