日本の成長戦略 の商品レビュー

堀紘一【著】

2014/03/02

震災前に書かれているということで前提はだいぶ変わっているけど、今読んでも参考にできる施策は様々書いてある。どちらかと言うと現場よりのコンサルタントの人だと理解しているので、その視点で考えると極めて具体的。過激すぎる物言いが好き嫌いはあるのだけど、政治家もこのくらいショッキングなことを言わないと日本に喝は入らないのかも。

2013/02/03

この本の終章には、かなり過激な提案が載っている。
これは著者が10年後の日本が世界の中で存在感のない国になってしまうという危惧から来るものだろう。
この先、国に期待するのは残念ながら無駄に終わる気がする。
各個人が、5年後、10年後、20年後のスパンでどのようなことが今後起こるかアンテナを張り、どのようにして自衛していくかが大事ではないだろうか。
とりあえず、英語はやらないとだめだと…

2012/10/12

ところどころに本気か？とか、そりゃないでしょと思うところもあったけれど普通の新聞の社説なんかでは見ないような意見でとても楽しく読めた。
ちょいちょいポイントをまとめてくれるし、何よりも字が大きくて読みやすい（そんなとこだが）

○成長戦略を進める上での三本柱
1.コストではなく付加価値で勝負
2.単品ではなくセットで勝負
3.大ロットではなく小ロットで勝負

○日本の再生を阻む三つの問題
1.緊急に新しい国家方針が必要なのに、それを一向に提示できないでいる。
2.バブル経済に浮かれて制度的な改革をやってこなかった
3.膨大な借金と国民の高齢化・少子化に何ら有効な手を打っていない

○高校卒業後、三つの選択肢を選んで社会勉強を
1.青年海外協力隊に参加
2.自衛隊に入隊
3.福祉活動をする

○日本を凋落させた三大元凶
1.マスコミ
2.政治家
3.文部科学省

○究極の改革
1.所得税をゼロにする
2.相続税や100%にする

2011/10/09

地方の高卒が卒業後まともな収束先がない社会はまともではない。
量産化では韓国台湾中国に勝てない。
日本人に向いている新産業とは「環境、省エネ」色々な産業を組み合わせる必要があるので全てに水準が高いので有利。また世界で一番清潔好き。もうひとつがアジア進出。
日本のお菓子の包装技術は世界一。米国では包んである包装紙に切れ込み画入っていない。
韓国が映画やテレビを無料でアジア各国に提供している国策で、文化を21世紀の最重要事業と位置づけている。そこで使われている韓国製化粧品のイメージがよくなる。
米国を牛耳っているのはユダヤ。もはやアングロサクソンの国ではなくなっている。金融、石油、流通を押さえている。金融資本主義はユダヤの哲学。ヨーロッパ金融もしかり。それに対抗できるのは中国人のみ。中国は紙や火薬など偉大な発明をしてそれがヨーロッパに輸出された。

2010/10/03

＋＋＋　ヒットしたフレーズ　＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
・高卒者が地元で働ける社会に。サービス業では雇用は確保できない。少しくらい人件費が高くても、それに見合った製品をつくれ。
●「日本再成長」。「環境」と「アジア」。
・天然資源もない狭い日本にあるのは、「人」と「人の和」。「教育」が最重要。

2010/08/09

　日本社会を蘇らせる方法について書いた本。ちょっとお粗末だなぁ～、というのが第一印象。各々で指摘されていることは正しいように思えるのだが、章毎の関連性がいまいち見えない。税金とかは具体的に計算してみないと分からないから、何とも言えない。あと、露骨に勝間の悪口言い過ぎｗｗ面白かったけど笑